劇場公開日 2018年11月16日

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ボーダーライン ソルジャーズ・デイのレビュー・感想・評価

全162件中、1~20件目を表示

4.5前作超えのウエスタン・カルテル版

2018年11月28日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

エミリー・ブラントのエリートFBI捜査官が国境地帯で展開する麻薬戦争の真っ直中に投げ込まれ、彼女の目を通して地獄絵を描いた前作から、待望の続編はベニチオ・デル・トロの暗殺者、アレハンドロに主眼が移ったことで、父親の執念のドラマへと完全にシフト。カルテルに妻子を殺されたアレハンドロが、任務遂行の過程で道中を共にすることになる敵方の娘に、とても微妙な愛憎相半ばする感情を抱き始める件は、渋いし切ないし、それ故に殺伐感が半端ない。そんな男の激しく揺れ動く内面を、ほぼ無表情で演じきるデル・トロは、オスカー受賞作「トラフィック」に匹敵する出来映えだ。観ようによってはウエスタン・カルテル版ともとれる本作は、数少ない前作超えの続編として記憶されるべきだと思う。

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清藤秀人

4.0このイタリアからやってきた奇才は想像以上のバケモノだ。

2018年11月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

ヴィルヌーヴ不在の続編など牙を失った猛獣に等しい、などと大口を叩いていた自分を呪いたくなるくらい、この続編には心臓を勢い良くズバンと射抜かれた。ぐうの音も出ないほど完敗である。今となってはエミリー・ブラントを出さなかった理由も痛いほど理解できる。彼女は自ら物語を切り開くヒロインだったわけではなく、むしろ観客目線で暗黒世界に足を踏み入れるカナリアだった。そんな彼女も現場を去り、そして我々は遂に誰の目も介することなく、あのヤバすぎる男たちのヒリヒリするほどの本性を直接的に目撃することに。ヴィルヌーヴからバトンを受け取ったステファノ・ソッリマ監督は、前作ほどの研ぎ澄まされた鋭さはないにしろ、猛獣が檻から放たれたような激しさと、心の痛みや悲しみを剥き出しにする演出が秀逸。それから本作はとにかくデル・トロとあの少女が魅せる。全くなんという骨太な展開なんだろう。おかげで今から最終章が楽しみでならない。

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牛津厚信

4.0ベニチオデルトロ

2024年3月17日
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鑑賞方法:VOD

この男につきる。メキシコ麻薬カルテルとの戦争をリアルに感じさせるドラマに仕上がっている

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まさ

4.0もう一回続編が来てほしい

2024年2月25日
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鑑賞方法:VOD

採点3.9
前作はエイミーブラント目線でしたが今回はデルトロ目線。
何か別物っぽい感じがしたんですが、続編というよりスピンオフみたいですね?
視点が変わるだけでこれだけ雰囲気が変わるのがすごい。
やはり今回も脚本が素晴らしいです。
カルテルの争いに自身の復習も盛り込ませた、ヒリヒリするような作りでした。やはり見事ですね。
ただ、ラストは好みが分かれそうな感じでしたか。
これはもう一回続編が来てほしいですね、是非観たいです。

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白波

4.0野獣の様な一匹狼ベニチオ・デル・トロとメキシコ麻薬王娘の美少女イザベラ・モナーが一緒に逃げる展開は絵になっていた

2023年12月13日
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鑑賞方法:VOD

単純

興奮

知的

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Kazu Ann

3.0前作のケイト目線は必須だった。

2023年7月21日
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ポスターに前作のヒロイン・ケイトが
いなかったので「おや?」と思いつつ鑑賞。

いや、今作もつまらなかったわけじゃない。
むしろよくできてました。
しかし、続編だからね。

正義感溢れる傍観者ケイト。
一見軽薄なマット。
不気味なアれハンドロ。
この三つ巴キャラクターと、緊迫感溢れる演出。
それが前作の骨格だとしたら、
今作は筋肉はモリモリだが、骨がスカスカな感じ。

