ぼくと魔法の言葉たち

劇場公開日:

ぼくと魔法の言葉たち

解説

自閉症により2歳の時に突然言葉を失った少年が、ディズニー映画を通じて徐々に言葉を取り戻していく姿を追ったドキュメンタリー。ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストでもあるロン・サスカインドの著書「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」をもとに、アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞した経歴を持つロジャー・ロス・ウィリアムズ監督が手がけた。サスカインドの次男オーウェンが2歳から言葉を失い、コミュニケーションが取れなくなってしまった。オーウェンが発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画「リトル・マーメイド」に登場するセリフであることに気づいた父ロンは、息子の好きなディズニーのキャラクター、オウムのイアーゴのぬいぐるみを手に取り、身を隠しながらオーウェンに語りかける。父の問いかけに言葉を返すオーウェン。その時、オーウェンは7歳になっており、5年ぶりに耳にした息子の言葉に涙をこらえながら、両親はディズニー映画を通じてオーウェンの言葉を取り戻すための作戦を練る。

2016年製作/91分/G/アメリカ
原題:Life, Animated
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2017年4月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第89回 アカデミー賞(2017年)

ノミネート

長編ドキュメンタリー賞  
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映画レビュー

4.0映画が持つ可能性について教えてくれるドキュメンタリー

2017年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

自閉症を患い言葉を失った少年オーウェンが、大好きなディズニー・アニメやそれを通じて培った経験に助けられながら、人生のステージを一つずつゆっくりと歩んでいくドキュメンタリー。本作を観ながら驚いたことが幾つもある。まずは膨大なディズニー映画のフッテージを盛り込むことに成功している点。少年が成長し、成人を迎え、両親の手を離れて独り立ちしていく過程で、アニメーションがどれほど彼に影響を与えたのか、今彼がどの場面を反芻しているのかが手に取るようにわかったことは非常に貴重な体験だった。そして映画から人生を学んだり、くじけそうになった時に後押ししてもらう意味では、私たちもまさに同じだ。映画の力を借りて心身ともに成長していくオーウェンに大きく共感している自分がいた。ディズニー・アニメを題材にした映画ではあるが、本作は「なぜ我々は映画を見続けるのか」という命題への答えすら内在している気がした。

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牛津厚信

3.0ディズニーアニメの効用

2023年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.0自閉症の新しい見方

2022年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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SpicaM

3.5現実は台本とは違うのだ

2022年1月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

現実世界を、映画の台本で理解しようとしている。 自分の力で、現実を把握しなければならない。現実は台本とは違うのだ。
ほぼ引用だが、この映像の主旨じゃないかと思った。
映画ばかり見ていると、その映像の中に埋もれてしまい、現実逃避に繋がるのかなぁ。等と。

迷子の脇役達の国
僕もムーミンが好きだが、本当に好きなのはサロメちゃん ニンニ フィリフヨンカ そして、有名なところでは、リトルミー 彼の気持ちがなんとなくわかるのは、僕も昔そんなだったからかなぁ。

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マサシ
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