劇場公開日 2019年1月11日

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「張り詰めた不気味な世界観。己の過去との壮絶な戦い。」蜘蛛の巣を払う女 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0張り詰めた不気味な世界観。己の過去との壮絶な戦い。

2019年2月2日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:世界規模の危機と、自身の過去が絡んだ不気味な脅威を前に、孤軍奮闘するヒロインの活躍が、サスペンスとして上質。アクションも圧巻。
否:設定や展開にかなり無理があり、ツッコみどころも多い。グロシーンもあり。

 予備知識は、特段なくても大丈夫そうです。終始漂う不気味な空気感の中で、次第に全貌を現してくる自身の過去からの脅威に、ヒロイン・リスベットがどう立ち向かっていくのか、観ていてハラハラさせられること請け合いです。
 サスペンスとしては勿論ですが、アクションもかなり迫力があります。緊迫したカーチェイスや、クライマックスでの息詰まる攻防戦は必見です。
 展開はかなりご都合主義で、主人公達が危ういところをギリギリで助かっていく辺り、お約束が満載な感は否めませんが、ミステリーやサスペンスが好きな方には、是非ご覧になっていただきたい作品です。

映画コーディネーター・門倉カド