劇場公開日 2019年3月8日

「映像の好みは両極端。個性的すぎるスパイダーマン大集結!!」スパイダーマン スパイダーバース 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5映像の好みは両極端。個性的すぎるスパイダーマン大集結!!

2019年5月9日
PCから投稿

悲しい

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:知識は最悪不要。未熟な少年が、自らの運命に苦悩し葛藤しながらも、少しずつ成長していく様に、思わず胸が熱くなる。並行世界の風変わりなスパイダーマン達も魅力的。
否:映像がかなりチカチカしたり回転したりするので、気をつけないと酔ってしまいそう。ストーリーもかなり荒唐無稽。

 スパイダーマンの知識は、特になくても楽しめそうですが、知っているとより楽しめる感もあります。
 ひょんなことからスパイダーマンの力を持ってしまい、本家のピーター・パーカーをも失ってしまった少年・マイルス。そんな未熟な彼が、並行世界から導かれた異色のスパイダーマン達に支えられながら、少しずつその運命を受け入れて立ち向かっていく姿に、思わず感動させられます。
 ただこの作品の特徴でもあり難点でもあるのが、そのカラフルな色彩による映像です。かなりチカチカするので、ずっと観ていると、人によっては寄ってしまうかも知れません。
 ストーリーも冷静に考えるとツッコみどころだらけなんですが、それを言うのは野暮というもの(笑)。スパイダーマン達のド派手な活躍を観られる本作ですので、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド