ビースト・ストーリー　選ばれし勇者

何となく選んだ作品でしたが、思いのほか良い作品でした。
B級映画テイスト感が強めなのは、狼男が題材だからですかね？

普通の人間だと思って生きてきたリア充高校生の主人公が、ある日を境に一転して両親を殺した殺人者として警察から追われる立場になってしまう。狼男としての衝動を抑えながら流浪する最中、偶然立ち寄ったバーで出会ったジョーという同類の男から、自分の本当の両親がある町に住んでいるという話を聞かされ、その町を訪れることにする。だが、その町はよそ者を歓迎しない訳ありの町だったーー。
・・・というのが極めて簡素化して書いた粗筋です。

アクションシーンもそれなりにあって、二転、三転するストーリーがイイ意味で裏切ってくれます。期待して観なかった分だけ楽しめたので、★4つの高評価とさせて頂きました。
是非観て欲しいので、敢えてこれ以上詳しい内容は書きません。

主人公・ケイデンを演じているイケメン俳優さん。どことなく25歳という若さで亡くなったブラッド・レンフロさんの面立ちに似ていると思いながらも、映画を観ている間ずっと誰だか判らなかった。「見覚えのある顔だけど何に出てた人だっけなぁ〜？ 」ーーと考えても結局答えは出ず、観終わった後でググってビックリ。海外ドラマ「マクガイバー」の主演俳優さんでした。「・・・ だから見覚えがッ！！」 と１人で納得。
ルーカス・ティル(29歳){2020年現在} ゴメン、名前と顔が一致できんかった。
XーMENのハヴォック役の方が認識しやすい人が多いかも。

狼男がベースでサブタイトルに〝選ばれし勇者、とついているあたりゴリゴリのアクション映画っぽいですけど、どっちかというとメインは恋愛。むしろ純粋な恋愛映画かも。
イケメン好き、細マッチョ美ボディ好きな方は要チェック。一見の価値アリの作品ですよ。

期待の若手俳優の出演作品を先取りして観ておくのも乙なものです・・・(笑)

充実したスクールライフを送る高校生のケイデン。
だが、時折悪夢にうなされ、ある日自分が知らない内に両親を惨殺してしまった事から、自分の正体を知る。
それは…
アオ～ン！ 狼人間だった。

謎めいた男から狼人間たちが暮らす町がある事を知り、その町に向かう。
よそ者は歓迎しないムードだったが、農場を営む老夫婦に雇われる。彼らから聞かされた、出生の秘密。
魅力的な美少女と出会い、恋に落ちる。が、彼女は町を牛耳る凶暴な純血族。
やがて、純血族との対立、抗争に巻き込まれていく…。

…と、あらすじからも分かる通り、あの映画風。
ヒロインとヴァンパイア不在のあの映画、狼人間版あの映画。
見た見た感半端ないが、あちらはベタベタ恋愛色メインだったのに対し、狼人間たちの抗争や主人公の出生、主人公と純血族のリーダーの意外な関係など、青春ファンタジー・アクションとしてまあそれなりに見れる。

だけどどうしても、チープなＢ級感が…。
それに拍車をかけるのが、拙い特殊メイク。もうちと、何とかならなかったのか…？
原作ナシのオリジナル脚本。
それでこの設定や話では、あの映画風と言われても仕方ないね。

主人公はイケメンだし、ヒロインも美少女。
でもやはりキャスティングで目を引くのは、純血族のリーダー役で、今人気爆発中の海底王国のワイルド・ヒーロー。
大出世したね～。