切り裂き魔ゴーレム

劇場公開日:

切り裂き魔ゴーレム

解説

19世紀のビクトリア朝ロンドンで起きた連続猟奇殺人事件を題材に、史実と虚構を織り交ぜながら描いたピーター・アクロイドのミステリー小説を映画化。ロンドンで連続殺人事件が発生し、容疑者として4人の名前が挙がった。その中には日記に殺人の美学をつづっていた脚本家クリーもいたが、彼は既に別の事件で死亡しており、女優である妻がクリーを毒殺したとして逮捕されていた。連続殺人事件を追う刑事キルデアは、クリーの妻の裁判の行方を見守るうちに彼女の無実を確信。彼女に言い渡された絞首刑が執行されるまでのわずかな時間で、夫殺しの真犯人と連続殺人事件の真相を追う。刑事キルデア役に「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイ。共演に「ぼくとアールと彼女のさよなら」のオリビア・クック、「高慢と偏見とゾンビ」のダグラス・ブース。「キングスマン」シリーズのジェーン・ゴールドマンが脚本を手がけ、「ペインレス」のフアン・カルロス・メディナ監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。

2016年製作/109分/イギリス
原題:The Limehouse Golem
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2018年2月6日

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(C)2016 Number 9 Films (Limehouse) Limited

映画レビュー

3.5もし自分の境遇が主人公と似ていたらどうするか?と考える

2024年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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ユミカ

3.0終盤までしっかりと謎解きの楽しさを残してくれる

2024年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

上質なサスペンス。19世紀イギリスの雰囲気もおどろおどろしい感じが表現できていて、こりゃーいい映画に出くわしたなーと終盤までは満足な展開。

冒頭はある劇作家クリーの服毒死から始まり、自殺と他殺両面が考えられる状況だったがメイドの証言から劇作家の妻リジーが容疑者として逮捕される。
一方で最近起こっている連続殺人の捜査を任されたキルデア、そのゴーレムと名乗る連続殺人の容疑者の中に、この服毒死を遂げたクリーが含まれてた。
この二つの事件のカギとなるリジーの半生を追いかけつつ、殺人の真相に迫っていく。

リジーが大衆演劇の人気女優、死亡した夫が売れない劇作家、そしてリジーが人気女優に上りつめた演劇場の看板俳優ダン・リーノの三人がそれぞれ複雑に絡み合う人間関係を表現するために、大衆演劇の上演シーンが幾つか挿入され、それらがまた事件を反映させるような内容だったり、犯人が残していった本に刻まれた殺人の記録の筆跡を照合するため、ゴーレムと思しき人物に日記の内容を書かせつつ、その記載している容疑者があたかも殺人を犯しているような再現描写があったりと、いくつもの方法で物語を煙に巻いてくる。

どんどん容疑者が絞られ、リジーとクリーの服毒事件の真相も少しずつ明らかになっていく中で時間だけがどんどん過ぎてしまい、ついにリジーの夫クリーへの服毒殺人事件に対する判決が下される日がやってくる。

真相が徐々に明らかになっていくタイミングもれぞれの仕掛けも面白くて、結構終盤までずっとハラハラドキドキ。オチも自分的には相当驚いたし、えー!って声も出そうなぐらい。

それだけに、最後がちょっとどうなのよと思ってしまった。オチがどうこうとか、犯人がどうとかそんな話ではなく、むしろそれはまずまずよくできた話なのに、結末が何パターンも出てきてどれがホントか分からんという、今まで感じたことのない戸惑いを感じつつ、そのままよく分からないまま終了してしまった。

大したことない伏線の回収は別にええんだけど、なんか大事なところはちゃんとどうなったかはっきりして欲しかった。欲を言えば犯人の殺人動機もさっぱり見えんかった。
あれでは単なるサイコパスですな。

結末だけはもっとシンプルにして欲しかった。他はまずまず楽しめた。

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ハルクマール

3.5雰囲気は好き

2022年1月2日
iPhoneアプリから投稿

なんか色々と惜しい映画。
劇中劇が糞つまらない。まじで酷い。
あと最後の事故もいきなりすぎてなんだかなあ。

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承太郎

4.0老刑事ビル・ナイ

2021年2月28日
PCから投稿

連続殺人事件で暗く沈む19世紀ロンドン。
そのさなか、夫惨殺の罪で若妻が留置された。
老刑事が、若妻の無実を証明すべく、
犯人探しに翻弄するが、連続殺人事件の被害者たちと
若妻との複雑な接点が見え隠れする。
回想部分が複雑だけれど、ミステリーとしては上出来。
老刑事を演じたビル・ナイも以外と作風にぴったり。

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miharyi
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