マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章

劇場公開日:

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章

解説

インドのリゾートホテルにやって来たイギリス人シニアたちが織り成す人間模様をユーモアたっぷりに描き、世界各国で好評を博したイギリス映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編。キャストにはジュディ・デンチ、ビル・ナイら前作でおなじみのメンバーが再結集するほか、名優リチャード・ギアが新たに参加。「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデンが前作に続きメガホンをとった。インド、ジャイプールにあるマリーゴールド・ホテルでは、イギリスから来たイブリン、ミュリエルら5人のシニアたちが楽しい老後を送っていた。若き支配人ソニーは、副支配人となったミュリエルと一緒にホテル拡大を狙って奔走する一方、恋人スナイナとの結婚を目前に控えていた。そんな中、アメリカからチェンバーズという男が泊まりにやって来て、出会いを求めていた女性陣は色めきたつが……。

2015年製作/123分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:The Second Best Exotic Marigold Hotel
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年3月4日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5なんともゴージャスな映画

2023年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

萌える

浮気についてああいう解決!!!(笑) 侘びも寂びもかみしめたシニア世代にしかできないだろうな。
 だけど、小津監督の映画とは真逆の登場人物たち。円熟はしているけど、決して達観はしていない。

国宝級の俳優たちの静かな競演?と思っていたら、あれっ?。

前作未鑑賞。関係性や人物背景は?な部分も。前作で確認したくなる。
 『スラムドッグ~』の静かな思慮深い役とは違う、勘違い男の、コメディでも今時使わないような短絡的なドタバタが主軸。
 そこに、宿泊客達のそれぞれのストーリー(日常)が並行して進んでいく。
 ”日常”だから、ある時は交錯し、ある時は並行し、ラストは人生の一大イベントでまとめられつつ、次回作への布石?のようなエピソードも…。
 ”映画のストーリー”としてはもう少し。それぞれのエピソードの寄り糸が寄られていると”物語”を観た気になるんだけどと不満。マッジやミュリエルのエピソードはもう少し深めてほしかったかな。

とはいえ、ジュディさんやマギーさん、ビル氏の、心の様々な機微や躍動感を表現しつつも、その凛としたたたずまい、身のこなしに見惚れる。かわいらしくもかっこいい。
 上司Mの印象が強いジュディさん演じるイヴリンが、,マギーさん演じるミュリエルに相談する時のかわいらしさ。
 マコガナル先生の面倒見の良さと違うけれど、慕いたくなるマギーさん演じるミュリエルの気高さ。
 デイビット氏はたった2シーンでキメル。

そんな有様に、自分の未来を重ねたくなる。

 そして、ソニーの母、運転手、イブリンの共同事業者達インド勢に惹きつけられる。HPにはソニーの母と婚約者を演じた女優しか載っていないけど、運転手・イブリンの共同事業者にも注目したい。ギア氏よりカッコ良かった。

ちょっと、イギリスの植民地支配的な価値観が気になる(あえて主要人物がインドの方を同等に扱っている風に描かれているけど、大方のインドの人々は主要人物に奉仕する人々)けど、
後半はとにかく楽しくって、ゴージャスで、気持ちがあたたくなり、”マリーゴールドホテル”への移住を計画したくなる(笑)。
 インドの風物・景色、パーティの様子に旅行した気分になる。

年取ることを恐れている人にこそ観ていただきたい映画。
「望むことと恐れることの違いって?」心に沁み入り、わが身を振り替えさせられる。

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とみいじょん

5.0めちゃ良かった

2023年2月27日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

幸せ

私みたいな人生半分過ぎちゃってる人には特に刺さるんじゃないかなー。一作目がとても良かったからこれも面白いかなと思って観たら期待以上だった。二匹目のドジョウがおりました。目下顎下をはじめたるみが悩みの私は、人生の先輩方の女優さんのその辺りばかり気にして見ちゃったけど、流石にみなさまたるんでおりませんでした!綺麗です、みなさま。そんでリチャード・ギアがかっけー!

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たまちゃん

3.5今こそが人生最高の時

2023年2月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

五ツ星ではないけれど、居心地良かったインドのあのホテル。
また泊まろうと思っている内に先送りになってしまい、今頃になってやっと宿泊(鑑賞)。

前作を見てから久しいのに、見始めたら登場人物や性格を思い出してきた。
老未亡人のイヴリン、恐妻家の初老の男ダグラス、辛口の老女ミュリエル、支配人の青年ソニー…。
このホテルに集い、出会い、あれから暮らし続けるシニアや現地人たちが織り成すハートフル群像劇。
そんな彼らのその後…。

イヴリンは織物販売を誘われ、悩む。
彼女と交際中のダグラスだが、なかなか進展せず。妻が娘と共に正式離婚の為に再びインドを訪れて…。
ホテル拡張を掲げ、アメリカへ著名ホテル・オーナーに会いに赴くソニーと現副支配人になったミュリエル。鑑定人を送ると言われ、やがてやって来た“ガイ”にゴマすりのソニー。
またソニーは恋人スナイナとの結婚も控えるも、多忙ですれ違い。友人のエリートイケメンが拡張を狙っていたホテルを買い、さらにスナイナといい雰囲気…。
そんなソニーに眉をひそめるミュリエル。

今回の“宿泊プラン”の目玉は、ホテル拡張とソニーの結婚。
これに各々の事情が交錯。
老いらくの恋、セカンドライフの目標、仕事など今行き当たる問題や悩み…。
人生の岐路に立たされた皆の動向は…?

魅惑的なインドで快適なホテル・ライフを送っていると思いきや、皆何かを抱えたり、何かに行き当たったり。
人生、何事もそう上手くいくもんじゃない。
話的には前作の方が良かったが、本作も豪華名優たちが織り成す群像劇として上々。

ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、マギー・スミス…。
デヴ・パテルも張り切り。
新チェックインに、リチャード・ギア。この“ガイ”は何者…? 予想通り…と思ったら、本当にそうだった。
素敵なホテルやインドの風景も宿泊プランの楽しみの一つ。

ハートフル作品なので、勿論最後はハッピーエンド。
各々悩みや問題を乗り越え、踏み出すセカンドライフ。
やっぱりインド。ハッピーなウェディング・ダンス。
そんな中印象的なのは、ラストのミュリエルのナレーション。
不思議な縁でこのホテルに集った皆。
欠けがえのない出会い、交流…。
各々幸せや大切なものを見出だし、ここでの暮らしを続けていく。
若いソニーらはまだしも、老いた我々。
いずれはやって来るだろう死…。このホテルからも突然旅立つ者が出てくるかもしれない。
老いや死を見据えつつ、人生の終着地と決めたここで、それぞれの人生を全うする。
その日まで、幸せや笑顔や交流は永遠に。
今こそが人生最高の時。

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近大

4.5大好きな作品の続編

2023年1月15日
PCから投稿

前作と同じ大御所メンバー+リチャード・ギア。
年齢を超えたトキメク恋愛と笑いでいっぱい。
ラストはインドダンスでフィ~バ~。
2016.7.20

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miharyi
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