SUNNY 強い気持ち・強い愛のレビュー・感想・評価
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キャスティングの妙が際立つ逸品
韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を大根仁監督、川村元気プロデュースでリメイク。
広瀬すずをはじめ、山本舞香、池田エライザらがコギャル文化全盛期だった90年代を生きているが、ちょっと上の世代のため冷めた目で眺めていた自分が見ても、懐かしさでいっぱいになった。
音楽の使い方も秀逸で、クラクラした。
もっとヒットしても良い作品だし、もっと評価されてしかるべき作品だと感じたが、同世代の友人たちに聞くと「私たちも気になって、見に行きたいんだけど、子育てで忙しいからDVDまで待つ」という声が圧倒的に多かった。とはいえ、もっと多くの人に見てもらいたい作品であることに間違いはない。
懐かしい90年代
この映画に描かれた時代に高校時代を過ごしたので、懐かしい気分になった。ビジュアルの再現度はかなり高かったのではないだろうか。クラスにこういう女子いたな〜と思えたし。
韓国版に比べてシビアな社会情勢的な要素は薄まっているが、そういうことに無縁なままで青春を謳歌できたのがあの時代だったりもするので、これはこれでありだろう。しかし社会を反映していない作品では決してない。高校時代、あんなに輝いていた5人の行く末は明暗が分かれる。経済的に男(夫)に頼れた2人(奈美、裕子)は裕福に暮らし、そうでない2人(梅、心)は苦しい生活を送っている。その構図自体に日本社会の不平等感が刻印されている。そんな社会にあってもそんな中、リーダーだった芹香だけは自らの才覚で人生を切り開いた。
まあ、小沢健二でダンスするコギャルが当時いたかどうかというと、多分あんまりいない気がするが、そこだけは監督の好みが優先された印象。
俳優陣たちが一人、また一人と色彩を重ねていく様に心打たれる
韓国で大ヒットを記録した同名映画のフォーマットを日本の90年代カルチャーに当てはめて織りなした野心作。このようなリメイクの形は世界中に国の地域の数だけあっていいし、その全てを横断的に鑑賞するのもとても意義深いカルチャー・スタディになるように思う。つくづくこの源泉が持つ底知れぬ純度に恐れ入るばかりだ。
安室奈美恵を始め90年代を彩るアーティストの楽曲群を散りばめた本作は、とりわけ序盤の長回しのダンス・シークエンスなどに、単純な「楽しい!」を超えた、ひとかたならぬ心意気を感じさせてやまない。篠原涼子ら大人になった仲間たちの面々が一人、また一人とカラーを重ね合わせて物語を紡いでいくドラマ性も見ごたえあり。それぞれに対応した「若き日の彼女たち」も誰もが鮮烈な存在感を放つ。筆者はほぼ同世代ゆえ無条件にノスタルジーを射抜かれたが、一方で若い世代の方々はどのような感想を持たれるのか気になるところだ。
懐かしい??
世代が同じなんで高校生時代は懐かしいと思った
半分くらいw
女子高生のあの感じは男なんで半分くらいしか分からんw
でも周りの子はあんな感じやったしそこは面白かったな!
それにしてもリリーフランキーの存在感よ
あの人出るシーンは全部持って行くw
好きやけどね〜
モテキと似てるなぁと思ってたら監督大根仁なんや
いいね〜
高校時代の思い出って?
本作も三浦春馬さんが見たくて鑑賞。
あのヘアスタイル、似合わないですね。
色気?を感じるかもしれないけれど。
でも、広瀬すずちゃんがビビっているみたいに、近くに来たら綺麗過ぎて何も考えられないだろうな。
広瀬すずちゃん、超可愛いのに役柄でダサいとか言われてるの不自然。いくら防臭剤の匂いプンプンの毛玉だらけのカーディガン着ていたって。
20年後の話と行きつ戻りつ映されて、
グループのしっかり者芹香は、事業で大成功したにもかかわらず余命宣告された身。
平凡な専業主婦ながらまあまあ幸せ?な生活の奈美。
不動産業の社員ながらノルマ達成できない梅。
医者と結婚したものの浮気されている裕子。
モデルだった奈々は、クスリやっていた同級生とのトラブルがあり姿を消して音信不通。
借金を抱えた井口心。
ハチャメチャながら楽しかった高校生活を懐かしみつつ芹香を皆で送り出す為?に集合?
