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ハリウッド”あるある”設定に、唯一の新味がトラボルタだったりする
印象:
鑑賞方法:映画館
PCから投稿
評価:[3.0]

上映館数からすると、地味な作品扱いだが、実に優等生な仕上がりのアクション映画。

タイトルを直訳すると、"私は怒り。"である。しかも同じ"怒り"でも、anger、fury、rageではなく、あまり使わない"Wrath"である。とてつもない怒りで、カトリックの七つの大罪のひとつである、"憤怒"に使われたりする。意味合い的には悪魔(Satan)とも同義で、作品中にも教会・聖書・告解などのモチーフが出てくる。

ストーリーは、妻を目の前でチンピラに殺された、元特殊工作員のスタンリーが封印していた過去を開放して復讐に燃える…という、ハリウッド"あるある"設定。

この設定はうまくすれば、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック チャプター2」(7月公開予定)になるのだろうけれど、同シリーズだって1作目(2014)は平均的な出来だった。要は、"新味"があるかどうか。

結論からいうと、新味とは実は、"ジョン・トラボルタ"かもしれない。十分オトナすぎる映画ファンにすれば、「フェイス/オフ」(1998)、「パルプ・フィクション」(1994)あたりがスラスラと挙げられるかもしれないが、それだって20年以上前の作品である。さらに「サタデー・ナイト・フィーバー」の40年前の音楽映画なんて、"そんなの知らねぇよ"と言われちゃ、やっぱり一周廻って、"ジョン・トラボルタ"がこの映画の新味だったりする。意外と新鮮でカッコいいオッちゃんに見えるはず。

ついでに監督も、トラボルタ並みに久しぶりの監督復帰のチャック・ラッセル。代表作はシュワちゃんの「イレイザー」(1996)、ドウェイン・ジョンソンの「スコーピオン・キング」(2002)、ジム・キャリー「マスク」(1995)など、昔のヒットメーカーだ。だからこそ、"あるある設定"の使いこなしに慣れている。

相棒設定がニクイ。クリストファー・メローニの演じる相棒デニスは、同じく元特殊工作員のパートナー設定で、主人公のスタンリーをサポートする。コミカルな掛け合いは、仕込み芸に近く、これまたアクション映画の緊張と緩和の王道である。

さらにアクション演出は、先の「ジョン・ウィック」(2014)を手がけた、87 eleven action designが担当している。ド派手な格闘術や大袈裟なガンアクションではなく、リアリティ重視でまとめていて好感が持てる。

それやこれやで、90分という尺がいい感じのコンパクトなアクション娯楽と相成った。"お決まり"は定額動画配信サービスでいいや、といえばそれまで。

(2017/6/18 /シネマート新宿/シネスコ/字幕:牧野琴子)

2017/06/20 Naguyさん

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