星空

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星空

解説

「九月に降る風」「百日告別」のトム・リン監督が台湾の人気絵本作家ジミー・リャオの同名ベストセラーを映像化。素敵な美術品に囲まれた家に暮らす少女。しかし、美術商の両親は出張で家を留守にすることが多く、彼女はいつも孤独を感じていた。両親の離婚も秒読み状態となり、やさしいおじいちゃんも死んでしまった。ついに居場所がなくなってしまったと感じていた彼女は、スケッチブックを抱えてさまよう不思議な転校生の少年と出会う。ともに孤独を感じていた少女と少年は、この世でもっとも美しい星空を見るため一緒に家出をする。主人公の少女を「ミラクル7号」では男の子に扮した女優ジョシー・シューが演じる。

2011年製作/99分/台湾・中国合作
原題:星空 Starry Starry Night
配給:太秦
劇場公開日:2017年10月28日

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映画レビュー

4.5【”愛はいつか消えちゃうの?”両親の不仲に心炒める少女が出会った絵が好きな少年との淡い恋と星空を見に行く旅をファンタジックに描いた作品。ラストシーンも、制作陣のセンス溢れる作品である。】

2023年1月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

■素敵な美術品に囲まれて暮らす13歳のシンメイ。
 だが、両親は離婚寸前で毎日喧嘩ばかりしている。
 シンメイに優しかった森の中で一人暮らす祖父も亡くなり彼女は孤独な日々を送っていた。
 ある日、不思議な雰囲気を漂わせる転校生・ユージエが転校してくる。
 彼も又、大怪我をした父から、虐待を受けて傷ついた心を抱えていた・・。

◆感想

・シンメイは、自分と同じ悲しい思いを抱えているユージエは、自分と同じだと思ったのではないかな。ユージエも又・・。

・シンメイもユージエも絵が好きなんだよね。ゴッホの”星月夜”のジグゾーパズルの真ん中のピースが抜けているシーンと、ラスト、成長したシンメイ(ナント、グイ・ルンメイが演じている。嬉しい。)が巴里の町のピースが一つだけ抜けているジグゾーパズルが沢山壁に掛けられている店での再会のシーンなど、とても良い。
ー 彼女を迎えた男の人の顔は描かれないが、シンメイの驚きの表情と涙を見れば、誰であるかは容易に想像が付く。男の人の顔を敢えて映し出さないセンスの良さが光る。-

・13歳のシンメイとユージエが、亡くなってしまったおじいさんの住んでいた山小屋を苦労して訪ねるシーンも、ファンタジカルに描かれていて、とても良い。
ー シンメイはユージエに且つておじいさんと見た星空を見せたかったんだよね。
  道に迷っても、荷物の中に携帯がある事を言わずに、二人で一夜を過ごすシーンも良い。
  シンメイが淡い恋心を抱いたユージエと少しでも長く一緒に居たいと思う気持ち・・。-

<今作は、13歳の少年少女の淡い恋を、ジュブナイルテイストを塗して描いた良作だと思う。
 成長したシンメイをグイ・ルンメイが演じた、巴里の夜のラストの再会のシーンも作り手のセンスが感じられる作品である。>

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NOBU

4.0ジミーリャオの絵本の世界

2019年12月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

ジミー・リャオさんの絵本「星空」が映画になったので観に行って来ました。
映画「ミラクル7号」で可愛い少年役を演じたシュー・チャオ が綺麗な女の子になっていたのでびっくりしました。周星馳との舞台挨拶を観た時は可愛い子供という感じでした。
映像がとても綺麗で美しくトムリン監督の繊細さが映画にも出ていると思いましたまた観たくなりました。

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medy

3.5ほんのりと

2018年6月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

数度挿入されるアニメーションがファンタジー感高めます。
温かく優しい気持ちになれる、そんな映画でした。

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褐色の猪

3.5安心してほっこりできる映画です

2018年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

外さないなあ、台湾青春映画!
純朴、素直。善なるものが中心にあって、いやな奴はいても黒さが滲み出るような悪はない。そしてラストはハッピーエンド。
この王道パターンに「私の少女時代-our times-」に続いてどはまり。またしてもやられました。やはり女優が光る!
とびぬけてきれいでなくともこれが東洋的と言える落ち着いて楽しめる顔でした。

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CB
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