劇場公開日 2017年4月22日

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イップ・マン 継承のレビュー・感想・評価

全67件中、21~40件目を表示

5.0漫然と生きるオッサンに贈られた功夫偏差値が非常に高い教育映画

2019年3月25日
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鑑賞方法:VOD

1959年の香港。息子が通う小学校が凶悪な地上げ屋に脅かされていることを知ったイップ・マンは弟子達を率いて立ち向かうが、地上げ屋のサンはイップ・マンに対抗出来る腕を持つ男チョン・ティンチに目をつけていた。昼は人力車引き、夜はヤミ格闘技で稼いで一人息子を育てるチョンはイップ・マンと同じく詠春拳の達人。いつか自分の道場を持ちたいという夢を見透かされてうっかりサンの誘いに乗ってしまう。

イップ・マンといえばブルース・リーの師匠として世界中に認知されている偉人。ということで冒頭は『少林サッカー』のゴールキーパー役が未だに記憶に新しいチャン・クォックワンを起用して実に味わい深いギャグが延々と披露されるわけですが、功夫識字率が低すぎるわが祖国ではそれがギャグであることすら理解されないかも。しかもそのギャグがクライマックスへのさりげない前フリになっていたことが解るワンカットでリー師父を仰ぐ同胞は全員号泣するところですが、功夫識字率が低すぎるわが祖国ではえ、なんでここで社交ダンス?と首をひねるかも。

そもそもこのシリーズ、功夫偏差値が非常に高いので勧善懲悪的なアクション要素よりも人生訓を観客に叩き込む教育映画的要素が濃い目に調合されていますが、3作目となる本作では父として夫として男として何が最も大切かを丁寧に教えてくれます。そういう説法が多い分映画としてはやや舌足らずで、子供達を纏めて拉致したりと非道の限りを尽くす地上げ屋のサンが上司フランクにシメられて意外とアッサリ手を引いたり、イップ・マンに畏敬の念を抱きながらも対決を挑むチョン・ティンチの苦悩がちっとも描かれていなかったりとかちょっと気にはなりますが、香港映画ってそれがデフォルトだと無理やり納得しました。

そんなやや雑なドラマに比して撮影技術と照明効果が研ぎ澄まされた映像がとにかく美しい。これをスクリーンで観れなかったのは痛恨。ほんの20年前は香港映画といえばプリントが劣悪で映像が汚いのが玉に瑕でしたがそんな時代は完全に過去のものになったなと痛感しました。

あとマイク・タイソンのゲスト出演は白眉。未だ衰えぬ鋭いパンチが醸す殺気には鳥肌立ちます。

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よね

5.0詠春拳武館をブルース・リーが継承する話ではなかった。

2019年3月19日
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鑑賞方法:映画館

 前作『イップ・マン 葉問』のラストで少年期の李小龍=ブルース・リーが登場するのですが、今3作目では冒頭で見事に繋げている。「大人になったら来なさいと言われたから来た」と素直に語る李小龍。詠春拳武館入門断られたかと思い、そそくさと帰って行く。後半には再び登場して、イップ・マンにダンスを教えるというエピソードも・・・

 1959年の香港は好景気に沸いていたものの、悪徳不動産屋による地上げが行われてもいるなどと不安定な状況。不動産王フランク(マイク・タイソン)の部下たちは、イップの息子チンが通う小学校の土地を買おうと脅しや放火や実力行使と悪行三昧。何度となく襲い掛かる悪党をイップ・マンと、同じく小学生フォンの父親チョン・ティンチ(マックス・チャン)が協力して返り討ちにする。このチョンはイップと同じ詠春拳の使い手であり、師匠の師匠が同一である、いとこ弟子といったところ。

 フランクは警察署長とも繋がっていて、犯罪にはなかなか警察が出動しない。一人気を吐いていたのはポー刑事だけだった。やがて悪行マックスとなり、ついには小学生を数人誘拐して、土地を売らなければこいつらを売り飛ばすぞ!と脅迫してくるのです。たまたまイップとチョンの息子たちも誘拐されたので、もう怒りの方もマックス。そして、この造船所における戦いが凄まじい。相手は100人以上か、勝てるのか?とも思うのだが、カンフーでの100人切りは驚きと興奮、見事な戦いだ。警察が頼りにならない時には新聞記者を使うってところも前作を踏襲している。

