おじいちゃんはデブゴン

劇場公開日:

おじいちゃんはデブゴン

解説

香港映画界の重鎮サモ・ハン(サモ・ハン・キンポー)が20年ぶりにメガホンを取り、主演も務めたアクション映画。故郷の村でひとり暮らす66歳の退役軍人ディン。初期の認知症と診断されたディンが唯一心を許していたのが隣に住む少女チュンファだった。ギャンブルで中国マフィアから借金を重ねていたチュンファの父レイは、マフィアのボスであるチョイから借金返済を待つ代わりに、ロシアのマフィアから宝石を奪うという危険な任務を与えられるが、奪った宝石を持ち逃げ。激怒したチョイは娘のチュンファ誘拐を画策するが、その計画をディンが老人とは思えぬカンフーで阻止する。記憶は薄らいでも拳法の腕前は落ちていなかったディンは、マフィアたちを掃討するため立ち上がる。ディン役のサモ・ハンはアクション監督も務め、レイ役で出演したアンディ・ラウは製作、主題歌も担当。サモ・ハンの監督復帰を祝し、ユン・ピョウ、ツイ・ハークら香港映画界のレジェンドが多数ゲスト出演している。

2015年製作/99分/R15+/中国・香港合作
原題:我的特工爺爺 The Bodyguard
配給:ツイン
劇場公開日:2017年5月27日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6

(C)2016 Irresistible Alpha Limited, Edko Films Limited, Focus Films Limited, Good Friends Entertainment Sdn Bhd. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5【サモ・ハン・キンポーが香港カンフーアクションに遺した確かなる足跡は偉大なるモノである。】

2023年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

■中国マフィアとロシアンマフィアを相手に立ち回る、サモ・ハンの年齢を感じさせないアクションは必見。ユン・ピョウ、ツイ・ハーク、アンディ・ラウなどの豪華なゲスト出演が、サモ・ハン・キンポーが、香港カンフーアクションに齎した多大なる影響を感じさせる作品。

◆感想

・ストーリー展開は、ハッキリ言って分かり居やすい。
 人民解放軍の要人警護をしていた拳法の達人・ディン(サモ・ハン)。
 退役後は故郷で独り暮らしをしている。
 ある日、隣家のジンガウ(ナント、アンディ・ラウ!である)が、中国マフィアが狙うロシアンマフィアの宝石を持ち逃げした。
 ジンガウの娘・チュンファが誘拐されかけ、ディンは彼女を救い出す。

・今作では、私にとってはストーリー展開は余り意味が無い。只、嬉しかったのは大国による一国二制度の中、香港映画がドンドン少なくなる状況下で今作を制作したサモ・ハン・キンポーの気概である。

<今作後、更に大国が一国二制度を推し進める中、且つての香港映画は激減している。その前に香港の自由な気風は風前の灯である。
 政治が文化に介入した過去では、ロクな事は無い。
 香港映画界には、何とか踏ん張って貰い立いと思っている。>

コメントする (0件)
共感した! 3件)
NOBU

3.5関節技の極意!

2022年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たった6年前には「中国マフィアVSロシアマフィア」をテーマに制作出来たカンフー映画は、今の香港では制作出来ないと思うと悲しくなりました!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
aki007

5.0飛べない豚は

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿

ただの豚だ

コメントする 2件)
共感した! 1件)
ミスター

2.5ガラパゴス化する香港映画

2021年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

特攻爺爺 THE BODYGUARD 日本語タイトル おじいちゃんはデブゴン
タイトルからして往年の「燃えよデフゴン」を踏襲しているのだから、当時のコミカルなアクションカンフーを期待していたのですが、思わぬシリアス路線でおまけにR15指定というハードなドラマでした。

ハッキリ言ってかなりチープな作りで、擬闘以外に見るべきものの無い苦しい展開です。香港映画の現在の姿なのだとすれば、すっかりガラパゴス化しているようです。今やワイヤーアクションですらハリウッドに流出してしまい、優秀な人材は香港に残っていないのでしょう。

せめて脚本がしっかりしていれば、ドラマ部分だけでも楽しめたのかも知れませんが、編集の仕方なのか何なのか、切るべき部分と、残す部分が変だと思います。それとも香港映画の民族性とでも言うのでしょうか。

主演のサモ・ハンは、さすがの演技力ですが、しゃべらなさ過ぎで、共感できません。この映画のターゲットが誰なのかよく考えて欲しかった。見たいのは、身軽に飛び回るデブなおじいちゃんで、演出はそれを生かすための最小限のものでよかったのに、もう身軽でも、コミカルでもなく、黙って、ひたすら飛び込んで来る敵を打ちのめすだけ。ストーリーになんのひねりもなく、かなりがっかりしました。

ハリウッドとは、資本規模が違うのかも知れませんが、デンゼル・ワシントンや、リーアム・ニーソンがバリバリのアクション映画をこなしている現状と比べて、香港映画はもう限界を迎えているのでしょうか。優秀な人材は香港に残っていないのでしょうか。普段から中国の映画は見てないので、詳しくは分かりませんが、もう少し頑張って欲しかった。

2018.3.12

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うそつきカモメ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る