最後まで行く（2014）のレビュー・感想・評価

最初から最後までどんな展開になるのか読めず、ずっと興奮しっぱなしでした。

安定の韓国産クライムサスペンス。
ちょっとだけリアリティには欠けますが。

またしても韓国警察の腐敗がベースにあるストーリー

韓国映画でよく見るオジサン達が沢山出てくる。兵隊おもちゃとか、洗面台で洗い流したシャブを配管で受け止めるとか、シャブ風俗とか、箪笥に引っ掛かった銃とか、ブタさん金庫とか、コンテナ？落としとか、C4爆弾で吹っ飛ばすとか、変なアイデア満載。

地味ながら秀逸な脚本。

緊迫感と笑いが一緒にあり、展開も予測しにくい。

ただ、ちょっと間延びを感じたのは残念かな。間延びがなかったら5週連続No.1じゃなく、もっとヒットしたと思う。

何はともあれ、おもしろい作品だった。

母親の葬儀に向かう途中でうっかり人をはねてしまった殺人課刑事が事態を隠蔽する為に遺体を車に載せてしまったことから起こる阿鼻叫喚の出来事をテンション高めで笑いをふんだんに盛り込んで一気に観せる快作。畳み掛けるドンデン返しの合間にギャグをブチ込んでくるので場内大爆笑、こういう痛快な作品はもっと広く公開してほしかったです。

最初から最後まで息を抜くことができない緊迫感。展開が読めない期待感など見所満載。それでも笑えるところなどが盛り込まれているところも！ 今年自分的には一番のめりこんだ映画