 その後にはマイク・タイソンとの3分間マッチが待ち受ける。物足りない気もするが、既に新聞記事にもなっており、「3分間耐えたら見逃してやる」という強者の余裕なのかもしれない。こうして一件落着かと思いきや、次はチョンとの戦いだ。チョンは自分の詠春拳が正統派と主張し、香港武術界の掟通りに次々と他流派の師範を倒してゆく。最終的にイップを倒せば武館を開けるのだが・・・その頃、イップの妻ウィンシン(リン・ホン)がガンに侵されていることが判明し、妻との時間を大切にするイップは試合を無視するのだった・・・

 “継承”というサブタイトルはもしかして・・・と、良からぬ想像もしてみた。しかし、妻ウィンシンはこっそりチョン宛の挑戦状を送っていたのだ。やはりイップ・マンは戦いあってこそ。人格者としても尊敬に値するが、強いからこそ讃えられたのだろう。泣けること間違いなし!

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kossy

3.5そろそろマンネリか

2019年3月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

興奮

シリーズ通してアクションの質は高く維持されているが、印象に残るようなシーンはあまり無いように思う。
史実から離れすぎるのは良くないが今回は奥さんの話以外にドラマチックなものはない。ブルースリーとの関係性は次回にお預けなのか。

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佐ぶ

5.0結構、感動もの

2019年2月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

幸せ

三作目の最後の方は奥様に焦点が当たり、
かなり泣けました。
詠春拳同士の戦いも見もの。
アクション好きな方にはオススメです。

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ケイト

5.0私の中では満点です

2019年2月2日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

ストーリーがしっかりと出来ていて、スピーディーで飽きさせない。
人間とは家族とは、という哲学も上手く入っていて、あのタイソンも良い?悪役だった。

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rem335

4.0集大成

2018年12月30日
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三作品の中で1番好きだった
カンフーは相変わらずかっこいいし
戦う人数が作品を重ねるごとに多くなっていく
家族愛を多く入れたのが良かった
感動しました
4も公開するみたいだし、3作品一気に見れてしまうのでおススメです
エレベーターのシーン好きだったなぁ

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ビタミン

4.0ドニー兄貴の当たり役

2017年10月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

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青空ぷらす

4.0イップ・マン 継承

2017年10月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

ブルース・リーにとっての唯一の師匠として知られる中国武術“詠春拳”の達人、
イップ・マンを主人公に描くカンフー・アクション・シリーズの第3弾。
愛する妻子と町を守るため、凶悪な不動産王に立ち向かうイップ・マンの活躍を描く。
冒頭で若き日のブルース・リーが登場してました。
イップマンは、
大勢との大立ち回りや、
VSボクシング、
VSムエタイ、
VS詠春拳と、
アクションが満載。
中でも、
エレベーター内で妻を守りながらムエタイとの戦いが好きでした。
ムエタイの敵演じるサルート・カーンウィライは、
「バトルヒート」でトニー・ジャーのスタントやってたみたいで、
どおりでトニー・ジャーに少し似てると思いました。
マイク・タイソンはボスキャラでなく特別出演的な位置付けでした。
イップマンとの対決も3分間だけで消化不良ぎみ。
それでもラストの、
棒術、
刀術、
徒手と続くマックス・チャンとの詠春拳同士の戦いは見応えありました。
アクション以外で、
ずっとイップ・マンを支えていた奥さんとの描写が丁寧に描かれているのも良かった。

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しょうちゃん

4.5シリーズ最高傑作!!!

2017年10月1日
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鑑賞方法:映画館

まさかまさかの愛の物語。泣けました。傑作です!
ドニー兄貴のカンフーアクションは、今作も強くて美しく惚れ惚れします。様々な空間を上手く使ったアクションに感心しましたが、一番好きなのはエレベーターの中での闘いとスマートに降りてきて奥様を連れ帰るシーン。あの狭さの中でのカンフーって初めて見た気がします。大人のカンフードラマでした。

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yookie

4.0イップマン継承

2017年9月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

このシリーズ3作には、外れが無い。十分楽しめた。アクション、演出もよく、音楽(日本人監督)もよかった。しいて言えばブルスリー役の出演シーンに意味がなかったが・・・まぁとにかく見て損は無い。なぜこのシリーズが、民放ゴールデンの映画枠で放送されないのか不思議だ。

