ジョン・ウィックのレビュー・感想・評価
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ソリッドにまとまったシリーズの原点。
シリーズの発展と表現のエスカレートを踏まえて見直すと、一作目はずっとシンプルだった。しかし、この時点から「ジョン・ウィック」には独自の世界観があった。唯一無二のルールを持ち、一般人がほとんど関与しないギャングと殺し屋たちの世界。舞台として映っている街こそニューヨークなのだが、笑ってしまうくらいリアリティがなく、登場人物たちは狭いコミュニティで暮らしている。その中でだけ殺し殺される骨肉の戦いが繰り広げられる。ウソっぽいといえばそれまでだが、これほど絵空ごとのアクションを楽しめる世界線もなかなかない。キアヌ演じるジョン・ウィックが思いっきり傷だらけになっていくのもシリーズの売りであり、絵空ごとの安心感と、スタントの身体性が日本柱となって、シリーズはさらに特異な世界観を構築していく。今にしてみれば壮大なシリーズのアバンのような作品だが、出発点にしてすべてがほどよくまとまっているのがとても良い。
キアヌの最新当たり役は、伝説の殺し屋のブチギレ復讐血みどろアクション
シリーズ誕生のきっかけとなった第1弾。妻を病気で亡くし、忘れ形見の愛犬と愛車(ボンピン付きカスタム69年式マスタング)をロシアン・マフィアに奪われた元殺し屋が、復讐のために復帰する。鉛筆1本で3人を葬った伝説を持つキアヌ演じる主人公だが、アクションは決して華麗とは言えない不器用さと痛みを伴いつつも、格闘技と射撃(または両方)で仕留める実践型。監督は製作会社87イレブンを立ち上げた格闘家出身のチャド・スタエルスキと元スタントマンのデビッド・リーチ(ノン・クレジット)の2人。特にリーチは「デッドプール2」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」の監督を務めるまでになったたたき上げの現場主義派。また、人気射撃インストラクター、タラン・バトラーの濃密指導を受けたキアヌのガンさばきやカスタムされた銃の数々も、本作のもう一つの魅力になっている。
そのほか、殺し屋しか泊まれないホテル(外見はNYのフラットアイアンビル)、裏社会の仲間が敵の人数を符号で教えたり(「痩せた、28キロ(人)」→実際には33人だったが)、飛行場スタッフが暗殺者小説「シブミ」を読んでいたり、ギミック満載のスーツを仕立てて戦ったりと小ネタの趣味もこだわり満載。
「マトリックス」以来の、ネオとは違う魅力を持ったキアヌの当たり役、変わった殺し屋アクションをお探しならぜひ!
キアヌのアクションもいいね
テレ東でお昼にやってる映画って、なぜか見ちゃうんだよね。アクションシーンも地上波で見れる程度の激しさでジョンの抱える悲哀との対比がバランスよい。
ただ、武器があるのに素手で勝負を挑むところが合点がいかない。
闇の世界の仕事人たちが格好良い。
シブいぜ、ジョン・ウィック。
本作は殺し屋、スナイパー、闇の清掃業者、裏社会に通じながら安全地帯を貫くホテル、といった闇の界隈で仕事をする人々がクールで格好良いのが印象的だったな。
私はアクション映画がそんなに得意ではないのだけど(それなのにこの映画を観たわけだけど)、特にコンチネンタルホテルの支配人とか掃除屋の人たちは「えー!かっこ良い…!!」とかなりときめいてしまった。
「ディナーの予約」みたいな暗喩的な言い回しとか、ホテルのバー?での支配人やバーテンとジョンのやりとりとかなんていうか粋!めっちゃオシャレ!(興奮)
あと好きだったシーンは、ジョンがずっと追い続けたヨセフを殺す時に何も言わずにサッと始末したとこ。
余計なことは言わない、言い訳も聞かない潔さ。かっこいいぜ痺れるぜジョン…。
しかし映画の肝ではないとわかりながらも、冒頭、愛する妻が遺してくれた犬のデイジーを殺されるシーンは本当に辛すぎた…。ジョンの哀しみをたたえた眼(演者のキアヌ・リーブスはいつも哀しみをたたえた眼をしている気がする…)が切ない。
ジョンの親友の凄腕スナイパー・マーカス(この人も静かに仕事するシーンがめちゃかっこいいのよ)がやられるシーンも悲しかったな…。
「ダイ・ハード」なみに死なない。
でも、それを楽しむ映画。
映画館で見た方が、迫力があってよかったかも。
キアヌ・リーヴス、かっこいい!個人的には、マトリックスでのキアヌの方が好みだけど、こういう完全無欠もいいかな。話の筋的には、まあ良くある設定と脚本だけど、期待通りの展開という意味では、見終わった後にスカッとするからいいのかも。続き物みたいだから、引き続き楽しめるかも。
あの映画で出てきたコンチネンタルホテル、実在したらすごいホテルだよなぁ。なんかあったら泊まってみたい。(いや、きっと高すぎて泊まれない)
薄い。
内容が薄い。ガンアクションが大好きな人には良いかもしれないが、特にこれといって無く。見る前と後で何も気持ちに変化が起こらない。てか人が血しぶき吹いて殺されまくるし全体的に暗いので、ビール片手に楽しい週末にしたい方にはお勧めしない。
キアヌの繊細で品の良い雰囲気と、復讐のため殺戮しまくるアクションとの対比が、主人公の悲しみや怒りの深さを想像させる。ウィリアムデフォー様が好きだけど、出番少なめでちと寂しい。
続編に期待大の作品
3作目まで観た中では、一番おもしろかった。起承転結がはっきりしていて、殺し屋に戻った(本人は立ち寄った、と言っているが)経緯や、ストーリー展開が分かりやすく楽しめました。ジョン・ウィック強すぎ(笑)。続編への期待も膨らむ感じで終わるし、全編で繰り広げられる大迫力のアクションシーンは見ものです。
車と犬返せ 笑
アクションが特にスタイリッシュでも無いし
イコウワイスのようにキレも無いし みんながビビりまくってるのも?だし 自分には全く刺さらないです!