高校時代仲良かったのなら、探偵雇わないと見つけられない、ってどうなんだろう。
一人につき10万円以上出して。
同窓会もあるし、電話で招集かけられる筈。
リリー•フランキーを出したいからだろうか。
藤井渉も落ち着いていたのはわかるけど、
ああなるかな?イメージ違う。
息子がソックリ❗️超イケメン。
文化祭だからと言ってクスリやっている子を野放しにする?
芹香のお金持ち具合が明かされて、
遺産等を友人たちに分けたり出費を惜しまない太っ腹なところがあったりするが、
親族が誰も出て来ず不自然だなと感じた。
出演者だけ、とても楽しんでいたみたい。
日本で一番CDが売れてた90年代‼️
オリジナルの韓国版に負けず劣らずの秀作‼️特にキャスト陣‼️現代のパートは篠原涼子、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美という豪華布陣‼️高校時代も山本舞香はヤンキー感がよく出ているし、広瀬すずのダサい感、池田エライザもモデル感がよく出ていて、なかなかの好演‼️ただオリジナルの韓国版もそうですけど、奈々の殺傷事件があったから連絡を取らなくなって20年、というのがワケわからん‼️親友だったらそういう時こそ助け合うと思うんだけれども‼️そして冒頭の久保田利伸の「 LA・LA・LA LOVE SONG」に合わせて大勢の女子高生が歌い踊るダンスシーン‼️これが一人一人のダンスクオリティーが低く、しかも揃っていないため、チョット見苦しい感じになってしまったのが残念‼️加えて90年代ということもあり、全編に安室奈美恵やTRFの音楽が流れすぎるのもチョット変な感じ‼️自分なんかは違うんだけど、やはり世間一般的な90年代のイメージというのは、小室哲哉の音楽なんでしょうね‼️
女性の友情物語
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偶然行った病院で、昔の友達が入院してるのを見かけた篠原。
彼女らは高校時代の仲良し6人組SUNNYのメンバーだった。
その友達はリーダー格で、田舎者だった自分を変えてくれた存在だった。
リーダーは余命1ヵ月で、SUNNYのメンバーに会いたいと言う。
篠原は探偵を使って一人一人見つけて行くが、それぞれ問題を抱えてた。
遊び人の夫と結婚してしまったうえに仕事が出来ずパワハラを受けてる渡辺、
玉の輿に乗ったが浮気されまくりの小池、アル中のともさか。
篠原自身も彼女らよりマシとは言え、夫や娘としっくり行っておらず鬱々としてた。
そんな中でリーダー死亡、葬式で1人以外が集まり、遺言で明るくダンスする。
結局探偵も残る1人は見つけられなかったが、リーダーがSUNNYの新聞広告を打ってた。
それにより最後の一人が登場、ついに勢ぞろいとなる。
最後の一人は高校時代からモデルをしてた、主人公の憧れの存在であり、
最後まで主人公を受け入れなかったが、心通じて危機を救ってくれた子だった。
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劇場で見た。何度となく泣きまくったわ。
上記のようにストーリーを書くと定番というか平凡なんやが、
こういう友情的な話に弱いんよな。
主人公の篠原と、その高校時代の広瀬は共に素朴で深みがあり、感情移入できた。
高校時代の自分を抱きしめるシーン(想像の中で)もまた涙した。
映画見てる時も無意識で他のことを考えてしまってることが多いのやが、
この映画はほぼそういうことが無かった。だから5点つけることにした。
しかし笑ったのが最後に現れた1人、高校時代とめっちゃそっくりやったこと。
よう似た女優見つけて来たなあと思ったら、この子だけ1人2役なのね(場)
ラストのラストまではかなり面白いが…
ジェットコースターのように泣き笑いが起こる展開だけど、ラストは誤魔化された感じ。
美礼がどうしようもないのは仕方ないけど「現在」を知りたかった。落ちるところまで落ちたのか更生したのか、じぶんはかなり心残りがある。
役者さんたちは老若それなりに寄せていて受け入れはしやすかった。
広瀬すずさんのブチギレを篠原涼子さんにもやって欲しかったとか、梅の兄妹話とか、もちろん小野花梨の美礼とか映画でなく連続ドラマならしっかり描けたのかな、と。じぶんの中で評価の高い『Q10』になっていたかもしれない。
ウチらの為の映画じゃね?!
