レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
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アイアンジャイアントの頭がちゃんと凹んでます!
なんとアイアン・ジャイアントの頭がちゃんと凹んでるんですよ!
『アイアン・ジャイアント』を観ていないとなんのこっちゃでしょうが、こういう細部へのこだわりが、この作品の、そして登場人物への説得力に繋がっているのだと思う。
到底一度観たくらいでは確認し切れないほど膨大なキャラやメカが登場するわけで、そのすべてをスピルバーグが知っているわけでもファンなわけでもないだろう。それでも付け焼刃に見えないのは、スピルバーグが愛情あるスタッフを揃えて、それぞれのこだわりをすくい上げることができたからではないか。
安易にも時代遅れにも思える結論は、この映画がちゃんとメジャーを向いているからだと肯定的に捉えることにした。それよりも、この映画を子供と観た父親が、家に帰って嬉々として『アイアン・ジャイアント』を子供に勧めるみたいな「継承」を、ノスタルジーでなく推進してくれる映画になっていることがとても嬉しい。
魅力的なVR世界とつまらない現実世界の対比
現実でも普及の兆しがあるVRを題材にしたSF映画。現実と虚構という対立構図の作品はSFでは珍しくないが、現実に普及しつつある技術をフィーチャーしているからか、身近なテーマと感じさせる。
多くのキャラクターを登場させて、夢のようなデジタルワールドを作ったスピルバーグだが、最後はやはり現実が大事だと結論づける。しかし、VR世界をあれだけ魅力的に描いていおいて、その結論でいいのか、という気もする。現実の良い部分はあまり描かれていないだけに。
とはいえ娯楽アドベンチャー映画として一級品で、さすがはスピルバーグといったところか。このところ大作映画ではあまり存在感を発揮していなかっただけに往年の映画ファンを喜ばせるとともに新しいファンも獲得しただろう。
この設定ならシリーズ化も容易だろう。ぜひシリーズ化してテーマの深化と魅力的な悪役の登場を期待したい。
驚異的なまでの娯楽作の誕生に、ハリデーの姿がスピルバーグのごとく見えた
スピルバーグにこの類の作品を生み出すことなどもう無理だと思っていた。だが不可能なことほど燃えるのがこの人の性分。あるいは単純な負けず嫌いとでも言おうか。結果的にこのノリ、アイディア、テンポ、スピード感、すべてにおいて彼にしか成しえない究極の映画がここに誕生した。
本作は見ての通りCG処理に膨大な時間がかかる。その間、スピルバーグは強靭なバイタリティで『ペンタゴン・ペーパーズ』を撮り上げてしまったというから驚きだ。そしてこの社会派から純然たるエンタメへの大きな揺り戻しもまた、リミッターを解除した本作の底から突き上げるような面白さの原動力になりえている気がする。ストーリーの面白さもさることながら、未来なのに濃厚な80年代色に満ち、さらにはバーチャルとリアルを手際よく重ねてクライマックスに向け超絶的なドライヴ感を生み出す手腕もさすが。創始者ハリデーにスピルバーグの姿がダブって見えるほどだった。
オタクくんにこそ見てほしいニチャニチャ映画
VRに入り込む人たちは外の人たちから見ると不気味でバーチャルに逃避するだけの世界はディストピアなんだと思い知らされました。
「現実こそがリアルなものである」バーチャルを楽しみつつも現実と向き合って生きていくことが大切ですね😉
映画やアニメのネタがふんだんに使われてて最高でした。
特にシャイニングの世界観に入りつつゲームに落とし込む様子やゴジラとの戦闘シーンはオタクの私にとってワクワクさせてくれます
ストーリーはオマケ
正直メインストーリーはご都合主義すぎて面白いとは思えなかった。
