劇場公開日 2018年3月16日

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「死んでも生きている人達?」リメンバー・ミー ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0死んでも生きている人達?

2018年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

最初から最後までミゲル少年の活躍に尽きる物語です。彼の音楽への情熱と家族への愛は、自分だけでなく祖先も含めた家族の運命も変えてしまいました。彼の一途な行動にはとてもワクワクし共感しました。「死者の国」のヘクターとイメルダの間の誤解を解き、一族に伝わる音楽嫌いも解決してしまいました。「死者の国」の位置づけも、あくまで現世との関りで描かれていて、生きている人から忘れられたら永遠に消え去ってしまうというのも巧みである。死んでもまだ生きている人達とも言えよう。それほど独創的ではないが、子供から大人まで納得させるしっかりした内容になっている。
内容は独創的ではないが「死者の国」の描き方には感心した。こんな明るく陽気でファンタスティックでカラフルな「死者の国」を作り出したのがこの映画の一番のポイントかもしれない。

ガバチョ