とにかく、ドンピシャの世代なのだ。眉毛を抜き、スカートを折り、ソニプラでルーズソックスを買い、セーターを腰に巻いた。
109で買い物をして、マックでさんざん騒いだ後、カラオケで更に騒いだ。
毎日楽しい事ばかりだったし、1日が24時間しかないことが信じられないほどエネルギッシュだった。
「la la la lovesong」が流れた瞬間、確かにあの頃が甦った気がした。
高校生時代のキャストの「コギャル」っぷりが、もう完璧だし。心と裕子なんて絶対に自分のクラスにいた。梅みたいな子もいたな~。むしろキャラ立ってるから、友達多いんだよな~。
芹香もいたね。学年に1人はいた。姉御だね。奈々みたいな「可愛すぎ!」な子も、奈美みたいなダサかったのにどんどん垢抜けていく子もいた。いや~、マジで懐かしい。
大筋のストーリーなんかは、韓国版と変わらない。でも、いちいち大袈裟なくらいの演出がサイコーだ。イチオシは「やさしい気持ち」がかかるシーン。映画終わった後、2回は観たね。DVDで良かった~!!
全体的にふんわりと女子テイストな物語の中で、ともさかりえの迫力が本当に素晴らしい。出番自体は多くないのだが、彼女のおかげで映画に締まりが出たように思う。
ともさかりえ自身も、ちょうどコギャル世代だ。
「SUNNY」への出演はどんな気持ちだったのだろう?
すでに芸能界で仕事してたから、私みたいに毎日お気楽に青春を謳歌してたワケじゃないが。
韓国版の良い演出は踏襲しつつ、さらにインド映画並みに強烈な演出を「盛って」きた大根監督は、本当に天才なんじゃないかと思う。
やけに「ムトゥ踊るマハラジャ」の話をしてる人がいるな~、と思ってたけど観てみたら気持ちわかったよ!連鎖的に思い出すよねぇ。
個人的に、断然日本版が好き!こればっかりは仕方ない。忘れてたパワーを思い出させる、「失われた世代」なんかじゃない、私たちの為の映画だ。
❇️すずちゃんまた輝いてるね。変顔してても🤪かわいくて幸せになれる。
SUNNY 強い気持ち・強い愛
🇯🇵東京、千葉とか
女子高生の子を待つ家族の母親が主人公(篠原涼子さん)倦怠期で仕事ばかりの夫、反抗期の女と毎日の暮らしで退屈していた。
病院で入院していた昔の友人と会ったことから、昔のなかまを集め、高校時代とリンクして青春と友情を取り戻す。
この仲良し6人の過去で色々あった出来事を回想しながら、再結集する奮闘青春ドラマ。
❇️すずちゃんまた輝いてるね。変顔してても🤪かわいくて幸せになれる。
◎73C点。
★彡こんなファンタジーでハッピーに振り切ってみれば最高に楽しかった。
韓国版の方が、人種が違う分、すごくあり得そうでリアルに感じたので軍配は韓国版が優勝です🏅🎉
🟢感想。
1️⃣1996年頃の時代背景の高校仲良しグループの思い出や恋、友情が誇張されていて面白い。
★彡日本版だと何故か多少の違和感やツッコミはしゃーないかな?