ブレイドやリベリオンならカッコいいと思うが
これに関しては本当に面白さを感じられないです。
無双
ジョンウィックとにかく強いです。無双…無敵の殺し屋です。
ただ、映画冒頭、マフィアのボンクラ息子にバットでボコボコに…。簡単に家に侵入されるほどのショボいセキュリティだし、何故、あんなに強い殺し屋が、ボンクラ息子にやられてしまったのか?そしてボコボコで大怪我してるはずなのに、即座に復讐してるし。その辺のツッコミ所が無ければ、無双具合が気持ち良いので、もっと評価を上げたくなったのに…。
一度は裏の社会から足を洗った主人公。復讐のために再び危険な世界へ足を踏み入れる。
愛する女と出会い、裏社会から足を洗ったジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)
妻に先立たれ、生きる気力ないくしていたが、妻から最後の贈り物の子犬が届く
ジョンはこの子犬との生活に生きる希望を持ち出していた
ある夜、ジョンの愛車を盗みに入った強盗達にその子犬を殺されてしまう
犯人は、自分が以前所属していた闇の組織の人間
主人公は、唯一の妻との思い出を奪った者への復讐に立ち上がる
というストーリー
自分はアクション映画はあまり得意ではないのだが
この作品は結構面白かった
「最愛の妻との、最後の思い出を奪った相手への復讐」
というきっかけも分かりやすいし
「ターゲットは元ボスのバカ息子」
という設定も目新しいと思う
(余談だが、元共産圏の秘密組織を相手にするような映画は、スケールがデカすぎて付いて行けない)
また、とにかく無敵で、
「敵が何人来ようが絶対死なない」
という、強すぎる主人公ではなく
そこそこやられたり
親友に助けられたりするのも
自然に見ることがきた
私にとってはちょうどいいスケール感だった
ただ、続編はだんだんスケールがデカくなっていくらしく
私の好みから外れていくかもしれない
原点にしてやっぱりこれが最高傑作!ストーリーもしっかりしつつスタイリッシュなガンアクションもあり大満足の一作!
ジョン・ウィックは大切な存在である妻ヘレンと平穏に過ごしていたが突然ヘレンが病死。生きる希望を無くした彼の前に生前ヘレンが手配してした子犬が届けられ、ジョンは再び生きる希望を取り戻す。しかしとある晩、若者の強盗団に愛車を奪われ、さらに子犬が殺されてしまう。一方、強盗団のリーダーでありロシアン・マフィアのボス ヴィゴのバカ息子ヨセフはこの事件をヴィゴに自信たっぷりに話すがヴィゴは命の危機を感じる。なぜならヨセフが襲ったジョンはかつて裏社会の人間が全員恐れる伝説の殺し屋だったのだ。その裏でジョンは一度足を洗った裏社会に再び舞い戻りヨセフを殺すどころかロシアン・マフィアを壊滅させる準備を着々と始めていた。殺すと決めた者は全員殺す。いますべてを奪われた男の壮絶な復讐劇が幕を開ける…。
キアヌ・リーブス主演大人気ノンストップバイオレンスガンアクションムービーの第一弾にしてシリーズ最高傑作。キアヌ・リーブスの完全復活や斬新なスタイリッシュアクションによりカルト的人気を集め続編が次から次へと製作された。銃器による殺傷流血及び一部肉体損壊の描写がありR15+指定だが数あるシリーズに比べバイオレンス描写は一番ひかえめ。
シンプルだがシッカリと描かれているストーリーや無駄の無いスタイリッシュなガンアクションシーンと適度なコメディ要素が程よい感じに混ざっておりとても楽しめるオイシイ映画。製作総指揮兼任のキアヌ・リーブスをはじめ監督チャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチが楽しい映画を撮ることを前提に製作したためたとえシリーズ単体で観ても十分楽しめるクオリティに仕上がっている。というか誰がなんと言おうとも個人的にシリーズ史上最高傑作であることは間違いない。
今(2023年)観ても斬新な映像と独創性
ほぼ10年前(2014年公開)の「ジョン・ウィック」の一作目。
まさかこんなに人気シリーズになるとは?