前作のレビューで
「ケイト不必要なのでは?」という意見を
何件か見たが、
絶対に必要だったって証明されたね。

という映画でした。
「未来の話をしようか」というラストも
嫌いでした。

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にゃろめ

4.02023 64本目

2023年5月2日
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楽しい

興奮

前作に続いて素晴らしい
監督や、まさかのエミリーがいないという点で
微妙かと思いましたが全然楽しめました。
3作目はあるのか?ないのか?
個人的にはあってほしいし、エミリーに復帰してほしいです

イザベラモナー?

かわいいですね笑

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しゅん13

4.0過去鑑賞

2022年11月24日
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そう言えば、この作品もレビューしてなかったですね。

この作品の魅力をネタバレなしで語るのはかなり難しいですが、前作同様相変わらず迫力のあるヘヴィなシーンの連続で、悉く予想を裏切る展開に目も離せなかったです。

想っていた以上に面白かったのですが、唯一不満と言えばあの終わり方。
あれは狡いですよね。
3部作とは話なので、次回作に続くのだと思いますが、この作品を観終えてから、ずっといろいろ気になり過ぎているんですが、制作に入ったとの話も聞かないですし、いったいいつになったら、この続きが観れるんでしょうか?
本当に待ち遠しいです。

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刺繍屋

4.0ある意味…ボーダーライン。水ください!

2022年10月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

アレハンドロの家で2人が食べていた物!何!?
そこは酒とかじゃないのかアレハンドロ!!
飲み物なしで、まさかのパサパサ系のヤツ!ビスコッティ?
留守に忍び込まれたマットに嫌がらせなのか!?マットも受け入れて酒出せよとも言わないし!
死線を幾度となく潜り抜けて来た2人には水無しビスコッティなんか余裕ってことか!?
まったくワイルドだぜ〜

※しょうもないレビューすみません。

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べすぱ

2.5恐ろしいボーダーライン

2022年10月2日
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ベニチオデルトロ扮するアレハンドロギリックは、メキシコのカルテル同士を争わせるため雇われた。ギリックにとっては家族の恨みを晴らすチャンスであった。米国麻薬取締局は汚い手を使う事も自由だと言う。恐ろしいボーダーライン。前トランプ大統領が、メキシコの金で国境に壁を作ると言っていたが、治安が悪い事この上ないんだろうね。

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重

4.0凄絶

2022年9月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

2.5ストーリーに無理がある

2022年9月18日
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鑑賞方法:VOD
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やぶとら

3.5続編にしては面白いけど、現実味が損なわれた感じが残念。

2022年7月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

前作の気持ち悪さ、理不尽さを踏襲しつつ、流石に「それやったらメチャクチャ」みたいなところがある。

前作は法律などのしがらみに翻弄される現実がヒロインの葛藤となって上手く表現されていただけに、何でもアリの本作は少し残念だった。

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キムラ

4.5暗殺者・シカリオたちの世代交代

2022年6月25日
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かせさん

0.5脚本がヘタ。退屈すぎる

2022年6月24日
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出てくるキャラクターがどいつもこいつもクソで、この映画のどこに感情移入して見ていたらいいかわからない。 こいつらの作戦が成功しようが失敗しようがどうでもよく全くハラハラできない 。一人だけまともそうな青年が出てくるが、彼がこの先どうなるのかという点だけで映画を引っ張るのは無理。面白く見せるための工夫が全くない。シナリオライターが無能過ぎるせいで途中で嫌になった。

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タンバラライ

4.0視点は変わるも世界観は変わらず、静かな緊迫感は必見。

2022年6月23日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

前作に続き国境という境界線に、密入国とマフィアという社会問題、圧倒的な暴力。前作に比べるとアレハンドロの動機が薄かった気もするが、マットを含めた心境の変化などの見せ場もあり、綺麗にまとまっている印象。

