劇場公開日 2018年2月16日

「良すぎるテンポとどことない違和感」グレイテスト・ショーマン オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0良すぎるテンポとどことない違和感

2018年6月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

単純

19世紀に活躍した興行師、P.T.バーナムが率いたサーカス団の活躍を描いたミュージカル映画。

ローガン引退から約半年ほどでスクリーンへ舞い戻ったヒュージャックマンが演じるは実在の人物であったサーカス興行師、P.T.バーナム。
抜群の演技力と歌唱力で公開前から期待値の高かった作品で、実際に公開されてからはララランドを抜き去り、オリジナル原案のミュージカル映画として日本ではNO.1の興行成績を収めた。

前評判通り音楽が良かったのは間違いなかった。2017年公開のララランドの音楽スタッフが再集結という売り文句の下、冒頭のバーナムを中心にサーカスが展開されていく長回しシーンの「THE GREATEST SHOW」、第90回アカデミー賞にノミネートされ、授賞式当日のパフォーマンスも話題を呼んだ「THIS IS ME」などパワフルで壮大なナンバーが多数収録されたサントラは日本で異例の売り上げを記録したという。

しかし105分という短尺の中、驚異的なテンポの良さとキャスト陣の演技力に魅了されるも冷静に考えてみると登場人物のバックボーンや人間描写などが薄く、中身がないような違和感を徐々に感じ始める。
今作が母国の評論家の中で賛否両論らしい一因にきっとそういった部分が含まれているのではないかなと感じた。

しかし少なくとも日本では非常に高評価かつリピーターも多くいたそうなのでストーリーのわかりやすさと楽曲の質の良さは本物であり、たとえアカデミー賞や批評家たちが小難しいことを並べてアレが良くないコレが足りないなどと批評したとしても大衆的には良作であり、批評家の絶賛≠名作ということを証明したある意味珍しい作品なのかもしれない。
自分にとってはもちろん良い作品だった!

オレ