そうして私たちはプールに金魚を、

劇場公開日:

そうして私たちはプールに金魚を、

解説

2012年に埼玉県狭山市で起こった実際の出来事をもとに製作され、第33回サンダンス映画祭の短編部門で日本映画として初のグランプリを獲得した短編作品。狭山市にある中学校のプールに400匹の金魚が放たれた事件をもとに、犯人である女子生徒4人の繊細な心境や、犯行前後の生活、少女たちの交友関係などをシュールに描いた。監督・脚本は、CMプランナーとして活躍する長久允。

2016年製作/27分/日本
配給:コトプロダクション
劇場公開日:2017年4月8日

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映画レビュー

3.0埼玉県狭山市

2021年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

女子中学生がお祭りの縁日の金魚すくいで、売れ残った金魚を盗み出して中学校のプールに放つという事件があった。
同じ中学に通う仲のいい4人組は、日常の閉塞性に辟易していたようだ。
短編映画で4人の女子中学生が生き生きとして。いて楽しい

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いやよセブン

3.0革命を起こせなければ暴動である。悶々としたひと夏の怒りの先の景色と道程

2021年1月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

革命を起こせなければ、それはただの暴動である。と、高校の先生が言っていた。そんなことをふと思い出した。
「狭い山」で狭山という、閉鎖的でつまらない田舎に住む女子中学生4人組。狭山に漂う多少の田舎臭さは、埼玉県人の私からすれば知っているものの、まあ、そんなに悪いところではないなんて思って観ていた。内容としては、クリエイターという方がしっくり来るような監督が作ったんだな、って感じ。内容より瞬間の画が強く映る。実際、電通マンの監督が作ったらしいので、そこは強めに反映されているのだろう。劇伴で畳み掛け、画にはファンタジーとカオスが共存しつつ、ブレないテーマで進行する。金魚をプールに入れるまでの過程をセンセーショナルに炙りつつ、悶々としたひと夏のフラストレーションが事件への動機へ働いていく。ただ、芸術的な映画になっているものの、私からすると、"暴動"止まりに映った。映像から溢れる才能に、ストーリーは付いてきていない気がして、革命は起きなかった。
緻密な計算から生み出されるダイナミックな造形を模した映画。革命は作中でも作品でも起こせなかったが、まだ観たことない『ウィーアーリトルゾンビーズ』なら革命を感じられるかも。『MANRIKI』的映画芸術は、まだ経験値が足りないためか、消化できるようになったら見方が変わりそう。

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たいよーさん。

3.5少々痛々しいが、楽しい映画。

2019年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 否定的に捉えていた友人から知り、鑑賞。

 僕も最初斜に構えていたが、嫌いじゃなかった。映像として面白い要素は多いし、本当にくだらなくて、けどそのくだらない事に必死なのは僕の学生時代と共鳴するものがあって個人的に感傷的だったかも。

 ただ「サービスショット」だとか中指立てる演出は割と痛々しくて思わず目をそらしてしまう。“メンヘラ美大生の自主制作”みたいな雰囲気は余計かな…

 しかし短編映画界では優れている作品の一つではないかと思う。

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MOTTO

3.5そうして私たちはプールに金魚を、

2019年7月6日
iPhoneアプリから投稿

プールに泳ぐ金魚の姿はキレイだろうなと思って

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may*
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