劇場公開日 2017年11月3日

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「ITは、・・」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 そんぼさんの映画レビュー(感想・評価)

ITは、・・

2018年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ITは、いわれるほど小説では良くなかった。
ぼくの中で、「スタンド」と「霧」が良くて、「クリスティーン」も良かった。小説の話だ。だから、あまりこの映画を期待していなかった。わりとふつうの映像で、感動的なものがない。

転校生、どもり、死んだ兄といつも比較される弟、度の強いめがねの子供、なにかしらの心の傷をもっているこども達。きまって登場するいじめっ子達。
ありがちで、そうなんだ。ぼくらはそうした現実を生きている。こどもも大人になってからも。ぼくたちの過去と未来の現実だ。選択の問題じゃない。だって、彼らが選択しているのだから。戦うしかない。そこから物語がはじまる。傷と再生の物語。少女の崖から川へ飛び込むシーンのように。
でもどこか退屈。
「スタンド・バイ・ミー」じゃない。

最後は、キングらしい救いがあった。

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