劇場公開日 2019年6月15日

「待たされただけの面白さがあった」ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 ローチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0待たされただけの面白さがあった

2019年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

1話の公開からだいぶ経ってしまったので、どういう話だったか忘れていそうな気がしたが、本編前に振り返りがあったので良かった。今回の大洗学園の面々の戦う理由付けが弱いなと1話で感じていたのだが、そこを2話で補強してきて、ドラマパートも今後盛り上がっていきそうな予感がした。
2回戦は知波単学園戦だが、突撃だけしか頭にない連中が見事に成長していて頼もしかった。他校同様カリカチュアされているのだが、旧日本軍がモデルなだけに妙にリアリティを感じてしまう。撤退や転身を「さよなら突撃」と名付けるみたいなレトリックも、どこぞの国の国会答弁のようだなと思ってしまった。2回戦の舞台のジャングルの地形のモデルはあったりするのだろうか。東南アジアっぽいなあとは思うが。知波単学園戦にそういう舞台を用意したのも面白い。続きを早く観たいが、また1年以上待たないといけないのはつらい。しかし、待たされたのも納得のクオリティだった。

杉本穂高