「「ダメな僕」でも「英雄」でもない。」ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた やべっちさんの映画レビュー(感想・評価)
「ダメな僕」でも「英雄」でもない。
ボストンマラソンの無差別テロの被害者が、犯人を目撃していたために英雄に祭り上げられたという話。
事件自体は何ら主題ではないので、犯人追求を追った映画「パトリオットデイ」を観ているとより味わい深いとは思う。
観終わって強くいえるのは、はっきりいって、これほど愚かな邦題はないし、邦題つけてる奴はいい加減に真面目に仕事しろという感じ。
この映画は、茶目っ気のある明るい野球好きの一般的な青年が、傷つき苦しみ抜いて自暴自棄になりながらも、世間から強制的に与えられてしまった役割をなんとか全うしようとする話で、ダメなのは本人でもないし、観たらよく分かるが、英雄になったのではない。
よくもまあこんな素っ頓狂な邦題をつけたもんだと呆れる。イメージ的には、アンパンマンというタイトルの映画を観にいったのに、アンパンマンは出てこず、出演はカバオくんとミミ先生の人間ドラマだったというイメージ。
いい映画ですが、とにかくバカな邦題つけて、嘘のイメージ操作するのはやめてほしいなと感じる。
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