権力、財宝を欲にまみれた奴らを抑え純粋にその世界を愛してる者が手にするという流れは手垢の付いた王道すぎる流れ。もっともこれすらも夢のチョコレート工場のパロディという声もあるが、映画のメインストーリーを他の映画のパロディにしていたとしたらなお悪い。
他にも何千何万のプレイヤーが見付けられなかった謎を主人公が解くのだが、かつて大勢の人が入り浸っていた場所に堂々とヒントがあるのに誰も気付かない。大企業の社長が金のために堂々と住居を爆破、殺人をするなどストーリーの理由付けが全く出来ていない。パロディ映画だから細かい設定なんてどうでもいいと作られたのだろうか。
最終的には金目当ての悪者からゲームの世界を守るという流れがいつの間にか現実の世界を充実させることが大事という結論になるのだが、これも結局はたまたま知り合ったプレイヤーがいい人ばかりで、たまたま大金を手に出来て、たまたま可愛い彼女が出来たという幸運の上だけで成り立ってる結果なのにそんな教訓のようなオチを持ってこられても心に響かない。
この映画にパロディ要素が無かったら全くと言っていいほど魅力は感じられない。ただ、逆を言えばパロディ、オマージュを探すというだけならこの映画の評価を見直すほどのワクワク感は得られる。
やはり自分が知っている作品のオマージュを見付けられたらテンションは上がる。もちろんこの映画を見たきっかけはそういう色々なキャラクターが出るという触れ込みなのだが、個人的に一番衝撃を受けたのがシャイニングの映画のホテルの中に入り込めるシーン。VRが発展したらFPSやらスポーツゲームなんかよりもこういうのに憧れる。ニコルソンではなく肉が腐るババアに襲われるという原作ぶち壊しの展開ではある(ただしこれは俳優の関係で仕方ないのかもしれない)が、このシーンが見られただけでもこの映画を見て良かったと思えるほどの驚きだった。
いっそのこと悪者からゲームの世界を守るだのリアルの生活が大事だの中途半端に現実とVRを交差させようとせずに、VRの世界でいざこざがあってそれを解決していくという流れにしておけばネバーエンディングストーリーのような名作っぽい雰囲気になれたかもしれない。
世界で一番好きな映画!
めちゃくちゃ好きな映画です。
とにかくたくさんの映画、アニメ、ゲームのキャラクターが出てきて、皆でクエストをクリアしていくような物語です。
終盤でグッとくるようなシーンが沢山あるのですが、毎回同じ場面で泣いてしまうぐらい大好きです。
しかもグラフィックもかなり綺麗で、各登場人物の性格も多種多様で愛おしい〜!
友達皆にオススメしてます、是非
地雷映画。現実で戦争してバーチャルまで戰うこたぁないだろう
身体の不自由な方がこの世界で楽しむのは良いのだが。
RPGゲームは好きだ。PC9800VM2を買って、楽しんだのは日本ファルコムの『ザナドゥ』だ。そのくらいRPGは好きだ。だが、3Dになった途端やる気が失せた。画像が現実的になった影響で、現実の方が楽しいと思え始めたのだ。勿論、ゲームの脚本に飽きたのもある。全てがバーチャルでしか楽しめない2045年の人達が可愛そうだ。
ヒトラーが言ったナチス・ドイツの復活の年なのは意図的なのだろうか。
『アバター』や『サマーウォーズ』をリスペクトしているが、偉大と言われる演出家のすることじゃない。『アバター』も『サマーウォーズ』も現実世界あってのバーチャルだった。
この映画は昔から白人演出家が描いてきた『フライング・ダッチマンの奥さん』の話だ。日本で言えば『北極3号』
オタクが変態扱いされていた時代が懐かしい。これでは社会が正にオタク野郎♥なってしまっている。
派手でなくて良い。落ち着いて見られるアニメが見たい。勿論、実写映画もね。
後、20分もある。
75歳までしか生きる事のできない絶滅危惧種民族は55歳までの方しか、このバーチャル社会は経験できませんよ。経験したくば、LAでもNYでも行って、アメリカンドリームを追い続けましょう。しかし、アメリカは自由と民主主義までバーチャルじゃなければよいのですが。
