劇場公開日 2019年1月4日

  • 予告編を見る

「「ナンバーワン」は、「オンリーワン」」ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「ナンバーワン」は、「オンリーワン」

2019年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ホイットニー・ヒューストンの過去の映像とホイットニー・ヒューストン
に関わった人々へのインタビューで構成されています。
ドラマ性もエンターテインメント性もない、ドキュメンタリー映画です。
各時代を反映したニュース映像が挿入されるので、若い人達には難しい
映画になっています。

仕事で成功したいと思うなら、観るべき映画です。
仕事で成功するのは大変ですが、仕事で成功した後のほうが大変だという
ことを教えてくれる映画です。

「ナンバーワン」の人は、人に頼ることはできません。
「ナンバーワン」の人が人に頼れば、頼られた人はナンバーワンの人を
支え切れませんし、家族にでさえ裏切られ、食い物にされます。
ホイットニー・ヒューストンのおかげで、周りの人々は豊かな人生を
送ることができました。

ホイットニー・ヒューストンの栄光からの転落は、いじめや性的虐待
によるというように描いていますが、私はそうは思いませんでした。

若い人の成功は、幼少期からの努力によって得られます。
幼少期からの努力は、誰でも受けるはずの初等教育(学校教育、家庭教育)
を犠牲にしていると思います。
初等教育(学校教育、家庭教育)を受けなかった人は、大人になっても
「善し、悪し」の判断ができず、大人ではなく、大きな子供です。

初等教育を犠牲にして、成功する女性は、増えると思います。
初等教育を受けずに、成功した人は、才能があると自惚れているの
ではなく、「善し、悪し」の判断ができない、大きな子供だからです。

仕事での成功は、人生の目的ではなく、手段に過ぎません。

成功した女性に観てもらいたい映画です。
似たような映画で、女性にお勧めできる映画は「ダイアナ」です。
全く異なった女性を描いた映画として「マーガレット・サッチャー
鉄の女の涙」もお勧めできます。

「ボディガード」は、ホイットニー・ヒューストンの人生の絶頂期を
描いているので、観ておいて方が良いでしょう。
この映画のサブタイトルの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は、
「ボディガード」の主題歌として、世界的にヒットしました。
一度聴いたら記憶に残る歌です。

多くの人々がインタビューに応じて出演するので、パンフレットを
事前に購入し、読んでおくほうが、人間関係を理解しやすいです。

ノリック007