劇場公開日 2018年5月4日

「キャストも微妙だしCGがショボい」ラプラスの魔女 サウスポーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5キャストも微妙だしCGがショボい

2018年5月17日
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寝られる

僕は昔から東野圭吾の小説が大好きなのですが、この作品は読んでませんでした。
なので東野圭吾作品の映画は読んでる作品が多かったのですが、これは数少ない未読のまま観に行った映画です。

率直に言うと、全然面白いと感じませんでした。

ですが、キャストについては刑事を演じた玉木宏が一番良かったです。キーマンではありませんが、映画の世界観に邪魔することなく存在感が出されてました。
広瀬すずもそれほど自分の個性を出すことなくキャラが出てたのでまあまあ良かったです。
それ以外のキャストは正直微妙でした。
特に福士蒼汰が下手でした。
「ちょっと今から仕事辞めてくる」では割りと良い味が出てたのにこの映画では台詞回しが全然上手くないし、映画の中で福士蒼汰だけが作品から分離してるようにも思えました。
また、豊川悦司もこの映画では良い演技がしてるように見えなかったです。
舞台で一人芝居をしてるかのような台詞回しでした。

また、この作品で鍵となる仮説の「ラプラスの悪魔」の要素を使った能力は「なるほど」と思って感心しました。
あとこの作品は他の東野圭吾作品でも描かれてるがあるのですが、それは国家権力です。その描写は普通でした。

あと、CGのシーンが何個か出てくるのですが、これがかなりショボいです。
最後の場面である建物が出てくるのですが、周りの背景は実物なのにその建物だけショボいCGという構図でかなり違和感がありました。このシーンだけは「十三人の刺客」のように建物を実際に建てた方が絶対良かったです。

話自体は東野圭吾作品ということもあってそんなに嫌いではないのですが、キャストや演出の問題もあって全然楽しめなかったです。

サウスポー