ワイルド・スピード SKY MISSIONのレビュー・感想・評価
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スーパーコンボのために その7
お目当てだったステイサム君が「最凶の悪役」として大活躍なのである。「スーパーコンボのために」と銘打ってきたが、一足お先に楽しんじゃってイイのかしら?ヤッホーイ!
登場シーンの長回しからしてヤバさもカッコ良さも抜群です。ヤッホーイ!
すくすくと育つブライアンの息子・ジャックがミニカーを投げ、新米パパは「車は飛ばないよ」と声をかけている。
いやぁ、わかりやすい「押すな、絶対に押すなよ?!」とは言え、その後かなり飛んだよね、車。
予告編でも使われてる「カー・スカイダイビング」だけど、本当に車ダイブさせて撮っちゃう心意気がスゴい。
見所も豊富で、ヴィン、ロック様、ステイサム君の超肉体派アクションも良いし、トニー・ジャーらしい身体能力抜群の格闘アクションも良い。
おまけにカート・ラッセルまで出てきちゃって、なんなのこの豪華さ!
1作目を見ていた頃は全く車の事など分からず(今も「分かってる」とは言い難いけど)、どんな車が出てきてもノーリアクションだったが、今なら出てきた瞬間にどれにブライアンが乗ってて、どれにドミニクが乗ってるのかもわかるぞ!
おかげでテンションもノリノリだ!
うーむ、素晴らしい成長だな!
ドミニクがやたらと「ファミリー」を口にすることに、最初は「そんなにファミリー感ないけど…?」と疑問を感じていたけど、7本目までくるとさすがに納得。
シリアスな時も、コミカルな時も、共に車をかっ飛ばす事をここに誓います(私は観てるだけだけど)。
私もとうとう「スーパーコンボが観たいだけの人」から「ワイルド・スピードが観たい人」に進化?したようだ。
結論「スーパーコンボのために その7」
車は飛べるさ、ほんの少しね
まあいつもの感じ
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まあいつものように内容はなく、敵を倒す。
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最初の方の作品はもっと純粋なレースだった気もするが、
そこにケンカや銃の要素も加わった感じ。
アクションに関してはすごい。劇場で見たかったなあ。
あとポール・ウォーカー、好きだったなあ。ご冥福をお祈りいたします。
ワイスピ史上最高の映画
今は亡き俳優ポール・ウォーカーに捧ぐ映画。特にEDはファンを泣かせにくる。もちろんカーアクションは健在で、3つのビルを車で横切る?シーンは斬新。車好きじゃなくてもワクワクする。アメ車だけでなくヨーロッパ車や日本車も多く出てくるので、車好きは更にワクワクが増すはず。ちなみにスポコンやJDMがアメリカで話題沸騰となり、日本の中古車市場では異常な価格高騰を生むなど、この映画が現実世界に及ぼした影響は凄まじく、まさに名作といえる
ベルギービールは美味い
ワイスピの分岐点になった作品。ポールの離脱(事故死)と作品の意味合いがこの映画以降失われてしまい、ワイスピとしての最後の作品になってしまった映画である。まぁ、スカイミッションという大袈裟な副題には目を瞑り、ストリートレースやアクション、ハイテク機器やテロ集団との戦い、ショウとのVSと見所満載!全てが絶妙に絡み合い観る者全てを圧倒する凄い映画です。初代から続いているスポコンとして、ギリギリ国産車であるインプとGT-Rが登場し面目を保ってますね。
最後のポールを出汁に使った終わり方で売り上げを稼ごうとする根性は気に食わないが、良くポール亡き後ここまで違和感なく作品を作りあげたなぁと感心しますわ。俺の中では、ワイスピはこの映画で終わり。コレ以降はただのアクション映画になってしまい非常に残念です。バイバイ
クライスラー・タウン&カントリー(たまに白スープラ)
For PAUL
それに尽きるかな。
神の目が、まんま寺沢武一のゴクウだとか、ホブスがめっちゃシティーハンターの海坊主だったとかTAXI2やイーグル・アイで見たよーなシーンが気になるだとかはこの際言いっこ無しにしよう。
(メインアクションも結構既視感ビシバシなんだが、まぁワイスピは第1作からしてシナリオはパクリだからなぁ。)
きっと今頃ブライアンは、クライスラータウン&カントリーのリア席にチャイルドシートとベビーシートを取り付け良きパパに徹しているに違いない。
そしてたまにミアの目を盗んで白スープラで南カリフォルニアのドライブを楽しんでいることだろう。
ブライアンの不足カットはポールの実の弟さん2人が代役を務めてくれたのだね。まったくわからなかった。
ポール、世界中の観客を楽しませてくれてありがとう。
遺してくれた作品群は、これからも時の流れを超えて人々に愛される事だろう。
May you rest in peace.
