劇場公開日 2017年10月27日

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ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価

全606件中、1~20件目を表示

3.5Denis Villeneuve's Dream of Electric Sheep

2020年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

興奮

萌える

The original's screenwriter Hampton Fancher helps the story plug into the first film without doing any damage to it as a standalone film, but 2049 sometimes is like a TV drama pulling stylistic cues from the first one--overly long and slow because the first one was long and slow, not so much because there is a story unfolding on the screen. Still, as a fan of the original, it is hard not to like.

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Dan Knighton

4.5観客の感情を巧みにいざなうヴィルヌーヴの手腕

2017年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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牛津厚信

5.0人かモノかの問のその先へ

2017年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

個人的に最も注目していた点は、前作の問題意識――レプリカントのような人工物は人間であるか――からどのようにさらなる問題意識を発展させているかだったのだが、その点は見事に期待に応えてくれた。
本作はレプリカントたちの物語である、前作の、レプリカントは人間であるか、そしてそれを愛せるかという問題意識は、すでに当然の理ともいえるような状況である。(それを快く思わない「人間」もいるのだが)

2017年現在、前作が提示した問題にすでに我々は現実に直面しつつあるなか、さらにその先の問題としてデジタルデータのプログラムにすぎないバーチャルアイドルへの愛があり、レプリカントへの差別がある。差別、ということはある意味で、この社会は彼らが人間かモノかの問いから、次のステップに進んだことを示唆してもいる。そして現にレプリカントぬきではあの社会はまわっていないようにも見える。
ボストン・ダイナミクスの作る2足歩行ロポットや4足歩行ロボットに生き物としての実感を感じ始めている我々現代人の考えなければいけないテーマがたくさん詰まった作品だ。

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杉本穂高

4.5なるべくしてなった“あっち側”の物語

2017年10月29日
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興奮

知的

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村山章

4.5163分はあっと言う間の視覚体験!!

2017年10月24日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

知的

ソーラーパネルがガラスの海のように広がる2049年のメトロポリス、L.A.のビジュアルは、先人が視覚化した煙突から時折飛び出す炎が漆黒の闇を照らす画期的なイメージに匹敵するもの。もし、その前作を未見でも、人工知能を開発してしまった人類に与えられた限りある未来を、誰が、どう切り拓き、どう受け継ぐかという物語の経緯と、そして、涙なくしては見られない結論は、観る人全員を興奮させ、感動させるはず。35年の時を超えて再設定された映画は、だから決して世代を選ばない。ライアン・ゴズリングがここまで役にハマった例はそう多くないのでないだろうか?その透明な皮膚感といい、感情を封印した無表情といい。いずれにせよ、163分はあっと言う間に過ぎ去る視覚体験である。

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清藤秀人

4.5大御所感が出てきたD・ヴィルヌーヴ監督の濃密な映像世界

2017年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

「複製された男」そして「メッセージ」と、SF映画ファンの期待に応える快作を作ってきたドゥニ・ヴィルヌーヴ。監督作を重ねるごとにスケールを増してきた感のあるヴィルヌーヴが、満を持してSF映画の金字塔「ブレードランナー」の続編に挑んだ。前作でリドリー・スコットが創造した日本テイストあふれる近未来のLAなどさまざまな要素を引き継ぎつつ、P・K・ディックの原作小説の思索的・哲学的命題も新たな解釈で盛り込んだ(ディックの「模造記憶」の要素も意外な形で登場する)。そして何より、あらゆるショットがお金と手間暇をかけてじっくりと作り込んだと思える重厚で濃密な味わい。編集のテンポ感が少々ゆったりしすぎかなという気がするシークエンスもあるが、軽快なストーリー展開よりも作品としての重みと格調を優先したのだろう。BGMも重低音が圧巻なので、音響設備のよい映画館での観賞をおすすめしたい。

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高森 郁哉

4.0住みたくない世界

2024年3月23日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

…近未来SF
アンドロイドの世界
人との温もりとかなく
冷えきった世界
荒れ果てた街
生きる望みも持てないの様な世界
何を伝えたいのか分からない

…記憶の中の木で作られた犬
足裏に番号が記されていた
追跡していくうちに自分は…
・・と思った。思い違いだった
記録の中の記憶だった
母親との接点を探していた
愛すること
誰にも愛されない気持ちが
…とても切なくなる

