サンドラの週末

劇場公開日:

サンドラの週末

解説

パルムドールを受賞した「ロゼッタ」「ある子供」など、カンヌ国際映画祭の常連として知られるベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、オスカー女優のマリオン・コティヤールを主演に迎えた一作。体調不良で休職していたサンドラは、ようやく復職の目途が立つ。そんな矢先のある金曜日、会社が職員へのボーナス支給のために1人解雇しなくてはならず、サンドラを解雇すると通告してくる。同僚のとりなしで、週明けの月曜日に職員たちによる投票を行い、ボーナスをあきらめてサンドラを再び迎えることに賛成する者が多ければ、そのまま復職できることになる。それを知ったサンドラは週末、同僚たちを説得してまわるが……。

2014年製作/95分/G/ベルギー・フランス・イタリア合作
原題:Deux jours, une nuit
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2015年5月23日

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(C)Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Televisions, belge) - France 2 Cinema

映画レビュー

0.5労働基準法と言う法律はこの日本にもある。

2023年9月14日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0【ダルデンヌ兄弟ならではの経済的弱者からの視点で、自らの突然の解雇を労働者たちの投票により反故にしようと奔走する女性の、懊悩する姿をドキュメンタリータッチで描いた作品。】

2023年4月19日
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悲しい

知的

幸せ

■労働者のサンドラ(マリオン・コティヤール)は、体調不良による休職から復帰できることになった矢先の金曜日、解雇を言い渡される。
 それを免れる方法は、同僚16人のうち過半数が1000ユーロのボーナスを諦めること。月曜日の投票に向け、サンドラは家族に支えられながら葛藤を抱えながら、同僚たちの説得に回るが…。

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・観ていてキツイ作品である。心なしかサンドラを演じるマリオン・コティヤールが痩せている気がする。

・サンドラは同僚たちにーロのボーナスを諦めて、自分の解雇を反故するよう投票してくれと週末駆け回るのだが・・。
ー サンドラに助けられたからと快く同意する青年や、居留守を使う仲の良かった筈の同僚。夫と口論になり別れる決意をする女性・・。
  サンドラは疲弊して行き、安定剤を飲み過ぎてしまうのである。
  16人を説得するのは、キツイよなあ・・。しかもボーナスを諦めて、と言いながら・・。-

■白眉シーン
 月曜日の無記名の投票。結果は8対8の同数で、サンドラは復職ならず。だが、彼女の表情はやるだけやったという達成感からか、穏やかだ。
 そこに社長の呼び出しが来る。
 (明かなる労働基準法違反の)人間をモノとしてしか見ていない愚かしき社長の言葉。
 ”2カ月だけ待ってくれ。短期契約の2人を辞めさせて君に復帰してもらう。”
 だが、彼女は決然とした表情で、その申し出を断るのである。
 心に響くシーンである。
 経済的弱者でも、人間の矜持は失っていない事を示したシーンであると、私は思ったからである。

<弱い立場の労働者の連帯をテーマに描く社会派ドラマ。サンドラを始めとする同僚たちの苦悩と決断が見事にドキュメンタリータッチで描かれた作品である。
 この作品を教えてくれたレビュアーの方に感謝いたします。>

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NOBU

2.5他人事ではないのだがはたして?

2022年9月6日
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4.5サンドラはいつかの私、かも

2021年10月9日
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大好きなキュアーのロバおが言ってた
お金はその関わり方で、その人となりを推し量れる神からの賜り物だ
同僚に会って
お金より自分を選んでくれって、頼んでまわって…
得られたものはお金に縛られない私、自由な私
この地に縫い付けられてる身体が浮遊する感じ。
飢えても、無敵だ

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アメリカの友人
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