こういうSFが苦手なんやろな
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未来の話。巨大なバーチャル空間で別人になれる仕組みが大ヒットしてた。
その開発者が、その空間内である物を探し出した人に全てを相続すると遺言して死亡。
主人公らはそれを探すために色々となぞ解きをして行く。
悪の会社が組織ぐるみで参加しており、極悪非道な手段を使って来る。
でも結局そいつらを倒して主人公の勝利。
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評価はいいみたいやが、おれはこのテのSFは嫌いみたい。最初の10分ほどで分かった。
とにかくド派手なだけで、人間心理の機微の表現より映像で勝負するような映画ね。
登場人物も多過ぎて全体に騒がしくゴチャゴチャしてる感じ。
思えばこの手のSFで面白いと思ったことがない。
それとアメリカのヒーローものと、中世ヨーロッパが舞台の映画が苦手。
これだけ自分の好みがはっきり分かってれば、今後はスルーできる作品も増えそう。
EMOい、、
予備知識なしに劇場で観て、
スピルバーグが『シャイニング』をあの完成度で再現したシーンが突然出てきた瞬間にむせび泣きそうになりました。
オンラインとオフラインの邂逅も盛り上がらないはずがなく、
後のシーンで悪役が間抜けすぎようが、「俺はガンダムで行こう!」が関係なしに大興奮できる傑作でした。
まさにキャラクターの玉手箱
VRに全くなじみがない私には、本作にちゃんとついていけるか不安がありつつも、スピルバーグ監督作品ということで思いきって鑑賞。
予想外にのっけからいきなり目が離せない。さすがはスピルバーグ作品、なかなかの凝りようだ。
特に2045年の世界に80年代のポップカルチャーが融合されているところは、50代男子にとっては本当に涙モノ。そしてその観せ方が絶妙に泣かせる。中でも「ダイトウ」には共感。本作は若者向けと思いきや、なんだかんだおじさん向けか(笑)
CGメインの映像には少々物足りなさを感じつつも、なんと言っても笑って泣いてほっこりしての、あっという間の140分。ノスタルジックな気分にも浸れてまさに大満足。CGもできによっては悪くないものだ。
本作には多くの色々な仕込みがあったと思うが、80年代の記憶がやや薄れてきた今日この頃、見逃してしまったネタもきっと多いはず。ネットのネタバレ解説で復習するのがとても楽しみだ。そして、本作の題材になったそれらの作品を観直してみるのもいいかもしれない。
たのしーー!!
一番好きなのはレースのシーンです!!
主人公だけレースの秘密に気づいた時ワクワクが止まらなかったです!
レースをゴールしてアイテムを授かるシーン!!
最高!!!
マークライランスって、目がキラキラしてて、子どもみたいなゲームオタクの役めっちゃ似合います!
この作品観た前日にシャイニングを初めて観て、面白い!ってなってたので、シャイニングのシーンでテンション上がりました♪
最高のエンタメ作品でした!
1984年前後の洋楽好きには、たまらない
公開当時1回観て、スクリーンでもう一度観たくて、ずーと待つ事5年。
やっと東京国際映画祭の野外スクリーンで観る事ができました。
この作品、アマプラとネトフリでも観れるのですが、これは大きなスクリーン&いい音響で観たい作品。
スピルバーグの作品は必ず観ます。後期はコレといったものがなかったのですが、これは最高!
ヴァン・ヘイレンやホール&オーツなど懐かしい曲のオンパレード!
シャイニングやサタデーナイトフィーバーなど好きな作品がでてくるし、チャッキーやキティなどたくさんのキャラクター探しも楽しい。
応援上映ならぬ、歌っていい上映があったらいいな。
続編はすぐでるかと思ってたけど、でませんねぇ...