別の道を歩もうとも
名の通り、飛べないはずの車が空を舞う!
流石、ジェームズ・ワン監督。やることが違います。想像できない、ワイスピらしいぶっ飛んだアクションと、かなり見応えのあるクライムサスペンス。そして、ポール・ウォーカーをしのぶ、大号泣のラスト。まさかワイスピで泣いてしまうなんて...。
グルートとエゴを想像するとなんだか笑えちゃうし、何よりジェイソン・ステイサムの復讐に燃える、気持ちいいくらい絶対的な悪が最高。ショウ側のエピソードが丸々抜けていて、孤高なショウの仲間となる理由がよく分からなかったが、とにかくジェイソン・ステイサム演じるショウは本シリーズで1番大好きな悪役。人相めちゃくちゃ悪い(超褒めてる)彼は、普段は奥さんと自転車で買い物に行っているらしい。ギャップ萌え。
中盤はくしゃくしゃなスパイアクションが繰り広げられ、またもや笑いが止まらない。それぞれが自分の特性を活かした潜入捜査をするものの、どれも全然上手くいかない。そうなったら仕方ねぇ!力技で行くぞ!!!となんともワイルドスピードらしい乗り切り方で、潜入捜査成功(?) 観客のツボを見事に理解しているし、キャラクター1人1人の魅力がしっかり引き出せている。ジェームズ・ワン監督に任せて大正解。お金を無駄遣いしている感じがたまらん笑
本作がクランクアップする前に不慮の事故で亡くなってしまった、ポール・ウォーカー。元からこの作品でブライアン・オコナーというキャラは引退する予定だったのか?と思えるようなセリフもあり、もう辛くて悲しくてたまらなかった。ドミニクやローマンとの会話がもう見れないなんて、考えられない。あんなに生命力に溢れていた人が一瞬にして命を落としてしまうなんて。作品内ではもちろん、いつだって君は俺らのファミリーだ。そんなラストに大号泣。今まで本当にありがとう。これからもあなたはみんなの心の中で生き続けます。
圧倒されるスピード感
最初から最後まで、スピードが速くて高所恐怖症の人には辛い場面も多く、かなり脳の疲れる映画です。三半規管を鍛えられるかも?!
ポール・ウォーカーさんがこの映画を撮影中に交通事故でお亡くなりになられ、実の兄弟との合成で映画を完成させたと知りました。最近、南極物語でも見た優しい顔立ちの俳優さん。この映画では皆、超人で不死身なのにまさかの友人の車に乗っての事故。なんてことでしょう、本当に無念だと思います。
思考不可能な高速アクションに酔いしれる
2001年から続いている人気カーアクションシリーズ第7弾。
飛行機から舞い降り、超高層ビルを飛び渡り、と奇想天外なカーアクションに圧倒される。
世界各地を舞台にしたカーアクションの連続で、展開が早く、次を考える余裕を与えてくれない。
詳細に分析すれば、突っ込み処満載だろうが、それは野暮というもの。
考えながら観る作品ではない。
思考不可能な高速展開の映像表現に酔いしれ、堪能すればいい。
ストーリーのテンポ最高
ワイスピシリーズでトップレベルに面白い。
恐ろしくストーリーのテンポが良くて、結構中盤あたりでかなり満足感がある。
途中でシークバー見たときにまだ半分でびっくりした。
どんどんスケールでかくなってきてダイハードみたいになってきてるけど、車とファミリーとの絆っていう大筋とはかけ離れてないから見れるし人気があるんだろうな。
全体的に戦闘シーン(特に肉弾戦)の完成度が高くて見応えあったし、短い時間ながらもホブスがいい味出してた。ステイサムは言わずもがな。
関係ないけどレティがどんどんかわいく見えてきたわ。謎の魅力あるね。
ラストのワイスピ史上一番有名であろうポールのシーンも最高だった。
シリーズの中でも今作がいちばん好きかもしれない。 ショウ兄に復讐さ...
