悪女 AKUJO

劇場公開日:

悪女 AKUJO

解説

「渇き」のキム・オクビンが女暗殺者を熱演したスタイリッシュアクション。日本で「22年目の告白 私が殺人犯です」としてリメイクされた映画「殺人の告白」で知られるチョン・ビョンギル監督が手がけた。犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒは、いつしか育ての親ジュンサンに恋心を抱き、やがて2人は結婚するが、ジュンサンが敵対組織に殺害される。怒りにかられたスクヒは復讐を果たすが、国家組織に拘束されてしまい、国家の下すミッションを10年間こなせば自由の身になるという条件をのみ、国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて、新たな運命の男性と出会い、幸せを誓ったスクヒだったが、結婚式当日に新たなミッションが下され……。

2017年製作/124分/R15+/韓国
原題:The Villainess
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2018年2月10日

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映画レビュー

3.5バカげたことに賭ける執念の熱量!

2018年2月28日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

正直目新しい話ではないし、アクションパートと韓流っぽいメロドラマパート上手く融合しているかというと、多少ギクシャクしてるのではないか。とはいえそんなことは本作においては些事に過ぎない。アクション畑の監督が、貯め込んでいたアイデアをここぞとばかり解放して、他では見られないアクション/スタントに情熱を注ぎこんだ。その本気とやり過ぎ感に本作の真価があると思うから。

ムチャだなあと思うことばかりだが、それが楽しいのであって、謎の施設から逃走しようとするシークエンスのアイデアの豊富さなんて、こちらにも作り手が楽しんでいることが伝わってワクワクする。

あと、あれな。さすが韓国、日本刀もよかったけど、やっぱり斧ですよ、斧。あの斧+カーチェイスの前代未聞の弾けっぷりだけでもご飯三杯はいけそうな快作だと思う。

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村山章

5.0アクションも

2024年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

凄いが、何気にストーリーも凝っていて良かった。

もっと話題になってもおかしくないと思う。

子供は出来たら生かして欲しかった…

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REpower

3.0戦闘シーンがなかなか

2023年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

戦闘シーンがPOV視線と客観視線が綯交ぜになっていて迫力があった。
ストーリーはアリがちというかベタ。
主演のキム・オクビンが綺麗で魅力的だった(から楽しく見られた)。

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arlecchino

4.0アクションシーンを再度進化させる新鋭登場

2023年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

チョン・ビョンギル監督作品は初見。
公開時にこの作品の冒頭シーンが素晴らしいって話は聞いていたものの観る機会と作品名を記憶するのを逃し、たまたま配信タイトルを見ている中でこの作品だと気づき観てみた。

ストーリーや構成が悪いとは思わないものの、それよりもアクションシーンやそのアクションシーンを魅せるカメラワークの素晴らしさが特出していて印象に残った。
元々チョン・ビョンギル監督がスタントマン出身ってこともあり、作品の予算をアクションの魅せ方に全振りして撮っているんじゃないかってくらい様々なアクション、様々なアクションの魅せ方に終始していて、配信で観ていてもまるでジェットコースターのような、4DX環境が映える映画体験になってたと思う。

監督の魅せ方も素晴らしかったものの、主演のキム・オクビンさんがテコンドー&ハプキドーの黒帯で自らトレーニングを積んで、役者自身がほぼノースタントでアクションシーンに臨んだからこそ、この作品を象徴するワンカット長回しアクションシーンが実現したんじゃないかってくらい説得力が出てたと思う。

また、この作品の独自性としてはカメラワークもあると思った。冒頭の一人称アクションはジョン・ウィックなどの凄腕の暗殺者が、ただ華麗に迫る敵を薙ぎ倒してる訳じゃなく、日々研鑽をしていった上で五感全てをフルに使っているような感覚を凡人でも味わえる良い魅せ方だったし、三人称になってからのアクションシーンでは殺陣を距離を置いて撮るんじゃなく役者と同じくカメラマンも殺陣の一部になって役者にかなり寄ることで、よりバイオレンスに、より生死が身近に感じられるダイナミックな映像になってたと思う。

更に、ただ主役に寄って撮るわけじゃなく上下左右色んな方向からやってくる殺気をはらんだ追手の攻撃に対する主人公のリアクションを流れで見せていく、早いけれど見辛くはないカメラワークが、過去の作品やボーンシリーズ、ジョンウィックシリーズなどのアクションシーンに対するカメラワークを経た系譜にも感じられる。
撮影までにそのイメージを絵コンテとCGでのプリビズがあったみたいだけど、本編を観た上でもカメラマンがどうやってこの位置からこのタイミングで撮影出来たのか、まるで魔法を見たような気分になった。

この作品公開の近々で『ブラックパンサー』や『レディ・プレイヤー1』が公開していたけれど、この作品も劇場で観れば良かったと今さらながら後悔。

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神社エール
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