大迫力で興奮した。 ストーリーもキャラも二番煎じ感は否めないがトー...
大迫力で興奮した。
ストーリーもキャラも二番煎じ感は否めないがトータルで良かった。
デロリアン、ガンダムが登場したのには驚いた。
版権とかクリアしてて素晴らしい。
予算の使い方のお手本映画だ。
本作の見どころは映像。大画面で視聴しなければ楽しみは半減する。
スピルバーグだからこそできる、お祭り。
前提として
・2回目
・スティーヴン・スピルバーグ監督の作品はいくつか視聴済
・スタンリー・キューブリック版『シャイニング』は視聴済
小ネタの宝庫。
いわゆる"ポップカルチャー"が好きな人には一枚一枚の画だけでも興奮できるはず。
版権使用料どうなってんの??
オタクの力試しにも良いかもしれない。
描いていることは、今までいくらでも語られてきた普遍的なもの。結末だって分かりきってるかもしれない。
けれどもこの壮大さ。この所々見える、現実に完璧なまでに近い近未来。オアシスという理想を突き詰めたゲーム空間とVR。
細かい部分に技巧やらこだわりやらが詰め込まれていて、これが最高に良いのです。
"オタクが世界を変える"系のストーリーも、細部をここまで突き詰めれば傑作に変わる。
そして、本当に描きたかったのは"現実を変えるには現実に挑むしかない"。どれだけ理想的な世界を創り上げた偉人でも、現実への後悔を拭いきれなかった。
モローへの後悔が個人的には刺さる。そして恋人への後悔。
オタクじゃなくてもぶち当たる壁じゃない?
傷とかコンプレックスとかみんな持っているけど、そんなの関係なく繋がれるのがオアシス(ポップカルチャー全般とも言える)の良いところではある。しかし、それを飛び出して現実に繋がりを求めて欲しい。
そんな古いっちゃ古いけど、ネット黎明期でも刺さる話に私はグッときた。
それに対してIOIの社長(ソレント)はどうだろう?
ポップカルチャーを嫌いながらも、どこかオタクが羨ましい。そんな社長だ。
アバターにスーパーマンを選んでいたのも彼なりの趣味だったのだろう。スーパーマンは彼の憧れだったのだ。分かりやすいが全く色褪せない存在。
パスワードに対する警戒心も緩々な老人が、世界を牛耳ろうとするのが皮肉が効いてて良い。
そして顔は出ないが、あのドクロ身体の用心棒(アイロックだっけ?)。あいつは絶対オタクだ。オタクは余計な話するのが好きなんだ。
もちろん、ストーリーは地味なオタクが趣味に突っ走った結果、とんでもない地位を手に入れるというあるあるサクセスストーリーではある。
けど、彼がその過程で得たものは、どんなに金と地位を得ても手に入らないものだ。
綺麗事だけど綺麗事でいいじゃないか。綺麗事って美しい魅力があるじゃん。
現実の暗い部分は忘れずに描かれているので、綺麗事だけで済まさないのが非常に良い部分だと思ってる。
うーん、この……グッと引き寄せられるお祭り。俺がおっさんになった頃に子供に見せたら古いとか言われちゃうのかな……そんなノスタルジーにも浸れそうな、でも今は新鮮で新鮮でしょうがないぐらいに興奮してしまう作品。
SF好きには最高じゃない?
最高だった!あんな世界憧れるうう!!
AIとかVRとかバーチャルが身近な今、
本当にこんな世界になるんじゃ無いかって
久しぶりにワクワクどきどきした
そんな風にありえないんだけど、少しリアルで
面白かったー!!
細部へのこだわりも素晴らしい
いやいや想定以上の面白さだった。映画やアニメへのオマージュたっぷりで、映画人スピルバーグを満喫する事が出来た。
脚本的には今現在で想定範囲であり、近未来を受け入れやすく、破綻しないアドベンチャー的ストーリーであった様に思う。
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