シリーズの中でも今作がいちばん好きかもしれない。
ショウ兄に復讐され、そして復讐する今回。
その兄役ジェイソン・ステイサムだなんて、なんて豪華。
空から車でダイブするシーンは新鮮すぎてかなりおもしろかった。あのシーンはお気に入り。
他にもビルからビルに車で飛んだりとアクション以外にカーアクションも存分に楽しめる。
今作の撮影期間中に事故死したポール・ウォーカー。ラストのポールに捧ぐあの編集はとても切ないかった。作品が良かっただけに、ポールがいなくなってしまったことがとても残念です。
やっぱりこれがワイルドスピードシリーズのNo.1かな
久しぶりに連日続けてワイルド・スピードを全作観た。EURO MISSIONといい勝負だけれども、ポール・ウォーカー亡き後でよくぞ完成させた、という感じでこちらの勝ちかかな。
ただ、先日トップガンを観た後に、映画館で鑑賞することの迫力、臨場感を思い出してしまった。ここ最近のワイルド・スピードではめっきりと減ってしまったストリートレースのシーンをまた映画館で観てみたい!
相変わらずド派手無茶苦茶。ポールウォーカーの遺作となった
相変わらず、ド派手なカーチェイスメインのそんなアホな無茶な映画。
まずは、しょっぱなには、正面衝突寸前のチキンレースと思ったがマジな正面衝突シーンからド派手。
山岳の一本路に護送中の天才ハッカーを吸収するために軍用機から車ごとのスカイダイブ着陸なんて無茶苦茶なところが第一メイン。
護送バスに打ち込まれたランチャーで横倒しになった護送バスは、ガケ寸前でギリギリストップ。
プライアンは、ギリギリパスを駆け上がり、レティが運転する車のバンパーをガケスレスレに出し、それにジャンプし、プライアンは助かる。これが第二メイン。
天才ハッカーをクルマに乗せ、ドミニクが運転するバギーが逃げ道を塞がれ、ガケに向かって大ジャンプ。
これが第三メイン。
第四のメインは、ハッキングツールを組み込んだスーパーカーを腸骨高層ビルをジャンプして渡り抜くなんてあり得ないシーン。
更には、殺人自動運転飛行機「プレデター」も出現。
車高を落としたスカイラインがトレーラーの荷台の下に隠れるなんて設定も面白く、車の車を並行に交差させてハッカーを乗り換えさせる。
最後は、立体駐車場が攻撃を受け、崩壊のなか駆け抜けるドミニク。立体駐車場の崩壊から逃げ切れて、崩壊した道路をジャンプ台にし、敵のヘリに手榴弾を仕掛け、倒す。
ホンマに無茶苦茶やわ。
まさか『ワイスピ』に泣かされるとは…😢 アクションあり・感動あり・おバカありありの、娯楽映画の満漢全席!
カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの第7作。
晴れて自由の身となり、各々が平穏な生活を送っていたドム一家を、地上最強の殺し屋デッカード・ショウが狙う。
デッカードは東京にいたハンを始末。次いでドムの命を奪おうと、アメリカへとやってくる…。
監督は『ソウ』『死霊館』のジェームズ・ワン。
○キャスト
ドミニク・トレット…ヴィン・ディーゼル(兼製作)。
ブライアン・オコナー…ポール・ウォーカー。
ルーク・ホブス…ドウェイン・ジョンソン。
レティ・オルティス…ミシェル・ロドリゲス。
ミア・トレット…ジョーダナ・ブリュースター。
ローマン・ピアース…タイリース・ギブソン。
デッカード・ショウ…ジェイソン・ステイサム。
ジゼル・ヤシャール…ガル・ガドット(写真)。
オーウェン・ショウ…ルーク・エヴァンス。
新たなキャストとして、秘密部隊のリーダーであるミスター・ノーバディを演じるのは『バニラ・スカイ』『デス・プルーフ in グラインドハウス』の、名優カート・ラッセル。
警察から追われる側、悪党を追う側と来て、今回は殺し屋に狙われる側なドム一家。
毎回毎回よく考えるなぁ😅
正直、前作『EURO MISSION』の段階で、このシリーズももう限界だな…、と思っていた。
が、しかし!!ここに来て最高傑作を更新するとは!!
『ワイスピ』の底力、恐るべし…!
本作の白眉は、やはり悪役であるデッカード・ショウのインパクト💥
こんなもん、漫画の世界やないですか〜ッッ!🤣
「地上最強の殺し屋」と言葉にするのは簡単だが、実際に映画に登場させるのは難しい。
なんたって、ドム一家にはドウェイン・ジョンソン演じるホブスがいますからね。
おそらくハリウッド一の戦闘能力を誇るザ・ロック様。最強の殺し屋というからには、ロック様より強そうな役者が演じないとどうしても説得力に欠ける。
そんな役者、世界中を探しても見つからない…と思ったら!!
出ました!ジェイソン・ステイサム先輩ッッ!
地球上で唯一、禿げる前よりも禿げた後の方がカッコ良い男!
ステイサム先輩なら、ドム一家全員を敵に回しても張り合える程の怪物を演じ切る事が出来るわなぁ〜。
もうこのキャスティングを行った時点で、この映画100点💮
こうして世界三代アクションハゲが揃い踏みするという、史上最高のハゲ映画が爆誕するに至った!!
まるで『ドラゴンボール』のZ戦士たちを思わせるスキンヘッド率。やはり短髪こそ最強ッ💪
ステイサム先輩の参戦により、過去シリーズ作品よりも格段にアクション映画感が増した本作。
ヴィン・ディーゼル、ステイサム、ザ・ロックというだけでもアクション・オールスターズという感じがするのだが、そこにさらに『マッハ‼︎‼︎‼︎‼︎』のトニー・ジャーや『エクスペンダブルズ3』のロンダ・ラウジーなど、マジモンの怪物たちも出演。
はっきり言ってアクション的には見所しかない!
『ワイスピ』のシリーズ作品ということを差し引いても、新時代のアクション映画を牽引する作品であると思う。
映画の内容はというと、はっきり言ってこれまでで一番バカバカしい😅
「史上最も頭の悪い007」という称号がピッタリ。
デッカードの居場所を探し出す為、「神の目」と呼ばれるハッキングシステムを作り出したハッカー、ラムジーを救い出すことが今回のミッション。
果たして今回、ドムは一体どんな作戦を仕掛けるのか!?
ドムの計画…、それはとにかく車を空に飛ばすこと!
それ以外のことはパワーで押し切る!!
…バカ野郎ッ!!!💦
脳筋とはまさにこのこと。もうギャグでやっているのかマジでやっているのかさっぱり分からん!
この映画、徹頭徹尾そんな感じ。
緊張感のあるアクションシーンの目白押しなのだが、全部どこかアホくさい。
世界中のどこにいようと、ワープして来たのかと疑うほどに神出鬼没なデッカードッ!はもはやシリアスを通り越してギャグやんこんなんっ!🤣
ロサンゼルスの惨状を見て居ても立っても居られず、マッスルでギブスをぶち壊すホブスッ!