4作目となる「コンセクエンス」が今公開中だが・・・
まず壮絶なアクション映画である。
スタイリッシュな映像美、
なんとも言えないBGM(殆どはリズムを刻んでいるだけ)
(歌詞のある歌も二曲掛かる・・・)
これもアクセントになり、とても良い。
キアヌ・リーブスのストイックな姿、
アクションに特化したアクションの為のストーリー、
アクションのことは分からないが、アクションがこの映画の
メインディッシュであることは分かる。
それも次々と新しい味付けのアクションで、それも今まで食べたことのない
感のあるアクション・シーン。
ジョン・ウィックは非現実的に強いヒーローでなく傷も負う。血も出る。
肉も裂ける。
心だって見えないけれどズタズタの筈。
けれどアクションは流れるように流麗!美しい。
引退した伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、妻の葬式の3日後に
愛車を盗まれ、おまけに妻の最後のプレゼントだった子犬を殺された事で、
死を賭して壮絶な復讐のアクションを繰り広げる。
撮影は殆どが夜。
ボストンの夜景が沁みる。
雨も多く、
雨降りのラスト・アクション・シーンが壮絶。
壮絶、壮絶、と何度も言うが、
ジョン・ウィックは満身創痍、瀕死だ。
怒りに火が付いたら、ブレーキの掛からない男をキアヌ・リーブスは
あくまでもストイックにスタイリッシュに演じて、
なんとも艶かしい。
そして殺戮と暴力のキッカケはあくまでもおセンチなのだ。
初めて観たのは機内上映。
Vol.4公開記念であらためてVol.3までビンジウォッチ。
機内での限られた環境での時間潰しには、もってこいのコンテンツ。時間経過とともに’今’を追っかけておけば理解できる作品というか。あと、マトリックス好きというキアヌきっかけも大きいかも。
初めて観た時にアクションがユニークだったことを思い出す。ブルースリー、ジャッキーチェンとは一線を画す戦いぶり。特に至近距離で撃ち続けるのは、これまでのアクション映画にはないパターン。接近戦のキアヌは合気道のような動きで相手を倒すものの、歩き方や動きに機敏さが乏しい。
さらに、アクションもののシリーズの中では、バットマンにおけるゴッサム以来のNYが舞台。バットマンのようにNYの暗部を描くかのように、青暗く冷たいノイズのない世界観が広がる。この記号性も大事な要素。
観返してみて知ったのは、このシリーズは、妻が亡くなり、生前の妻からの贈り物である犬を殺され、殺し屋に復活してから、途切れなく続く物語だということ。キヌアが死ぬまで続くのでは?
とにかく
殺し殺し殺しのオンパレード!
これまでのキアヌの出演作と役所を思い出しながら観ていて感じたのは、日本でいう殺陣の玄人筋を目指している様なイメージが浮かんだ。
とは言え、銃で侍道的な世界は表現できんぜ。
と言いたい、飛んだ時点で意思とは離れてるからね◎
やはりジョンウィックはBGMがかっこいい
ジョンウィック コンセクエンス(John Wick: Chapter 4)を観てとても面白かったので、Chapter 1からDVDを借りて観てみました。
やはり何といっても、いろんなシーンで流れるBGM (サウンドトラック?)がかっこいい!
それ以外はツッコミどころ満載で、映画にツッコミをいれてはいかんがちょっと監督も、爪が甘すぎの脚本では?と思った。
まず、かつて伝説の殺し屋のはずなのに自宅のセキュリティが甘すぎ。冒頭でド素人にあっさりやられすぎ。瞬殺で返り討ちにするくらいしてほしい。
そして息子倒しに行く時も1人で戦いに行ってんだからせめて防弾チョッキくらいはつけて行かんか。殺し屋から狙われてる最中にホテルで休んでる時も、カーテン全開なもんだからスナイパーから丸見えだし。ヴィゴはお前の方が出来損ないなのにマーカスに「チャンスがいくらでもあったのに!」と謎のいちゃもんつけて逆ギレする始末。最後の決闘も拳と言いつつ刃物使い出したんだから銃でトドメささんか。
あと、最後犬を連れて帰るんだが、ピットブルに見えたがその犬はやめとけ。敵を攻撃する相棒なら最強だが、スイッチが入ると飼い主関係なしに殺しにかかってくる危険犬種だ。
だけど、なんだかんだまぁまぁ面白かったので2も観てみます。
え、ちょっと待って
うん。面白いんだけど、途中からもう何をしているのか分からなくなってきた。復讐が復讐を呼び、復讐の連鎖で、もう誰が何のために殺し合っているのか分からなかった。“復讐は何も産まない”という、ただそれだけが感想なのだけれども、とにかくキアヌ様がカッコ良すぎるので、それだけで十分な映画。自作も新作もチェックしたい。次見る時は、ジョンが何人殺したのか数えてみようと思う。
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