劇場公開日 2018年12月21日

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「情操教育に是非。親友同士に課せられる、それぞれの選択。」シュガー・ラッシュ オンライン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0情操教育に是非。親友同士に課せられる、それぞれの選択。

2019年2月27日
PCから投稿

楽しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:親友と持つ夢が違い始めた時、2人が向き合うことになる葛藤が、情操教育にはピッタリ。ディズニーキャラクター満載の世界観もステキ。
否:シーンによっては結構怖めなので、小さい子が怖がってしまいそう。前作の知識もあった方がイイ。

 本作とは全く関係ありませんが、「HiGH & LOW THE MOVIE2 END OF SKY」で、岩田剛典さん演じるコブラが
「一緒にいるだけが仲間じゃねえ。」
って言っていたのを思い出しました(笑)。非日常のスリルを追い求めてやまないヴァネロペと、とにかく決まった毎日を幸せに暮らしたいラルフ。それぞれに違う想いを抱き始めた親友同士に、インターネットの世界という巨大な不可抗力が加わった時、2人が踏み出した先に待つそれぞれの決断に、思わずグッとくるものがあります。
 そして何といってもこの作品のもう1つの魅力は、そのボーダーレスな世界観。プリンセス達を始めとするディズニーキャラクターが、文字通り次から次へと登場したり、実在するSNS等の会社名の看板がこれでもかと出てくる様子は、驚きを通り越して圧巻です。
「あ、これも出てくるんだ(笑)。」
なんて探してみるのも面白いと思います。
 ただ難点としては、家族で観られる作品ではありますが、小さい子が怖がりそうなシーンが結構あることでしょうか。特にクライマックスのシーンなんかは、大人でも結構ゾッとしてしまいそうな感があります(笑)。詳しくは是非実際にご覧になってみて下さい。情操教育には最適な作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド