ドルフィン・マン ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ

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ドルフィン・マン ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ

解説

リュック・ベッソン監督の名作「グラン・ブルー」のモデルとなった素潜りダイバー、ジャック・マイヨールの人生に迫ったドキュメンタリー。幼少期を上海で過ごしたマイヨールは何度か佐賀県唐津を訪問。そこで見た海女の素潜りを見たことが、将来へとつながっていく。イルカやヨガと出会い、日本の禅寺で精神を鍛えたマイヨールは1976年、49歳の時に人類史上初となる素潜りで水深100メートルに達する偉業を達成する。本作はマイヨール本人の映像をはじめ、家族や写真家ら交流のあった人びと、彼に影響を受けた現役のトップダイバーらの証言から、マイヨールの素顔、そして彼の人生に深い影響を与えた日本との絆を解き明かしていく。「グラン・ブルー」でマイヨール役を演じたジャン=マルク・バールがナレーションを担当。2017年・第30回東京国際映画祭で特別上映(映画祭上映時タイトル「ドルフィン・マン」)。19年11月には「ドルフィン・マン ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ」のタイトルで劇場公開される。

2017年製作/78分/G/ギリシャ・フランス・日本・カナダ合作
原題:Dolphin Man. The Story of Jacques Mayol
配給:アップリンク
劇場公開日:2019年11月29日

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(C)Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato

映画レビュー

3.5"ドルフィン・マン"の死の真相は誰にも解らない

2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

自分の肺だけを頼りに100メートルの深海へと下りていくフリーダイバー、ジャック・マイヨール。人はよく、彼をイルカと対話する男"ドルフィン・マン"と呼ぶが、実際はどんな人物だったのか?このドキュメントは、幼い頃、佐賀の唐津を訪れた時に出会った海女たちに魅了されて以来、素潜りをするようになったマイヨールが、以後、世界を放浪しながらダイバーとしてレジェンドになるまでを、本人の映像と写真、所縁の人々の証言を頼りに検証していく。自然を愛し、海を愛した男が、丘では、決して上手に生きられなかったこと、また、彼の名前を一躍有名にしたリュック・ベッソンのマスターピース「グラン・ブルー」が、結局、その自然児としての在り方を損ねてしまったこと、等々、映画は皮肉な現実も隠すことなく映し出す。それでも尚、ジャック・マイヨールの死の真相については、謎のままだと、筆者は感じる。想像することは簡単だが、決めつけるのは危険だし、第一、それは"ドルフィン・マン"へのリスペクトに反する行為だからだ。ファンの眼底に永遠に残り続ける、ブルーの海を下へ下へと下りていくマイヨールの姿が、一層愛おしく感じるネイチャー・ヒューマン・ドキュメントだ。

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清藤秀人

3.5イルカは自らの死を悟ると、自ら群れを離れる

2020年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

『グラン・ブルー』の登場人物のモデルとなったジャック・マイヨールの生涯に迫ったドキュメンタリー。
『グラン・ブルー』を未だ観ていない者としても、ジャック・マイヨールの名は耳にしたことがあり、親日家だったということも併せて聞いていたが、ここまで彼が日本に愛着を持っていたとは知らなんだ。

私生活はいろいろと破天荒な人物だったらしいが、本作ではその辺については深く掘り下げておらず、いかに彼が海を愛していたかにフォーカスしている。
『グラン・ブルー』という映画が彼の名を広く知らしめたと同時に、彼の人生にも狂いが生じたという件が興味深い。

彼の遺した言葉「イルカは自らの死を悟ると、自ら群れを離れる」が印象的。彼もまた一人孤独に、この世を去っていった。「ドルフィン・マン」という異名どおりに。

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regency

4.5心の

2020年4月1日
Androidアプリから投稿

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ささ

4.0観て良かったドキュメント

2019年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジャック・マイヨールのドキュメントは気になっていた。名前は聞いた事がある。しかし、彼のモデル映画グランブルーは未見。しかし、映画館でピーターパラカンさんの一押しのメッセージが気になって思い切って観に行った。内容もパラカンさんのメッセージ通りで、
マイヨールの生涯がメインだが、フリーダイビングを通じた海の世界、マイヨールが潜水して感じた海を感じる事が出来た。自分がもし、潜水したらどうなるか想像して鑑賞した。
マイヨールは本当に海が好きだったのがスクリーンを通じて分かった。しかし、潜水世界記録でメディアが騒ぎ、映画グランブルーがフランスでヒットするとテレビ局がマイヨールを出演させ有名になるとマイヨールも苛立ちを隠せず、鬱を発症し自殺してしまう。今の社会と同じで、メディアが騒ぐとマイヨールみたいな事が起こる。記録にこだわるとまたメディアが騒ぐ。今の現代社会にもつながるドキュメントだと痛感した。もちろん海の自然を守る
大切さ、今問題になっている海洋プラスチックゴミ問題や今も問題になっている福島第一原発の汚染水の海洋放出問題しかりだ。もし、マイヨールさんが生きていたら今の海を見て
何を感じるだろうか。単なるマイヨール伝ではなく、しっかり今の海の問題、社会問題を
考えさせてくれるドキュメントとして4点とした。マイナス点は私のダイビングの知識が不足していたので。満点に近いドキュメントです。ぜひおすすめします。

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ナベウーロンティー
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