米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

劇場公開日:

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

解説

戦後、占領下の沖縄で米軍の圧政と戦った政治家・瀬長亀次郎の生き様を描いたドキュメンタリーの第2弾。那覇市長や衆議院議員を務め、不屈の精神で戦い続けた瀬長亀次郎の人生を追い、平成30年度文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞など数々の映画賞を受賞した前作「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」に続く今作では、カメジローの生涯をさらに深く掘り下げると同時に、本土復帰へ向けた激動の沖縄を描き出していく。カメジローが残していた230冊を超える日記を丹念に読み解き、妻や娘らと過ごす家族の日常や、政治家・夫・父親などカメジローのさまざまな顔を浮かび上がらせていくほか、1971年12月4日の衆議院沖縄・北方問題特別委員会で時の首相・佐藤栄作と繰り広げた激論の記録映像が収められ、現代へと続く沖縄の解決されない問題や事象の原点を浮き彫りにする。

2019年製作/128分/G/日本
配給:彩プロ
劇場公開日:2019年8月24日

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映画レビュー

4.0沖縄返還運動に大きく寄与したと呼ばれる政治家、瀬永亀次郎のドキュメ...

2022年5月2日
PCから投稿

沖縄返還運動に大きく寄与したと呼ばれる政治家、瀬永亀次郎のドキュメンタリー。
米軍占領下、米軍兵が組織的に民家に襲来し女性をレイプしまくっていたという”事実”は、知らなかったし衝撃だった。

そういう事を知るのも大事よな~。

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クラゲ男爵

4.5あの時代の沖縄に立ち上がる勇気を与えた男

2022年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ちょうどこの映画を観る数ヶ月前に
同じ時代を描いた小説「宝島」を読んでいたので
さらにのめり込んで見てしまった。

戦後の沖縄は地域性もあるが
中南部はアメリカにやりたい放題やられていたそう。
日本政府がアメリカの顔色を伺うのもわかるけども
沖縄の人たちはメチャクチャな生活を強いられていた。

ニュースにもならない米兵による事件や殺人がまかり通っていた中で、
冤罪で投獄されたり、殺されてもおかしくない中
それこそ不屈の精神でアメリカと日本と戦った男。

この気持ちは忘れてはいけない。
そう思わせてくれる映画。

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fiiiga1

4.08月15日に

2021年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

76年前の戦争で戦場になった沖縄。まともな政治家を必要とし、亀二郎を政治家に押し上げたのは沖縄県民。菅政権下でのパンデミックを経験し、やはり政治家の質を決めるのは国民なのだという事が良く分かりました。

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ミカ

4.0戦後変わったことは「返還された」だけなのかもしれない

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大変お恥ずかしいですが、僕は瀬長さんのことは存じ上げませんでした。
本作で知ることとなりました。島田さんを描いた映画の流れで鑑賞です。

一昨年から映画鑑賞の機会を増やすようになり、戦中の沖縄に関するドキュメンタリー作品もいくつか鑑賞してきました。本作もその一環で。
沖縄に関する作品を観るごとに、日本の中で沖縄並びに沖縄県民の方々しか味わっていない、「本土決戦」=「住んでいるところが戦場になる」・・・この過去が一体何の教訓になり、日本は如何に
それを生かしているのだろうか?と生かしていくにはどうすれば良いか?をしっかり考えなければ・・と再認識です。そして、いつも思いますが、僕は戦時、戦後の沖縄、並びに日本の歴史にどれだけ無知なんだろうか?と愕然といたします。

本作は瀬長さんの不屈の生涯を膨大な日記の情報をベースに描いていきます。
先人が残した意思と悲しい遺産を風化させないため、その経験を生かし沖縄の方々に同じ思いをさせないための活動を追っています。
なぜ基地を反対するのか?それは再び戦場になる恐れがあるから。
その意思、信念の強さは当時の佐藤首相に熱弁をふるう姿にあらわれています。
もしかしたら過激思想、バランス感覚を無視しているとも見えるかもしれませんが、命を守るためです。命以上に大切なものはないはずです。

沖縄が課せられている対アメリカ施策(と思える)の負担の大きさは、きっと戦時、戦後から変わっていないし、何らかの「変えよう」という政治家もいないのが現実なんでしょう。
あっちを立てると、こっちが立たなくなる。全員が満足する結果なんてない・・・のかもしれません。しかし、可能性はゼロではないのではないかな?と瀬長さんのドキュメンタリーを鑑賞した後に思いました。

じゃぁどうするべきなのか?
僕は答えがありません。しかし、選挙のたびに、国政選挙のたびに瀬長さんや島田さんを思い出し、沖縄の課題をどうするのか?に注目をするようになると思います。

僕たちは先人の経験、歴史を知り、認識し、理解し、悲しいことは繰り返してはならないという責務があるんだと。

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