銃を構える相手の指先一つに、命が委ねられている緊張の見せ方がとにかく秀逸。脅し、威嚇、制圧。銃社会ではない日本では想像も出来ない程の恐怖。
ベニチオ・デル・トロが淡々と冷静に、ジョシュ・ブローリンを筆頭にしたむさ苦しい男達が熱く、恐怖と共に棲んでいる世界観が恐ろしくも心地良いのが不思議。

その中で紅一点、華を添えたイザベル役のイザベラ・モナー。"マフィアの娘"から、誘拐されての"人質"という役を見事に演じきり、死という恐怖を突きつけられた表情が素晴らしかった。

前作の音楽担当ヨハン・ヨハンソンに代わり、本作はヒドゥル・グドナドッティル。濁点が多くて勝手にゴツイおじさんをイメージしていたら、とても上品なべっぴんさん。前作に負けず劣らずの素晴らしい音楽。作品の雰囲気は決して損なわず、寧ろ不安を煽る場面での曲は鳥肌モノ。
自身お初かと思いきや名作【メッセージ】にも参加、【ジョーカー】ではアカデミー作曲賞受賞と驚きの経歴。。。勉強不足すみませんでした。

原題が『Sicario』という事をすっかり忘れていたが、最後の最後にきっちりと思い出させて貰った。途中ミゲルがどの様にアレハンドロに絡んでいくのかと思ったら、さすがの脚本テイラー・シェリダン。ゆっくりじっくり積み上げる起承転結、難しい内容を万人に分かりやすく。そして、綺麗に続編を期待させるラスト。オススメの良作。

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アル

4.5不死身の男!

2022年6月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

ボーダーライン!
やはりマットとアレハンドロの物語だった👍
今作では、より彼らCIA工作員の非情な仕事振りを掘り下げていくことになる👏
ジョシュ・ブローリンは今年の顔だなぁ‼︎
ベニチオ・デル・トロも、何気にインフィニティウォーでジョシュとの共演も果たしてるし🎶

ボーダーラインシリーズ!
素晴らしい👍
3作目にも期待大👏

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ヒックス伍長

5.0ある意味奇想天外

2021年9月18日
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麻薬王の娘をダシに使うはずが、やはり計画通りにはいかず。
前作は攻める側、今作は攻められる側。

意味深なラスト。

ベニチオ・デルトロは相変わらずカッコいい。

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Riri

4.0前作の方が面白かった

2021年5月28日
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鑑賞方法:VOD

前作は主人公の視点から、本当の「正義」とは何か?
と言うことを問いかけていて、それが面白さの軸だった。
だが、今回は単純に傭兵の復讐という視点で物語が進んでしまったために、
「正義」に対する問いかけの重さがなくなってしまったように感じる。

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とんぬら

3.5鬼は滅しない

2021年2月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

前作同様、乾いたムードと不安な音楽。ムサい男達で画面は暑い。そんな中、頭の回転が早く勝気なイサベルが華を添える。でも、この娘はキャーキャー騒がないし、自分の置かれた状況を必死に分析してるし、毅然としてる。若いのにたいしたもんだ。こんな子は応援してあげたい。若い子といえばもうひとり、アレハンドロを撃ったミゲル。こちらも無防備ながら、なんか太い。次作があるなら、この2人を主軸にした物語になりそうな予感。楽しみ。

しかし、アレハンドロは死なないなー。鬼は不滅ですな。このままバンパイアになって、ずっと生き長らえて欲しい。

クレジットの最後に「ヨハン・ヨハンソンに捧ぐ」とあって、音楽担当の人が亡くなったのを思い出した。ヨハンの息子ヨハンよ、安らかに…。でも、同じアイスランド出身のヒドゥル・グドナドッティルもいい仕事してたと思う。アイスランドって小さい島国なのに、才能あるアーティストがよく出てくるなぁ。

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ぷにゃぷにゃ