劇場公開日 2019年5月10日

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「80代の“ワンダーウーマン”は今日もダンベルを持ち上げる」RBG 最強の85才 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.080代の“ワンダーウーマン”は今日もダンベルを持ち上げる

2019年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

本作製作のきっかけは、被写体であるルース・ベイダー・ギンズバーグが、アメリカで「ノトーリアスRBG」というニックネームで若者に熱狂的に支持され、ポップアイコン化したのを受けてのもの。
従って、当初は彼女の人気に便乗した側面もなくはない。
しかし製作過程で、アメリカでは、彼女が心血を注いできた様々な差別撤廃に反する事態が次々発生。
それによって、本作の製作意図に新たな大義名分が生まれたという点が面白い。

伝記映画『ビリーブ』でも夫の内助の功が描かれていたが、本作で本人の映像を観ると、実に良く出来た旦那さんだった事が伺える。
御年86歳になっても、“ワンダーウーマン”RBGは、今日もダンベルを持ち上げるのだ。

regency