2️⃣女子高生中心に廻る、街の風景や流行の歌なども懐かしい。
★彡洋服、お菓子、お店、音楽、当時の流行最先端が良かった。
3️⃣実際はこんなに上手くいかないよね。
★彡それでもいいじゃないこんな映画があってもと思ってしまうくらい、みんなはっちゃけて、泣いて、怒って昔に戻れるならと思いました。(ここはツッコむところではない映画ですね。)
4️⃣広瀬すずちゃんがメッチャ可愛い。
★彡この人を見ているだけで幸せになってしまうくらい輝いてますね。✨
✨🎧🏫💿📨🤝🫶👊💄👅🚬💊
🈲ネタバレ保管記憶用
現在の私目線(篠原涼子さん)
🌀お金持ちの男と結婚してお金には困ってないが、反抗期の娘と仕事バカ夫との生活が慌ただしくしている日々。
病院で入院していた、高校時代の友人を発見し、ガンで余命一ヶ月と宣告されていた。高校時代の仲間を集めて欲しいと懇願された。
全くその後の手がかりが無いので、探偵を雇い、仲間を探していく。
探しているうちに私は自分を見直しこれまでの生活を取り戻していく。
大人になった仲間には色々事情があって大変だけど、夫が出張している間になんとか探し出した。
最後に学生時代からモデルをしていた奈々の過去の事件もあって行先が見つけられなかった。
突然友人が亡くなり、全員で会う事はなかったが、葬式で集まれた。遺言で遺産の一部を分けてもらったり、仲間のビルを買ったり、薬中治療や美容院開業の資金を出す意向があった。目の前でダンスを踊れば…
過去を思い出しながらダンスを踊り楽しんだあとまさかのイライザが葬式に現れる!
これからみんなでたまに会うことになりそうだ。残りの人生を楽しむことにする‼️
高校時代の私目線(広瀬すずさん)
転校生で田舎者だった私を仲間にしてくれた5人。色んな悪さや楽しい事を教えてくれた。
みんなでダンス大会に出場し、賞金で沖縄に行く目標をかかげ、練習もしていた。
DJをしている三浦春馬先輩を好きになった私。しかし先輩は、私の仲間の現役高校生モデルのエライザがキスをしているのを見てしまい、落ち込んだままダンス大会当日。
派閥戦争もあって、目をつけられていたドラッグ女の生徒に絡まれてしまった。助けてくれた山本とエライザ。
ドラッグ女は鋭利な物で斬りつけてきた所、モデルのエライザがかばい顔を切られてしまった。その後エライザは転校し行方もわからなかった。そしてそのままみんなとは合っていない。
ブリタニさんを病院へ
世代ではないもののノスタルジックな魅力や音楽の部分は文句なし!
でもブリタニさんが薬に手を染めて困っていることと向き合わずひたすら拒絶するばかりの描写はひどい。
まるで楽しいパン工場の仲間たちと、そこに忍び寄るバイキンマンみたいな扱い。倒せばOK。いや、そんなことはない。
彼女がどうしていいかわからなくて荒れ狂っていたり、セリカに救済を求めるゆえにポッと出で仲良くしているナミを目の敵にしているのは誰が見ても明白。
それなのに「薬やめろって何回も言ったよね!?」って、言われたしよしやめよう!なんてそんなん無理だよ。
タバコや砂糖やアルコールでさえ難しいんだから。
普通に更生センターとかに入れてあげてくださいとしか。
そういう依存者の異常状態を理解しようとせず、依存を知らぬ人たちが単に「最低な奴」扱いで話も聞かず突き飛ばすばかり。
未熟なのはわかるけどあまりにも酷では。まるでかわいくないからダメだって言ってるみたい。
そうやって汚いもの扱いした結果、ナナ(池田エライザ)に危害が及んだわけなので…。
社会の中のはみ出しものはただ排除するだけ、その場で暴力を振るって退散させるだけではまた暴力の応酬がある。なのにナミ(広瀬すず)も何回も迂闊に1人になるし。彼女のことをどうなってもかまわない悪としてバッサリ切り捨て、仲間最高!は個人的に後味が悪かったなぁ。
あの子のことも助けてあげて大円団がよかったなあ。。
みんなでダンスして楽しそうだけどさ、ブリタニは悪いからあれでおしまいでオッケー!とは思えないよ。
そしてもう一つどうしても言いたい。
時代設定は1995-1997。つまり生まれたのは1980頃。この頃の名前ランキングを見ると、アイ、エミ、リエという2文字の名前が上位10位に入っているものの、やはり子がつく名前が圧倒的である。しかし彼女たちの名前は、ナミ、ナナ、セリカ、シンにミレイ!?
