お父さんと伊藤さん

劇場公開日:

お父さんと伊藤さん

解説

「ロマンス」「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督が中澤日菜子の同名小説を映画化し、上野樹里とリリー・フランキーが20歳の年の差カップルを演じた人間ドラマ。書店でアルバイトをしながら気ままに暮らす34歳の彩は、給食センターでアルバイトする20歳上のバツイチ男性・伊藤さんと付き合っている。小さな古アパートで同棲している2人は、庭で家庭菜園をするなどし、慎ましくも穏やかな毎日を送っていた。そんな彼らのもとに突然、息子の家を追い出された彩の父親が転がり込んで来る。こうして3人の奇妙な共同生活がスタートするが……。頑固だがどこか憎めないヒロインの父親役にベテラン俳優の藤竜也。「四十九日のレシピ」の黒沢久子が脚本を手がけた。

2016年製作/119分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2016年10月8日

スタッフ・キャスト

監督
原作
中澤日菜子
脚本
黒沢久子
エグゼクティブプロデューサー
小西啓介
プロデューサー
木村俊樹
半田健
アソシエイトプロデューサー
天野恵子
キャスティングディレクター
杉野剛
撮影
大塚亮
照明
宗賢次郎
録音
藤丸和徳
美術
仲前智治
装飾
須坂文昭
衣装
宮本茉莉
ヘアメイク
岩本みちる
編集
村上雅樹
音響効果
大河原将
選曲
佐藤啓
音楽
世武裕子
エンディングテーマ
ユニコーン
助監督
松倉大夏
制作担当
伊達真人
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(C)中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会

映画レビュー

3.0ささやかだけど、大切なもの

2016年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

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牛津厚信

5.0上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也がとてもいい。 泣けるシーンもちゃんとあって、 この映画はオレの好きな映画ベスト10に確実に入る。

2024年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

動画配信で映画「お父さんと伊藤さん」を見た。

2016年製作/119分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2016年10月8日

上野樹里
リリー・フランキー
長谷川朝晴
安藤聖
渡辺えり子
藤竜也

タナダユキ監督ははずれがなく安心。
これまで、
「ロマンス」
「ロマンスドール」
「百万円と苦虫女」
「マイ・ブロークン・マリコ」
を見たことがある。

書店でアルバイトをしている34歳の彩(上野樹里)。
気ままに暮らしている。
彼氏は54歳のアルバイトで
バツイチの伊藤さん(リリー・フランキー)。

互いにいい年だが
将来について話し合うこともなく
流れるままに付き合うことになり
小さなボロアパートで同棲している。
庭で家庭菜園をしたり2人なりに慎ましく暮らしていた。

そこに息子の家を追い出された
彩のお父さん(藤竜也)が転がり込んでくる。
数週間経って気難しく口うるさいお父さんに彩は疲れてくる。

笑えるシーンが多かった。
1000本以上映画を見てきたが、
これはかなり笑った作品だと思う。

上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也がとてもいい。

泣けるシーンもちゃんとあって、
この映画はオレの好きな映画ベスト10に確実に入る。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

4.0渋くて優しいリリーフランキーの決断が清々しいラストでした。 それに...

2023年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

渋くて優しいリリーフランキーの決断が清々しいラストでした。
それにしてもナチュラルな上野樹里はとても魅力的でした。立ち振る舞いにもスタイルの良さが出ていました。
藤竜也、妙演でした。
とても良かったです。

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tuna

4.0【”夕食とは皆で食するモノです”と教職40年の父は言った。行き場のない父を温かく迎える血のつながりのない伊藤さんの姿に、善性を感じる作品。今作は派手さはないが、品性ある映画であると私は思います。】

2022年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■息子夫婦の家を、堅苦しい性格故に自らの意思で家を出た父(藤竜也)は、娘・彩(上野樹里)と20歳年上の彼氏・伊藤さん(リリー・フランキー)が暮らす部屋へやって来る。
 拘りのある性格の父は彩たちの穏やかな日常を一変させるが、3人は少しずつ距離を縮めていく。
 そんなある日、父は置き手紙を残して行方不明になってしまい…。

■私は、タナダユキ監督のファンである。初めて劇場で観たのは「四十九日のレシピ」であった。(今作のパンフは、今でも時折読み返す。)で、「百万円と苦虫女」をレンタルで観て、「ロマンスドール」映画愛に溢れた「浜の朝日の嘘つきどもと」を劇場で鑑賞し、タナダユキ監督の魅力を再確認した。
 今作は、私の居住区では物理的に観れなかったのであるが、配信にて漸く鑑賞出来た作品である。

◆感想

・タナダユキ監督作品に共通していると思うのであるが、登場人物は、皆、何等かの屈託を抱えつつも、善性溢れる人ばかりである。
ー 監督の、人を見る優しき視点が好きである。-

・今作も、魅力的な登場人物が描かれる。
 それは、教職40年の藤竜也さんが演じるややお堅い父”口癖は、・・・ではないかな?”である。
 そして、彩と付き合うことになった年の差20年の男、伊藤さん(リリー・フランキー)である。

・この二人の、血のつながりがないのに、相手を思い遣る気持ちが、何とも心地よいのである。

・お堅い父を訪ねて来る且つての教え子。その名をキチンと覚えている父。
ー お堅い父が、実は生徒たちに慕われていた事が分かるシーンである。-

■ホームセンターで交わす、父と伊藤さんの螺子について、楽しそうに交わす会話も良い。

<父が自ら下した施設に入るという選択肢。
 ”私が居ると、皆に迷惑をかけてしますのではないかな?”という台詞。
 オロオロする血のつながった家族の姿と対比した、その言葉を許容する伊藤さんの姿。
 今作は、派手さはないが、品性ある映画であると私は思います。>

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NOBU
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