常に無機質な空間ばかりを目にして
木々の鮮やかな緑にホッとする
でもそれはバーチャルに
映し出された建物の中
植物さえも生きられない
人の感情を
もっても意味のないアンドロイド
どんな未来になるのだろう
明るい未来ではない
…行く先の未来は。
先の読めない
プロセスがおもしろい

この監督の独特な
音楽と映像。砂の惑星と同等のレベル
少し音楽が過剰すきる場面もあったかな

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しろくろぱんだ

3.5誕生は奇跡でもあるが恐怖でもある

2024年3月18日
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鑑賞方法:VOD

興奮

誕生は奇跡でもあるが恐怖でもある

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いのしし

4.5前作より好きだ

2024年3月18日
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鑑賞方法:VOD
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なにわ

3.5続編皆勤賞俳優と呼ぼう

2024年3月16日
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鑑賞方法:その他

知的

難しい

寝られる

ハリソン・フォードって自分の主演作の続編によく出てくるよねー、とふと思ってタイトル付けてみた。

SFカルト映画の金字塔、ブレードランナーの40年後の世界を描いた続編、だけどオリジナルを知らなくてもさほど取っ付きにくさは無いかも。

レプリカントのKD6-3.7は旧型レプリカントの掃討を行うプレードランナー。彼の管轄のロス郊外で一人の旧型レプリカントであるザッパーを解任、つまり抹殺したところで、ザッパーの家の庭に不自然に置かれた一輪の花を見つけ、その周囲を探索すると地中に箱が埋められているのを発見する。

その箱を回収し中身を確認すると、中には女性のものと思われる人骨が入っていた。
その人骨はレプリカントのものであることが特定されたが、骨の一部にレプリカントではまず起こり得ない傷が発見される。その傷の持つ意味とは。

いつも言うけど続編映画って難しいよねぇ。前作の世界観を維持しつつ新しい物語を作り出していかなきゃいけないし、前作で起こったことを無かったことにはできない。そういう意味で、うまく前作から30年後という設定を生かしたメインストーリーにしていると思う。
これ、例えば10年後とか、60年後だとあまりピンとこないし、何より実際に前作から35年後と近いところも意味が出てくる。ハリソン・フォードの老け方とかね。

ただ、ロスの街並みなんかは前作を強く意識しすぎているので、そんなに日本がアメリカ文化を席捲するようなことになってんのかなぁとかちょっと違和感も。ただ監督曰く前作の世界観を意識したって事なので、やっぱりこうなっちゃうよね。

俳優陣でいうともうアナ・デ・アルマス嬢の可憐さ、健気さがダントツ心に響く。でも、彼女メイドAIなのよね。なのでとっても献身的、いやそれ以上のものを感じさせてくれる。
レプリカントや人間なんかより、よっぽどエモーショナルなところが本末転倒なような、でもAIだと実際そうなっちゃうのかなぁ、もう沼にハマったら戻れなさそうだなぁとか。
あるシーンはAIを愛した人がぶつかる問題のある種の解決策…になるかな。

物語は…ちょっと長い。ダレる。淡々としているので寝そうになる。
一つ一つのイベントがちょっと冗長かなぁと感じた。もっとスピーディーにしたらもっと評価は上がりそうだし、小難しい話を端折ればできそうなんだけど。リドリー・スコット御大が絡むとどうにも講釈が長くなりがち。

あー、このサイバーパンクな世界観懐かしいわーと思えれば星四つかも、でも単品映画としては尺長すぎで-0.5。

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ハルクマール

5.0フィリップディックの原作を読んだ後にこの映画は封切りで見た。八千代...

2024年2月11日
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マサシ

3.035年経って作る続編の謎が未だに解けず

2024年2月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

中学生の時に劇場で観て衝撃を受けた1982年公開の大傑作カルトSF映画「ブレードランナー」
その続編をなぜ35年も経った2017年にやるのか?という疑問を持って初公開を鑑賞したけど答えは全く得られず無駄に作ってしまった続編ものという感想
そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作「デューン砂の惑星 part two」公開に向けて監督作の復習で2024年の今、2度めの鑑賞するも、やっぱりその理由は今だ全然わからず・・・

ダイナミックでスペクタクルな映像は素晴しいですが、広大な映像が多く風景画の様で動きをあまり感じないのと全体的に映像そのものが暗すぎる
そしてそれらセリフのない無言の映像のバックに終始流れる重低音の効いた不穏な音楽、と観ていて非常に疲れる作品です

