劇場公開日 2018年7月6日

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「痛快なだけではない」バトル・オブ・ザ・セクシーズ andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0痛快なだけではない

2018年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ビリー・ジーン・キング夫人てそういえば「エースをねらえ!」に出てきたよね。どこかで聞いた名だと思った...。
というのはともかく、「闘う女」ビリー・ジーン・キングはただ格好いいというのではないのがいい。悩むし挫けるし色々気にするし。そういう時代背景もあろうが、ただただ強いヒロインじゃないところが素敵だった。
エマ・ストーンもだいぶ寄せてきてたけどスティーブ・カレルの寄せ方半端ないですね。彼は口は達者で神経を逆なでするけど、悪い奴には見えないところが見どころでした。道化に徹しきった人という感じ。ビリー・ジーン・キングが戦ったのはボビー・リッグスの背後に隠れていた大勢の男尊女卑概念だったんだろうなと。おちゃらけが過ぎる彼の成績も凄いものなわけで、あの試合というのがいかに重要なものだったのかが分かります。
ラリー・キング氏はいい奴ですねえ...。

andhyphen