もう完全に平成生まれ。それらしいのユウコしかいなくない?
どんな確率でこんな革新的な名付けをされた人たちが集まってしまうのか。世代の人に聞きたい、こんな名前の同世代、いましたか??
映像や小道具へのこだわりや再現度は本当に素晴らしいと思います。だからこそここだけ詰めの甘さが気になってしまうんです。
コギャル世代でもないそれこそ平成生まれの桐谷美玲のパロディにした意味もよくわからないです…。
もう一つ、セリカ成功しすぎじゃない?というのがどうしても気になってしまった。
ものすごいお金で解決しまくるラストがなんか不思議で。あれじゃ心の交流がオマケで、もう金の心配いらん!やったー!セリカまじサンキュー!って映画になってしまうのでは?ああ、韓国映画を元にしてるんだと納得しました。シンなんてこれから娘と2人一生分の生活費?どんだけ…??
あと、あからさまにやばかったシンにだけそんなにも単純な譲渡して(税金やばそうですけど)、直美も結構困ってると思うけど…。一回何か買っただけであとは購買のパン奪う勢いで頑張れ!てどうなん?ただお金置いてパンを強奪するのと不動産売るのは違うよね。。
ナミ(篠原涼子)は裕福な専業主婦でありながら幸せを見失っているけれど、仲間に再開できたからまた時々遊ぶのが生き甲斐!て感じでOK?なんかよく考えたら有耶無耶ですよね。
色々言ってしまってすみませんが面白いです。せつないですけど。なんか高校時代が全盛期って不幸なことなのかもなぁと思いました。
そしてとにかくエライザとすずが可愛すぎる。特にすずちゃんは本当に光り輝いている。人間国宝だ
ギャルは日本の元気の源
中年女性の現実と辛さを、ギャル時代に培った元気が全て吹き飛ばしてくれる。
平成のコギャルを見たことはないけど、こんなに元気でハチャメチャで残酷で、でも深い絆があったのかなぁと想像させられた。
平成の明るさ、暗さを体感できる。お気に入りの映画。
普通かな
あの頃ギャルいたねぇ。
流れてくる曲とかすごく懐かしかった
芹香を主人公にしたらもっといいストーリーになっただろうに。芹香のこれまでの想いとか、事情とかおりまぜて。
ナミの初恋とかのエピソードはいらない
残念。
日本版も良いね!
