劇場公開日 2018年3月10日

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「前半は、突飛すぎる設定と解りやすすぎる語り口で中学生が作った同人誌...」去年の冬、きみと別れ BALTOPさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5前半は、突飛すぎる設定と解りやすすぎる語り口で中学生が作った同人誌...

2019年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

幸せ

前半は、突飛すぎる設定と解りやすすぎる語り口で中学生が作った同人誌読んでるみたいでした。
犯人は天才芸術家、それを追う無名の記者、芸術家は姉と相思相愛で…って思春期の女子高生が考えそうな腐女子臭。

早々に飽き、次はこうなるよーとか二人で笑いながら観てたんですが、主人公が過去勤めていた金沢の出版社にて"主人公の元恋人が誰か"を知った瞬間、二人ともフリーズ。映画を一時停止して、どういうこと?としばし話してから後半突入。その出版社からの怒涛な展開にどんどん引き込まれていきどこに着地するのかとハラハラしながら鑑賞。最後は綺麗にまとまっていました。

前半の、特殊すぎて全く感情移入できない設定も、サスペンスありきなら納得です。見た後しばらくはカタルシスが残る、構成美の良作。

BALTOP