ただの『刃牙』やんこんなんっ!🤣
ミニガンを素手で持ち、テロリストと対峙するホブスッ!
ただのシュワやんこんなんっ!🤣
2丁拳銃で戦うカート・ラッセルとか、どう見ても高校生には見えない『TOKYO DRIFT』の主人公ショーンとか、顔面力の強いジャイモン・フンスーとか、いやーいちいち面白いのよねー。
第一、何処に居ようと絶対に追いかけてくるデッカードを、わざわざこっちから探さなくてはいけない理由がさっぱり分からん。
そういう根本的な所から狂っているところが、この映画の面白さに拍車をかけている。
ギャグ的な面白みもさることながら、ちゃんと燃えるところは燃えるというのが本作の良ポイント。
デッカードとの最終対決のため、ドムがガレージから引っ張り出して来たのは、あの親父さんの形見であるダッジチャージャー。
『1』を髣髴とさせるドムvsデッカードのチキンレース対決には、やっぱり血湧き肉躍ります!🔥
『EURO MISSION』の時に感じた、「もうこれ車関係ないじゃん」という印象が、今回は全くない。
素手でのアクションも沢山あるが、ちゃんとここぞという見せ場ではド派手なカーアクションを披露してくれる。
いやー、これぞ『ワイスピ』って感じ!!
全てが終わったクライマックス。
なんか物語のトーンが急に穏やかに…。
砂浜で家族と遊ぶブライアンに、別れも言わずに立ち去るドム。
エンディングには「See You Again」という、別れをテーマにした曲が…。
一時停止するドムの隣に横付けされるスープラ。
「別れの言葉はなしか?」
ドムとブライアンのラストドライブ。
思い返される二人の名場面の数々。
やがて道路は二手に分かれ、二人は別々の道へ…。
夕焼け空に映し出される「FOR PAUL」の文字…。
そう、この映画の撮影期間中、不慮の事故によりポール・ウォーカーは……😢
シリーズのもう一人の主役、ポールに対して最大限の敬意を払ったエンディングは、泣くなという方が無理。
最高の形でポール・ウォーカーを見送ってくれたこの映画の制作陣に、心からの感謝を表したい💐🕊
もちろん、最高の俳優であったポール・ウォーカーにも最大級の感謝を🙂🌹
笑いあり・涙あり・お馬鹿ありあり。
娯楽映画としてはこれ以上ない、大作にして傑作なんじゃないですかコレは!
もうこれが最終回でもいいような気がするが、どうやらまだまだ続くらしい。
こうなったら最後まで付き合うぜ〜〜ッ!🚗✨💨
カークラッシュを楽しむ
大衆エンタメ映画として良作
カーアクションとして一通りやれることをやっている
特にクラッシュ時の回転、壊れ方は芸術的
そして格闘アクションもキレがあって楽しめる
ストーリーはともかく、映像としては最高
"For Paul "で泣いてしまった
友との別れが無ければ、そこそこの作品。
前作から引き続き、「ポール・ウォーカー」と「ヴィン・ディーゼル」が主演を務める、アメリカきってのドル箱映画「ワイルドスピード」。
しかしその撮影中、3以外の全てに出演していた「ブライアン・オコナー」役のポールが事故死。
本作は彼の遺作となってしまった。
酷い言い方になるが、正直彼の死がなければ、この作品はそこそこの映画になっていた。
当然映画としての魅力はいくつもある。本当に飛行機から落として撮影した車両による「スカイダイビング」や、レプリカではあるものの「ライカン ハイパースポーツ」が登場。
パーキングでのデッカードvsドムや、GTR R-35のカーチェイス、ホブスのターミネーター的復活など、見所が溢れている。
しかし言い換えると、「どれもよくあるアクション映画の二番煎じ」とも言える。
そう、新鮮味がほとんどない。唯一カーアクションとしては、車でのスカイダイビングが見どころだが、それ以外はどこかで見たことがあるアクション映画の演出とも言える。
足を踏み外さない様な安パイの映画進行であるため、そりゃ万人受けするのも事実だし、間違ってもこのアクションの数々が並んだ映画が失敗することなんて万に一つ無いだろうが、新鮮味と言う点では落第点だろう。