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マッチ

5.0『武術』よりも『愛』

2017年9月16日
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鑑賞方法:DVD/BD
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mg

5.0シリーズ3作目1959年香港

2017年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

前2作がフィルム上映だったのでDCP(デジタルシネマパッケージ)はクリア。どちらもいい感じ。
マイクタイソンが中ボス扱い。でも動きのキレとスピード、迫力が予想以上でビックリ。デンプシー・ロールまで披露。

クライマックスは詠春拳vs詠春拳。棒術、刀術、体術。寸勁1インチパンチを初めて披露。

奥さんとのシーンが泣かせる。ヒップライン。
3作連続して、しかも大きなスクリーンで堪能出来てとても良かった。

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消されるので公開しない

3.5人間イップ・マン

2017年9月10日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

萌える

ドニー・イェンのアクションはもちろん素晴らしい。
だが、彼の魅力はそこのみではないことを再認識させられる。
武道家としての見事な佇まいが感じられる。
それは日本の武士道にも通じるもので、凛とした気持ちになる。
そして、その妻の立ち振る舞いもまた見事で、心に沁みる。
日本の女優にはなかなか見られない上品な美しさが感じられた。
ブルース・リーの威光目当てなのか、
無意味に登場させるのは逆効果では?

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みみず

3.5最高❗

2017年9月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

映画としては、今一。

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シゲドン

4.0伝えたかったのは技ではなく心

2017年7月2日
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このシリーズは始めて見たので、妻との繋がりを知っていたら、もっと心に残る映画になっていたと思う。

この映画、話は単純で、小学校を悪徳不動産屋から守るというものだが、香港の実情や師弟の関係、そして最愛の妻との繋がりなど、様々な始めを盛り込んでいる。

もちろん、イップマンのカンフーは気品溢れ流れるような美しいもので綺麗だった。
またタイソンとの異業種格闘は、タイソンのパワーとイップマンのスピードの戦いで、興奮して見ていた。

そしてなにより心に残ったは、正統者を決める試合の同時間、妻のために慣れないダンスを踊っているシーン。
妻への後ろめたさもあると思うけど、誰が考えても、優先度ははっきりしている。
それをイップマンは、妻との時間を選んだ。

今自分にとって一番大事なことを躊躇なく選んでいる。

大事なことは形ではなく心だと、この映画はまた教えてくれた。

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Mac

3.5ドニーイエンはすごい。3は特に。集大成。

2017年7月1日
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ドニーイエンはすごい。3は特に。集大成。

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ころ

4.0懐かしの香港映画

2017年6月12日
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鑑賞方法:映画館

昔、やたら香港映画が封切られていた頃の感じと変わっていなくて懐かしく鑑賞できました。
カンフーもさすがという感じで素晴らしかった。
闘う時はあんなに強い男なのにやっぱり奥さんには弱いんですね。
それにしても、マイクタイソンって本当にあんなに強いのかな。

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yosci56

5.0ドニー・イェンといえばこれ

2017年5月25日
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鑑賞方法:VOD

興奮

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ほんげ

3.0強くて美しいアクションは必見!!“最強”の苦悩と決断。

2017年5月20日
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悲しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:前作までの知識は不要。イップ・マンの華麗なアクションの連続に、思わず息を飲む。同時に、家族の大切さを改めて知った彼の決断にも、また心震わされる。
否:アクションは少しやりすぎな演出もあるので、好き嫌いは分かれるか。

 さすがブルース・リーの師匠、イップ・マンです。並みいる悪党を前にしても、顔色1つ変えることなく、次から次へとなぎ倒していく様は、とても痛快でカッコイイです。そして今回は、あのマイク・タイソンとも死闘を繰り広げますので、そちらも目が離せません。
 そんなイップ・マンが、彼を支えてきた最愛の妻・ウィンシンが病に倒れた時、初めてその存在の大きさを知り、葛藤する様子には、どこか哀しいオーラが漂います。時を同じくして、同じ“詠春拳”を掲げるライバルが現れた時、 イップ・マンかどんな決断を下すのか、そこもまた見どころの1つです。
 前作までの知識がなくても楽しめますので、アクション好きな方には是非。

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映画コーディネーター・門倉カド

4.0ドニーさん・・・・・・・・・

2017年5月18日
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ランナー