という所で、抑揚を感じず冗長、一番気になる35年間というギャップを埋めるだけの必然的なストーリー展開も感じず、今回もまた全然ノレませんでした

本作の唯一の見どころはやはりジョイを演じるアナ・デ・アルマスさん
メチャクチャ可愛くて綺麗でスタイル抜群、特にチャイナドレスも似合って最高に魅力的、彼女を観るためだけに鑑賞する価値のある1本

何がイマイチなんだろうとずっと考えてましたが、たぶんストーリーなんだろうな、と思ってます

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Jett

3.0長いな・・・

2024年1月1日
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プライア

3.5前作のようなSF史に残るような作品ではないが。

2023年12月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

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なお

3.5アンドロイドは〈子供〉の夢を見るのか?

2023年12月19日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

『ブレードランナー』の世界観を受け継いだ続編。今作ではレプリカント達が主役になっている。
「〈被造物〉が自律する意志と方法を獲得した時、どのようなことになるのか」と云う話だと思いますが、話の展開が若干強引な処が気になりました。

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Yasaburo

4.0俺は本当に映画を見たのか?

2023年10月17日
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鑑賞方法:映画館

同じ監督の「メッセージ」すごくよかった。

この映画も雰囲気が似ていて、効果音とも、音楽とも言えるような、電子的で、重荘な、圧倒的な重みのあるものが近くに「ある」ような錯覚におちいる音。

それと

静かに、フィックスした画面からゆっくりと動いていく画角に、とてつもない情報量のいろんなモノが混ざり合っている。

パパっとフラッシュしたかと思うと、誰かが銃で撃たれていたりする。すごく緻密な、計算されたアクションを綿密に準備して撮ったんだろうな。

あ、あと「記憶」がテーマになっているのも『メッセージ』と同じ。この監督、そういうお話が好きなんだね。きっと。

で、快適な眠りから目覚めてみると、映画がいつの間にか終わっているのも『メッセージ』と同じ。「はっ!寝てた」「あー、気分良かった」「なんか眠くなるんだよね」「退屈じゃないんだけど。むしろ、好きな部類の映画」

「いや、覚えてるぞ。あんな事。こんな事」詳しくは書けません。ネタバレなので。。。「果たして、俺はこの映画、見たと言えるのか」?

主人公のKは、自分の記憶が植え付けられたものなのか、本当に経験したものなのか、それが揺らぐことによって、大切な記憶が失われていく喪失感にさいなまれる。その恐怖感は、本当に共感できる。だって、今自分が感じている記憶の錯乱も、Kの焦りと同じものに違いないから。

『ブレードランナー』何回も見たはずなのに、実は一回もちゃんと見たことのない映画。今回はドゥニ・ヴィルヌーブという、映像職人によって見事に味付けされた彼の空間を体感できました。

包み込まれるような、映像体験に興味がある方はどうぞ。おすすめです。この映画に関しては、眠くなっても駄作じゃありませんので。

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うそつきカモメ

2.0設定はやはり良いが

2023年8月31日
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前作と比べるとそこまで・・・。画は魅力的です。

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aaaaaaaa

4.5ドゥニ・ビルヌーブ監督の映画らしく、人間、レプリカント、AIの壁を超えた様々なかたちの愛を描いていた

2023年8月20日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

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Kazu Ann

5.0コンセプトを反映した意匠

2023年8月16日
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何が凄いって意匠が凄い。
『メッセージ』に引き続きコンセプトからブレイクダウンされたディテールは、前作と地続きな事を示しつつ現代から見ても未来を感じさせてくれる。
画面の情報量が多いが、それを味わえる尺をたっぷりとってくれているので満足度高い。
ウォレス社のインテリアからゴズリン自宅のキッチンまで構成もディテールも腑に落ちる。

要所でシンメトリーと重低音を多用してベタに重厚感を出してて好きです。
実写で現実に虚構がオーバーレイする表現は物哀しい味わい含めて現時点でこれ以上の物はないと思えるくらい。
ゴズリンの顔面力も良過ぎ。

単品の作品として円環構造を持ちつつ前作の解釈にも影響するような要素を入れてるのも好き。
詳細を書くとネタバレになるけど、虚構の意義・ワンノブゼムと自覚した上での実存・第三世界からの搾取など現代的なテーマを物語上の必然として描いていてストーリーテリングもクレバー。

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omoro

5.0ひいき目満点

2023年7月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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こまめぞう