原作の韓国版のを見てからの、続けて鑑賞でした。日本のは封切りの時から気になっていましたが、韓国版が元になっている事は、シム・ウンギヨンさんを辿る中で行き着きました。
キャスティングは、影のある美少女役とリーダー役は、悩んだところだろうなぁと。広瀬すずちゃんや、篠原涼子さんを、改めてすごいと思いました。渡辺直美ちゃんや、小池栄子さんがはまり役に思えるのは、演技ゆえですよね😆楽しめました。
最初のダンスシーンのシークエンスは、とても素敵でした。ただ、この時代はパラパラだったかな…と。
でも、それだと伸びやかさがないから、こうなったのかなとも思えます。
彼女が旅に出る理由。 恋しさと せつなさと 心強さに突き動かされていた、嗚呼懐かしの90's。
末期がんに侵された旧友の呼び掛けに応え、20数年ぶりに再開することになったかつての仲良し女子高生グループ「SUNNY」。
様々な事情を抱える大人になった彼女らの姿と、再会したことにより生じる心境の変化を、90年代と現代を行き来しながら描き出す青春コメディ。
監督/脚本は『モテキ』シリーズや『バクマン。』の大根仁。
主人公である専業主婦の阿部奈美を演じるのは『下妻物語』『ステキな金縛り』の篠原涼子。
女子高生時代の奈美を演じるのは『海街diary』『バケモノの子』の広瀬すず。
豊胸手術をしたセレブ妻、宮崎裕子を演じるのは『20世紀少年』シリーズや『八日目の蝉』の小池栄子。
人気モデルでもあるSUNNYの花形、奈々を演じるのは『オオカミ少女と黒王子』『犬ヶ島』の池田エライザ。
SUNNYのリーダー、伊藤芹香を演じるのは『暗殺教室』シリーズや『恋は雨上がりのように』の山本舞香。
奈美が憧れる大学生、藤井渉を演じるのは『君に届け』『永遠の0』の三浦春馬。
興信所の探偵、中川を演じるのは『バケモノの子』『万引き家族』のリリー・フランキー。
SUNNYのムードメーカーだった林梅の上司、新井を演じるのは『告白』や『モテキ』シリーズの新井浩文。
梅の兄を演じるのは『ちはやふる』シリーズや『君の膵臓をたべたい』の矢本悠馬。
2011年公開の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、舞台を日本に置き換えてリメイク。
リメイク元の作品は未鑑賞であります。
鑑賞前は「邦画お得意の難病ものかよ…。観る気しねぇ〜🥱」とか思っていたのだが、いざ鑑賞してみるとこれが思いの外楽しめた♪
冒頭こそ、出来の悪い『ラ・ラ・ランド』的ミュージカルシーンを観させられてゲロゲロ〜🤮って感じだったんだけども、鑑賞を進めて行く内にどんどん映画にのめり込んでいってしまった。
本作の良さは、なんといってもキャスティングの妙!とにかくこれに尽きます。
SUNNYのメンバーが女子高生だった1995年と、すでに大人になっている現代とを行ったりきたりするのがこの映画の構造なのだが、こうなると当然のことながら、同じキャラクターでも2人の役者が必要になる。
こういう映画の場合、大抵は「こうはならんやろ〜💦」的なキャスティングになってしまうもの。
例えば、近作で言うと2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』。
この映画だと、北村匠海の12年後が小栗旬だった。いやいや、そうはならんやろ〜。
とくに酷かったのは、矢本悠馬の12年後が上地雄輔になってしまっていたこと。いやいやいやいや、そうはならんやろ〜〜〜…。完全に別人やないかい😅
事程左様に、なんかモヤモヤしたキャスティングになりがちなこの構成だが、本作においては大大大成功👏✨
コギャル時代と大人時代とで、キャスティングにおける齟齬が生じていない。ちゃんと同じ人物に見える。
これはキャスティングの時点でかなり似ている役者を選んだということもあるだろうけど、過去パート⇄現代パートを違和感なく見せるために、演技プランを熱心に擦り合わせた結果なのではないだろうか。
本作はコギャル時代の役者さんたちがめっちゃ頑張っている!篠原涼子とか渡辺直美とか小池栄子とか、かなり素に近い演技をしている訳だけれど、そこに若き女優陣が頑張って寄せている。
SUNNYの面々の演技は本当に素晴らしかった♪
役者の演技の素晴らしさもさることながら、若き女優たちを魅力的に映し出していたことも本作の美点の一つ。
とにかくSUNNYの面々がキラキラしてるんす!
その中でも、山本舞香と池田エライザは突出していたと思う訳だが、特に本作は山本舞香が良いんです!これまで特に何とも思わなかったんだけど、本作の山本舞香は本当に良い!!山根仁監督との相性が良かったからなのか、本当に素晴らしくって一発でファンになっちゃった💕
そしてもう一つ素晴らしいと思ったのは、1995年という時代感の描き方。
1995年の東京が実際どんな感じだったのか、自分は知らない。だからこの映画の再現がどこまで忠実なのかはわからない。まあこの時代の東京を知らない人間からしても、流石にこれはやり過ぎだろ…、というのはわかるんですけど。いくらなんでも、高校内があんなにコギャル動物園だったわきゃあないですよね💦
でも、本作でカリカチュア的に描かれている混沌とした90's、この感じがサイバーパンクなSF作品に登場する退廃した近未来都市っぽくて、すごく良い👍
本来の楽しみ方とは違うかもしれないが、自分は本作を『ブレードランナー』と同種の映画として鑑賞してました!
