劇場公開日 2017年8月4日

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「ユニクロン?衣料品を生産販売するあれですか?」トランスフォーマー 最後の騎士王 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ユニクロン?衣料品を生産販売するあれですか?

2019年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 『アルマゲドン』の反省が未だに活かされてないマイケル・ベイ監督。トランスフォーマーたちの故郷であるサイバトロン星が地球に接近する中、後3日でぶつかるというんだから、地球にはかなりの影響が出ているハズ。それをマーリンの杖探しやらTRFの謎の行動(人類の味方オートボットまで攻撃する)などしてすったもんだである。まさか核攻撃して解決するんじゃないだろうな?と悪い予感が沸々とするものの、「核攻撃の許可を!」のセリフだけで終わったので安堵。あんどと言えば、エンドロールが極端に短いので、長尺で疲れた観客向けのサービスなんだと思い、ちょっとだけ評価したい。

 今作はほとんどアーサー王伝説を基にしたストーリー。ウィトウィック騎士団の生き残りであるというエドモンド・バートン(アンソニー・ホプキンス)が1600年前のマーリンの杖を探し、唯一その杖を使えるマーリンの子孫であるヴィヴィアン(ローラ・ハドック)と、三流発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)と共に行動する。一方、サイバトロンのクインテッサはオプティマス・クライムを洗脳して、ネメシス・プライムとして地球を滅ぼすための差し向ける。

 倒れたトランスフォーマーからタリスマンを託されたケイドは、体を這いまわるほど気味悪いものだと思っていたが、それは彼を助けてくれたり、終盤にはそれがエクスカリバー(か?)に変身してくれてトランスフォーマーを結束(円卓の騎士だったのか?)させてくれる。そんなこんなで迫りくる惑星だか宇宙船だかにTRFや軍隊とともに殴り込みをかける面々。乗り込んだかと思ったら数機のオスプレイが墜落!これには笑っていいのか悪いのか迷った・・・

 2作目以降、人間の描写よりも派手なアクションで押しまくれ!といった感じで突き進んできたこのシリーズ。なぜだか今作に限って、笑わそうとするセリフがいっぱいあるのですが、シーンの切り替えが早すぎて、素直に笑えません。破壊王の健在ぶりを確認したと同時に、時間が経つと内容をほとんど覚えてない状態になる映画に聖杯で乾杯したい。

kossy