氷菓

劇場公開日:

氷菓

解説

人気作家・米澤穂信による青春学園ミステリーで、アニメ化もされた「古典部シリーズ」の第1作を、「四月は君の嘘」の山崎賢人と「L エル」の広瀬アリス主演で実写映画化。「やらなくてもいいことなら、やらない」を信条とする折木奉太郎は、入学したばかりの神山高校でも平穏な日々を望んでいたが、姉の命令で廃部寸前の古典部に入るハメに。ある事情から古典部に入部してきた美少女・千反田えると出会った奉太郎は、好奇心のかたまりのような彼女の行動に巻き込まれ、学園内で起こる不思議な出来事を持ち前の推理力で次々と解き明かしていく。そんなある日、えるは奉太郎に「10年前に失踪した伯父が残した言葉を思い出させてほしい」という奇妙な依頼をする。「バイロケーション」の安里麻里監督がメガホンをとる。

2017年製作/114分/G/日本
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2017年11月3日

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(C)2017「氷菓」製作委員会

映画レビュー

2.0氷菓=アイ・スクリーム

2024年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

寝られる

今や直木賞作家となり、新刊が常にベストセラーとなる人気作家・米澤穂信のデビュー作の実写化。高校の古典部というマイナーな部活動に集う4人の仲間が、33年前にこの高校で起こった文化祭に纏わる事件の真相を突き止める青春学園ミステリ―。米澤作品の中には、こうした学園ミステリー作品をよく見るが、これがその原点となるのだろう。

高校生活に活路を見いだせず、何事にも関りを持とうとしない灰色の高校生活を送っていた主人公・折木奉太郎。そんな自堕落な生活を送っていた奉太郎に届いた、インドを旅している姉からの手紙。そこには、高校の古典部に入部への命令が記されていた。仕方なく入部すると、ある事情を抱え、同じく古典部に入部してきた、美少女・千反田えると出会う。そこに、同級生の福部里志と伊原摩那花が加わり、4人でこの高校に潜む謎を解き明かしていく。

そんな中で、えるが抱えていた事情も明らかになっていく。それは、えるの伯父が、10年前に失踪した要因が、33年前に在籍していた同じ高校の古典部で製作した文集にあるということだった。その文集の創刊号に秘められた謎と、高校時代の伯父に何があったのかの謎を、仲間と共に奉太郎が解き明かしていく。

最終的には、題名『氷菓』に込めた意味も明らかになっていくのだか、それほどのオチやクライマックスがあるわけでもなく、お子様向けの学園ミステリーに留まる内容だったのは残念。

それでも見所としては、山崎賢人と広瀬アリスのファンにとっては、高校時代の若き日のお宝映像にあるかもしれない。このところ『キングダム』『ゴールデンカムイ』そして、これから公開される『陰陽師』と大ヒット作の主演を務める山崎賢人だが、2012年に公開された『Another アナザー』に続いて、岡山天音とコンビを組み、『キングダム』の『信と尾平』の礎を築いているのもお宝である。

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bunmei21

3.0面白みには欠けるが、無駄がなく効果的な演出と、まとまりがあり綺麗で...

2024年3月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

面白みには欠けるが、無駄がなく効果的な演出と、まとまりがあり綺麗で整った構成と構図

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hannnamovie

2.0アニメのファンは避けたほうが無難

2024年1月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

氷菓の実写化なんてうまく出来るはずがないと端から否定的だったが、意外にも原作を変に手を加えず素直に映像化していたのは好感触だった。

山﨑賢人演じる主人公は感情の起伏が乏しく、その分演技が難しいのはわかるのだが、それを差し引いてもあの棒読み演技はいただけない。配役がダメというよりかは役作り不足か、もしくは単純に役者として力不足なんだろう。
後半急にやる気スイッチが入りなぜか熱い演技に入るが、これは監督の指示によるものだろうか。極端すぎて何がしたいのかわからない。

広瀬アリス演じる千反田は確かに長い黒髪で目が大きく一見原作通りのキャスティングのようだが、笑顔と言うよりかは終始ヘラヘラしているような表情で今作のヒロインに必要な清楚さや事件を必ず解明する意思の強さみたいなものが感じられない。もう少し適切な女優さんはいなかったのだろうか。

後の二人はキャストが決まった時点で見た目がどうなんだと思ったのだが、意外にも役にハマっていて良かった。

演出に関しても先に言ったように主人公が情緒不安定に見えたり、尺の都合かセリフに間を入れてないおかげで真面目なシーンでも下手なコントに見えてしまうお粗末さ。
回想シーンで関谷純が叫ぶシーンで一緒になって奉太郎が叫ぶのも無理やり盛り上げたいだけとしか思えないキャラ付けでも心象表現でもない謎の蛇足があったりとつっこみたくなる演出も少なくない。

余談だがアニメの実写化じゃなくて原作の実写化だからアニメと比べるなと言っている人もいるが、明らかにアニメの演出を意識した部分もあるのでこれは比較されても仕方がないと思う。

そもそも氷菓という題材が地味めな話なので映画として成功させるのは難しいと思うのだが、原作シリーズもアニメも評判がいいからなんとかなるとでも思ったのだろうか。
終わり方を見るに、もしかしたら監督は氷菓で一発当ててから文化祭であるクドリャフカの順番を作りたかったのかもしれないが、だったら最初からそっちを作っておけばまだマシだったかもしれない。

ともあれ原作好きならB級日本映画程度には見れると思うけどアニメファンは見ない方が無難かと思います。

最後に実写映画の良かった部分としてエンディングテーマは書き下ろしの曲なんだろうか、氷菓という作品にとても合っている歌詞の曲でそれだけは感動しました。

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Spi

1.0😅

2023年9月6日
iPhoneアプリから投稿

漫画かアニメみようかな、、

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浅井成実
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