世紀末的な時代感や都市感、退廃&カオスな人間描写が素晴らしく、画面を観ているだけでワクワクした気持ちになりました♪
ルーズソックスが今回のキーアイテム。
1995年を象徴するものとして、ルーズソックスが扱われている。
初めて1995年に時代が移行した時、ローアングルで映し出されるのは通学する女子高生たちのルーズソックス。その純白な色は、恐れを知らない彼女たちの気持ちを表しているようだ。
そして1995年パートは、泥に塗れたルーズソックスと共に終わりを迎える。青春時代の始まりと終わりを、ルーズソックスの汚れによって描き切る。この辺りに山根仁監督の巧さが垣間見れます。
全体としてはとても良い映画体験だったのですが、まぁ気になる点もけっこうあった。
これはこの映画に限ったことではないけど、やっぱり不治の病の患者がそれっぽく映っていないというのは気になるところ。
多分芹香の頭髪はウィッグなんだろうけど、ガンの痛みにもがき苦しんでいる時にもウィッグがズレないというのはちょっと演出的に甘いんじゃない?
あの強気な芹香が弱音を吐いてしまうというショッキングな場面なんだから、そこにもう一歩視覚的な衝撃が欲しかった。
過去パートと現代パート、役者の齟齬がなくて凄いと前述したんだけど、三浦春馬に関してだけは流石に無理がある😅
三浦春馬の20年後が橋爪淳って…。そうはならんやろ〜〜。
これなら三浦春馬に老けメイクを施して、過去も現代も演じてもらうという手法で良かったんでないかい?
それともう一点。ここが一番気になったんだけど、広瀬すずが鰤谷に襲われるというシーンが3回もある。これは流石にくどすぎ。
特に3回目、SUNNY終焉という大事なシーンなんだけどさぁ。あんな大騒ぎしているのに、教師が1人も姿を見せないというのは一体どういう事なんだい?不良ドラマあるあるといえばそうなんだけど、こういうのって個人的にすっごく気になるんだよねー…😑
クライマックスの遺産贈与も…。
そんな都合の良い話がありますかねぇ…。そりゃ心は泣いて喜ぶだろうけど。
そして、心にあそこまで手厚い財産を残してあげたんだから、梅にももうちょい良いもんをプレゼントしてあげてくださいな。ブラック企業から引き抜いてあげれば?
奈美の家庭問題も、なんかぶん投げて終わった感が否めず。結局、旦那とのセックスレスは解消されたのかしら?
とまぁ、両手を挙げて最高っ!!ってテンションでは無いし、涙で前が見えない…的な感動も別にしなかったんだけど、在りし日の90'sに向けられた暖かな眼差しにはグッときたし、数ある90'sミュージシャンの中から小沢健二を拾い上げて光を当てたという点には大変好感が持てました。渋谷系といえばやっぱオザケンよ♪
本作の主人公を篠原涼子に演じさせたというのも大きなポイント!
95年頃と言えば「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒットしていた時代。
時代の寵児だった篠原涼子が、あの頃を振り返るというメタ的な構図にはなんだかグッとくるものがありますね。
女性向けの映画って感じかもだけど、男が観ても面白い。あの頃を知っている人にも知らない人にも、お勧めしたい一作です。…いやぁ女子高生っておっかない…😨
※ 実は私、山本舞香とは完全に同郷。小さな街なので、もしかしたらすれ違ったりしていたかも。
かっぺかっぺと広瀬すずを馬鹿にしていたけど、山本舞香はもっとかっぺだぞ!!