数々のアクション映画を見て来た人間にとっては、一つ一つのシーンに既視感を感じ、あくまでも「ワイスピだから」「ブライアン(ポール)の最期だから」見ているにすぎず、言い換えれば「ワイスピでなければ」「ポールの最期でなければ」そこそこの映画と言えよう。
あえて一つだけ不満な点を挙げるなら、終盤の「ドムの復活」だろう。
敵との最期の一騎打ちで、ドムが乗ったチャージャーがヘリに直撃するかと思いきや、少しだけかすめて落下。
チャージャーは落下。大破して敵は胸をなでおろすが…と言うシーンで、大破したチャージャーから救出されたドムは心肺停止。
ブライアンによる蘇生も虚しく、あきらめムードが漂ったさ中の復活を遂げたドムが、皆から祝福されて大団円……と言う幕引き。
いや、これは流石に臭すぎるでしょうよ。
いかにこのシリーズが「ヴィン・ディーゼルのイメージビデオ」に成り下がっているかが一目で確認できる、安っぽい演出。
結局死んでなかった設定の常習的な映画シリーズでこんな事を言うのは間違っているだろうが、どんなシリーズでも"死んだと思った仲間が復活した"が許されるのは1回だけ。
このシリーズでは既に「レティの復活」でそれを使い果たしてしまっているので、観客としては「またか」「どうせ死なないし」「もういいって」と、見ているのもつらくなるくらい恥ずかしい演出だ。
でもまぁそこを除けば、"カー"アクション映画としてはとても面白かったし、手に汗握る物があった。
終幕の演出には涙が止まらなくなったし、「See You Again」は何度も聴いた。
少し含みを持たせると、安定した内容で約束された成功を勝ち取った、平凡な映画。
しかしそこに「ある事情」が重なって、良い映画になった。そんな感じ。
ファミリーの深みが分かったからこその傑作…観てなかった事を後悔
ポール・ウォーカーの死が分かっていても、こうしてシリーズを追うと涙が溢れて止まらない。初鑑賞、彼を悼みながらも「さよならは言わない」その背中が心に染みる。
シリーズをこうしてイチから観たのが初めてだったのだが、こうして観るとポールの支えなくして走れなかったのだと改めて確認できる。ここまで熱くてカッコいい奴はいない…そう思える。また、日本車好きとしてGT-Rやスープラを乗り、ドミニクと相反するキャラで唯一無二のバディを続けてきた。それがプライベートによる事故で亡くなったことはなんとも痛ましい。そんな悲しみを乗り越えていこうという気概がプロットからも伝わってきて、本当に愛されていたのだと再確認。確かにラストシーンはシリーズ史上最高。あれは痺れた…。
相変わらずアクションは凄いしスケールもバカでかくなって面白い。さらに世界各国飛び回り、ドバイでも暴れている。だけど、さすがにライカンをぶっ壊すのは冷や汗…笑。そこまでしてくれるという期待を悠々と超えてくるし、そこを容赦なく突き詰めるのも好き。しかも、カーアクションも全体的にバランス良く投入していて全く飽きない。今回の敵、ショウのクルマもマセラティグラントゥーリスモやアストンマーティンを使ってきたりとキャラ分けも上手い。そこも含めて満足度は高め。
さて、8作目は劇場で観ているので復習しようか悩みどころ。もう一回見てファミリーの変化やら意識して観てみようかな。これだけ固いとこちらもそこにのめり込んで観れる。やはりSKY MISSION、噂通りの良作だった。
面白い
アマゾンプライムで観賞。
本作の良いところは最初から最後まで面白いところ。
序盤の爆破シーンやドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの殴り合い、空から車ごと落下やチェイスシーン、スパイ映画さながらのシーンまで盛り沢山。
演者への敬意を込めたラストシーンも含め感情を揺さぶられる作品になっている。
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