われらが背きし者

劇場公開日:

われらが背きし者

解説

「裏切りのサーカス」の原作などで知られ、元MI6(イギリス秘密情報部)という経歴を持つ作家ジョン・ル・カレの同名スパイ小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化。イギリス人大学教授ペリーと妻のゲイルは、モロッコで休暇中にロシアンマフィアのディマと偶然知り合う。ディマから組織のマネーロンダリングの情報を聞いたペリー夫妻は、1つのUSBメモリをMI6に渡してほしいとディマに懇願され、突然の依頼に困惑するが、ディマと彼の家族の命が狙われていると知り、その依頼を仕方なく引き受けてしまう。それをきっかけに、ペリー夫妻は世界を股にかけた危険な亡命劇に巻き込まれていく。主人公ペリー役をマクレガー、ディマ役に「ドラゴン・タトゥーの女」のステラン・スカルスガルドがそれぞれ演じるほか、ダミアン・ルイス、ナオミ・ハリスが脇を固める。

2016年製作/109分/PG12/イギリス
原題:Our Kind of Traitor
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2016年10月21日

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映画レビュー

3.5ル・カレの地味渋な世界観をドッド・マントルの映像美で。

2016年11月7日
Androidアプリから投稿

興奮

知的

ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画はいずれもアクションよりもやるせない悲哀に主軸が置かれているが、それは大学教授と弁護士の妻が成り行きでにわかスパイになる本作でも変わらない。リアル志向と言ってしまうのは現実のスパイや組織犯罪のことを知らなさすぎて憚られるものの、相変わらず地味渋な美学が沁みてくる。

そしてなによりも、天才撮影監督アンソニー・ドッド・マントルの映像魔術がたまらない。ストーリー自体はシブいのに、映像には奇妙な悪夢を観ているような酩酊感があり、同じル・カレ原作の「裏切りのサーカス」や「誰よりも狙われた男」のストイックさとはひと味違うアプローチだ。キャストも適材適所でハマっており、いい意味でバランスのいい大人向けエンタメに仕上がっている。

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村山章

3.0普通の夫婦が巻き込まれる工夫

2023年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ロシアマフィアから命を狙われる男性を手助けすることになった、名もなきイギリス人夫婦の苦闘を描く物語。

有名作家によるスパイサスペンスのようですね。
特別な力も知識もない夫婦が恐怖に及び腰になりながらも、男性を、男性の家族を必死に守る姿が良く描かれていると思います。
やや地味に感じますが、夫婦の弱さをしっかりと描いている分、緊迫感を感じることが出来ました。
主人公と男性の友情描写も心地よく、良いアクセントになっていると思います。

ただ、夫婦が巻き込まれる展開には、無理やりを感じます。クライマックスへの展開にも納得感の乏しさがありました。
この映画に感じた納得感のなさは、巻き込まれ型のサスペンスの弱点では良くあるのですが、この映画ももう一工夫が必要だったと思います。

私的評価は普通にしました。

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よし

3.5最後まで…

2022年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

目が離せない展開で、いいラストシーンでした。
面白かったです。

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tuna

2.5家族だけは守るというディマの覚悟

2022年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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カメレオン
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