劇場公開日 2018年9月7日

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「【ポリオによる障碍を前向きな気持ちで克服した実在の夫婦の姿に感銘を受けた作品。主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドが絶望の淵から生の喜びを再び見出す姿が印象的な作品である。】」ブレス しあわせの呼吸 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【ポリオによる障碍を前向きな気持ちで克服した実在の夫婦の姿に感銘を受けた作品。主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドが絶望の淵から生の喜びを再び見出す姿が印象的な作品である。】

2019年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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 ー 20世紀半ば、28歳でポリオに罹患したため首から下が麻痺し、人口呼吸器が無ければ2分と生きられないと宣告されながら、妻ダイアナ(クレア・フォイ)からの尽きる事のない無償の愛や献身的に世話をする親類(双子の兄弟:トム・ホランダー)、知人達の絆により64歳まで人生を豊かに過ごしたロビン(アンドリュー・ガーフィールド)の姿を明るいトーンで描いた人間性肯定感の強い感動作。ー

■プロデューサーはロビンの息子、ジョナサン・カヴェンディッシュ。正にこの親にしてこの子在りともいうべき感動作を世に出して来た方だ。

◆感想

 ・人口呼吸器がどんどん改良されていく過程
 ・改良度が進む度ロビンの笑顔も増していき
 ・行動範囲も広がり、果てはスペインへ旅立ち素晴らしい経験をする場面
 ・そして、ロビンと同様に首から下が麻痺した人々が改良された人工呼吸器を装着した車椅子で笑顔で列をなし進む姿・・

 モーション・キャプチャーの第一人者、アンディ・サーキスが監督を務めた、質の高いイギリス映画である。

<2018年9月7日 劇場にて鑑賞>

NOBU