うつくしいひと

解説

行定勲監督が、出身地・熊本の地域創生を目的とした「くまもと映画プロジェクト」で手がけた中編作品。行定監督のほか、橋本愛、高良健吾ら出演者も熊本県出身者で、熊本城や夏目漱石旧居、江津湖、菊池渓谷など、同県の名所旧跡で撮影。セリフも熊本弁になっている。行定監督がディレクターを務めた熊本県菊池市で開催の「菊池映画祭2016」(16年3月4~6日開催)で上映された後、期間限定で無料配信。さらにその後、16年4月の熊本地震を受け、各地でチャリティ上映される。

2016年製作/40分/日本

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(C)2016くまもと映画製作実行委員会

映画レビュー

3.5印象に残る小品

2024年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

幸せ

GAO!にて鑑賞。
2016.8.31までは、購入代金300円がくまもん募金箱に寄付されて、熊本支援に繋がると知って鑑賞。

震災がなかったら、購入しては鑑賞しようと思わなかった作品。

遥か昔の修学旅行を思い出しつつ、ネット等で知る震災の爪痕を思い出したり、報道されていない地域の被害を想像したりして感慨にふける(震災前に撮ったので皆全て美しい)。

でもそれだけではなく、39分39秒(サンキュー・サンキューのダジャレ?)の小品としては思わぬ拾いものだった。

主人公の母の着物の袖がひっくり返っているのは、
活花師範という設定からするとどうよ、
否、日常性を表現するためにわざとか?
というような細かい突っ込みどころは多々ありつつ、

青春時代の甘酸っぱさ、
中年になってからの落とし前のつけかた
が、胸に残る。

そして姜氏の佇まい、声、抑揚。
東大の名誉教授で、政治学者ではなかったか?
『悩む力』というご著書で注目していたけど、
この役ははまり役。この方しかいない。
特にクライマックスのアップは、相手役の石田さんの表情と合わせて、いつまでも心に残る。

ミステリーっぽく始まる小品。
くまモン絡みは御愛嬌。
本筋はすぐに察しがつき、その後の人間ドラマを期待するけど、2時間ドラマのようには盛り上がるわけではない。

その、39分39秒の中で、大人の恋愛をさらりとまとめた作品。
だからか、余韻が残る。

冒頭に出てくるホイットマンの一節と共に、
年をとるのも悪くない、
そんな風に満ち足りた気分になった。

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とみいじょん

3.0ストーリーも何もないのだけれど

Mさん
2022年10月6日
Androidアプリから投稿

とにかく美しかった熊本を見ることができる。
熊本の人にとっては、重みのある作品。たしか、収入は熊本地震の復興に寄付されたのでは?(すみません。確認はしていません)

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M

3.5うつくしいくにの、うつくしいひとびと

2020年7月12日
iPhoneアプリから投稿

熊本を舞台に熊本出身の行定監督が熊本出身の俳優陣でつくった、うつくしい作品。
豊かな自然や美しい街並みを画に残しておく、それだけでも映画の存在意義はある。
震災や集中豪雨と度重なる自然災害が続く熊本。いろんなかたちで熊本を応援するとともに、自然との共生をいま一度立ち止まって考えたい。

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atsushi

3.5方言と町並み

2018年12月27日
iPhoneアプリから投稿

何度も行っている熊本の風景が映し出され、聞き覚えのある方言が交わされ、いい。ちょっとわざとらしいところもあるけど。先が読めてしまったのは残念。

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いつこ
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