ちゃんとした振付師付けて、踊らせれば良かったのに。
あの頃は良かった???
1990年って、バブルが弾ける前の年だよ。要は狂乱の年だったはずだ。
覚○剤、ポル○、裏ビデ○、援○交際、ブルセ○、オタク、コギャル、KPOP、エ○アニメ、ロリ○ン等々。要は日本のカウンター・カルチャーと言って過言でない。
こんな文化がクールなジャパンで世界に誇れる様な文化だった訳がない。
個人的に『33歳の僕は惑わされた』つまり、援○交際の相手として、僕は『どストライク』で、アニメと映画オタクだった僕は『ロリ○ン』って言われたものだ。言い訳をする。何故そう思われたか。つまり、この頃の女子高生が大嫌いだったのだ。正直言って、気持ち悪かったのだ。だから、誤解を周辺の者に与えたと思う。
振り返って考えれば、女性が、ある意味自立していたとも見れるが、やはり、男社会の器の中だけだったと感じる。女性が周囲の目を気にせずに、自立し始めた事は認めるが、やはり、狂乱の1990年だ。その翌年から狂乱文化は崩壊する。但し、その文化は『なり』を潜めただけで『裏社会』として、今も残っている。僕は今になっても、それも受け入れられない。勿論、全く妄想を抱かなかった訳ではないが。
追記 小室○哉(同学年ー僕が浪人しているので)系の楽曲は最後まで、受け入れる事は出来なかった。その頃はエヴンゲリオンにも登場する『DAT』を、ボーナスで大枚はたいて購入し『JAZZ』と『ワールド・ミュージック(ケルトミュージックとユッスー・ンドゥールのファンだった)』を聴いていた。ディスク・ユ○オンで、中古のレコードを購入して、DATに録音していた。そんな奴らは結構な数いた。そんな奴らは口をそろえて『最近の音楽は!』って言っていたものだ。でも、
追追記 僕の場合、友達はいらなかった。そんな奴らからも、フリージャズは受け入れて貰えなかったようだ。僕はそれで良かったと思っている。
この映画、韓国版のやきまし!それでは評価出来ない。そもそも、1990年って日本文化が韓国のそれに追いつかれ、抜かれた頃じゃないかなあ。日本人だから、誇りを持って申し上げるが、質ではなく力での話。ケイポップの流行。そして、韓国文化のアメリカ進出。韓国アイドルがジ○ニーズを抜く。さて、日本はどうする。この映画も韓国のやきまし。情けない。
懐かしむ
懐かしい安室ちゃんの曲が随所で流れてきて、懐かしかったです。
学生時代の友達って、大人になるとライフステージの違いから疎遠になることが多いと思う。
1人の死をきっかけに皆が集まって、昔を思い出しながら今の環境を話す。
ベッタリ過ごしていなくても、集まると昔に戻れる仲間っていいですね。
コギャルだった頃から20年振りの再会
奈美(篠原涼子)は病院見舞いに行き、女子高の仲良しだった芹香(板谷由夏)が、
末期癌で入院してるのを知る。
芹香の願い。
仲良しグループ(SUNNY)の6人に会いたい。
奈美の高校時代を広瀬すず。
すごく田舎者の役がハマってる。
90年代の流行が懐かしい。
ルーズソックス。やまんば。コギャル。厚底ブーツ。
ミュージックも安室奈美恵、小沢健二、大滝龍一の、
・・・思い出は、モノクローム・・・とか、ほんと、懐かしい。
ある事件をキッカケに疎遠になったSUNNYの6人。
芹香が引き合わせてくれたんだよね。
オバサンになっても、一緒に過ごした青春の日は、そして友情は永遠だ。
そのことを気付かせてくれる映画だった。
韓国映画の日本版リメイクもの。 モラル上ちょっと…というシーンはあ...
韓国映画の日本版リメイクもの。
モラル上ちょっと…というシーンはあるものの、90年代の曲を使ったダンスシーンは楽しそうで良かったと思う。
世代的には選曲も含めて懐かしいという感じだった。
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