ジュリーと恋と靴工場

劇場公開日:

ジュリーと恋と靴工場

解説

郊外の靴工場で働く女性が自立していく姿をミュージカル仕立てで描いたフランス映画。25歳で職なし、金なし、彼氏なしのジュリーは、やっとのことでフランスのロマン市にある高級靴メーカーの工場での仕事に就くことができたが、工場は近代化の煽りを受け、閉鎖の危機に直面していた。居場所を失うことを恐れた靴職人の女性たちが抗議のためパリの本社へと乗り込み騒動を起こし、ジュリーもこの騒動に巻き込まれ、あやうくクビになりかけてしまう。ジュリー、そして職人の意地とプライドをかけた女性靴職人たちは「闘う女」と名づけられた赤い靴を武器にこの危機を乗り超えようとする。主人公ジュリー役に「EDEN エデン」のポーリーヌ・エチエンヌ。監督は本作が長編デビューとなるポール・カロリとコスチャ・テステュ。

2016年製作/84分/G/フランス
原題:Sur quel pied danser
配給:ロングライド
劇場公開日:2017年9月23日

スタッフ・キャスト

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(C)2016 LOIN DERRIERE L’OURAL – FRANCE 3 CINÉMA – RHONE-ALPES CINEMA

映画レビュー

3.5【女性達の自立と恋をポップでカラフルに描いたフランス発の小粋なミュージカル作品。】

2023年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■職なし、金なし、彼氏なしのジュリー(ポーリーヌ・エチエンヌ)は、就職難の末に名門ジャック・クチュール靴工場の仕事に就く。
 だが、その工場は近代化の波にあおられ閉鎖寸前だった。
 ジュリーと女性靴職人たちは、「戦う女」と名付けられた赤い靴を復活させ、この危機を乗り越えようとする。

◆感想

・長野県の松竹相生座で、この映画の小粋なフライヤーを手にしてから早数年。
 漸く鑑賞出来た。配信に感謝である。

 序でに言えば、私の好きな女性の靴のブランドは、”シャルル・ジョルダン”である。
 若き妻に時折プレゼントをしていたモノである。(可なり高いが。)
 この映画は、”シャルル・ジョルダン”の工場もあったロマン・シュル・イゼールで製作されている。

・物語構成はシンプルである。
 だが、この作品には靴職人としての誇りを失わない女性達の気質、気品に溢れている。

・”近代化”を進めようとするグザヴィエ・ローラン社長(ロイック・コルベリ)も彼女達の”赤い靴”を観て、工場継続を決めるのである。

<ジュリーも、実直なサミーと恋に落ち、観ていて気持ちの良い作品である。>

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NOBU

3.0フランス製ミュージカルという変わり種

2022年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

レビューの評価が低すぎるので、ちょっと考えさせられた。何がいけないんだろう。それほど悪くないと思うけど。良くもないけど(笑)

特徴的なのは、わざとクラシカルな雰囲気を狙って画を統一してあること。色合いでキャラクターの性格や、状況を表し、白を基調としたパステルトーンに統一することで、後半に出てくる新作の靴をより鮮やかな赤に見せる効果的な演出が効いてくる。

2015年にしては、ジュリーはガラケーしか持ってないし、家具や家電に至るまで何もかもがアナログ風に統一してある。音楽も70年代風。より広い年代層に伝わるように、あえて古いものにこだわったのだろう。

ミュージカルのパートは、お芝居の途中に始まる心象風景を歌ったものばかりで、『ラ・ラ・ランド』と同じ構成。ただし、あれほど手間もヒマもかかってないので、手作り感満載で、曲調もおとなしめ。

ストーリーは非常にシンプルで、やっとの思いで見つけた仕事が、今にも閉鎖されそうな靴工事で、新人は続かない。そこで起きる経営陣と現場との軋轢や、トラックの運転手との恋を通じたジュリーの心境の変化を描いた物語。板ばさみになり、彼女は仕事と恋のどちらを選ぶのか?というもの。なによりも80分程度の映画なので、ミュージカルパートの歌の多さもあって、お芝居の部分はかなり短い。その割に登場人物が非常に多いので踊りの振り付けはけっこう複雑に構成してある。

悪く言えば、ひと昔前に舞台用に作られたミュージカルを、そのまま映画に収めた感じの作りになっている。それなのに、上司がスマホを持っていたり、工場を中国に移転する設定だけは現代風。主人公の女優さんは、さほどの美人でもなく、下半身ぽっちゃり体型で、歌もまぁ下手じゃないけど‥めちゃくちゃ上手いわけでも無い。働く女性たちが主人公なので服装も地味なものばかりで、、、

ここまで書いて、ひとつも褒めてないことに気づく(笑)そりゃレビューの評価辛口になるはずだよね。

でも、なんか新鮮で、面白かったんだよなぁ。たぶんフランス語のミュージカルを個人的に初めて見たからじゃないかと思います。『Les Misérables』は、英語だったし。

2018.11.16

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うそつきカモメ

3.0音楽と靴がテーマなのは良いが…

2018年12月7日
スマートフォンから投稿

単純

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みきねこ

2.5シャンソンでミュージカルを

2018年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

フランスの老舗靴メーカーが国内工場を閉鎖しようとして、全員女性の靴職人がストを行う。
主人公は試用期間中の女の子で、トラックの運転手と恋に落ちる。
シャンソンのミュージカル。

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いやよセブン
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