劇場公開日 2017年5月20日

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夜に生きるのレビュー・感想・評価

全60件中、1~20件目を表示

3.5「ザ・タウン」の別バージョンのようにも感じられる一作

2017年11月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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牛津厚信

4.0映像美も楽しめるギャング映画

2017年5月30日
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鑑賞方法:試写会

興奮

禁酒法時代のギャングを描く映画というと、古色然とした映像タッチになることが多いが、このベン・アフレック最新作はクリアで高精細な映像美を追求した印象。マイケル・マン監督の「パブリック・エネミーズ」も似た傾向があったが、あちらはデジタルカメラ特有の冷たさが気になったと記憶している。本作はクールだが味わい深い絶妙な映像に仕上げてきたように思う。

中盤まではアクションを比較的抑えめに進めるぶん、終盤のホテルでの銃撃戦シーンが大いに盛り上がる。アフレックの仏頂面も、感情を押し殺すこのキャラクターにプラスにはたらいたようだ。アクションといえば、屋上から人を突き落とすシーンなど、VFXをさりげなく使ってインパクト大の効果を生んでいる点でも楽しませてくれる。

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高森 郁哉

4.0不完全さが味わいのもと

2023年11月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

原作はデニス・ルへインの同名小説。
チーム「We love Boston!」による映画制作、という趣なのかもしれない。

観る前は気にもとめていなかったのだが、彼が原作の映画を全て観ていたことにちょっと衝撃を受けた。
私もボストンマニアなのだろうか…。

ボストンでケチな強盗稼業を営んでいたジョーがマフィアとしてのしあがっていく話であると同時に、険しくも厳しい愛に翻弄される話でもある。

「夜に生きる」のジョーは戦地で心に傷を負ったことにより、自分の生きる指針を決めている。
「誰かの決定に従って、望んでもいないことをやって、それで苦しむのはゴメンだ。自分は自分のルールで決める」
その決定は一見ハードボイルドでアウトローな男の生きざまなのだが、もうこれ以上傷つきたくない、という弱さでもある。
その辺が、なんかこう、女心にグッとくるのか、危ない男なのに女性たちはみんなジョーに甘い。「悪い男だけど、好い人」みたいな評価であっという間にラブラブ。

禁酒法時代のアメリカで、宗教や人種の対立も色濃い中、世間のしがらみや常識にとらわれず、自分のルールだけを胸に生きているジョー。
夜に生きるからこそ自由で、夜に生きるからこそ非常な対価を支払う。

日のあたる世界で地道に結果を出した兄との対比が、ジョーの人生の影を際立たせ、そこがとても味わい深い。
私はアウトローな男はあんまり好みじゃないが、ジョーなりにベストを尽くそうという姿勢はなんだか愛しい。

多分、今回制作に名を連ねてるレオ様とかも含め、お気楽ハッピーエンドとはほど遠い「デニスワールド」には映画関係者を魅了する「ひと味違う」感があるんだろう。
何だかんだで全作品観ているあたり、私もその「ひと味違う」感を求めているのだと思う。

昼に生きる者も、夜に生きる者も、痛みとともにある。
どちらを選んでも不完全、だがそこが良い。

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つとみ

ロストジェネレーションって事でしょ。

2022年6月11日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

0.530分くらいで見るのやめた。

2021年11月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

見たことある様な、予想を裏切らない展開にさしたる魅力も感じなかったので。

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くそさいと

2.5タイトルなし

2020年10月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

3.5無法地帯

2019年9月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

ギャングが好き勝手なことをはしていた中で生きる男の生き様です。
かなりチープなどんぱちは多いですが、飽きせずに流れが良かったです。
また、いい役者がたくさん出ているのも見どころです。

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たけお

3.0ブレンダン・グリーソン祭りー

2019年6月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

ここでは厳格な警察官の父ちゃん役。好感の持てない人物だが、この父親との関係がメインの筋かと思ったら…。
役の上でもアイリッシュだと明言されている役が多い気がするが、アイリッシュとはっきりわかるような特徴があるのだろうか。

ルヘインの原作は未読。正直なところ、出所するまでの父親との関係をもっとじっくり描いて欲しかったが。

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なお

4.0ベン・アフレックによる語りで進むハードボイルド風作品でもあり、一味違ったギャング映画だった。

2019年1月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 簡単には説明できないくらい、人種問題、政治問題が絡んでいて、最初はアイルランド系とイタリア系マフィアの対立というお馴染みの構図から始まり、ベン・アフレック演ずる主人公のジョー・コフリンが父親(ブレンダン・グリーソン)が警察幹部であることから、なんとかマフィアの傘下ではない少人数の強盗グループで生きてこられた。しかも、アイルランド系ギャングのボス・ホワイト(ロバート・グレニスター)の情婦エマ(シエナ・ミラー)と愛し合っているという、一歩間違えれば即暗殺という立場にあった。やがて、ジョー自身はアイルランド系であるものの、愛人関係を嗅ぎつけたイタリア系マフィアのマッソ・ペスカトーレ(レモ・ジローネ)に誘われることになる。そして、情婦エマは自動車事故で死亡・・・

 失意のもと、ホワイトに対する復讐心のみでペスカトーレの部下となり、中西部に逃げたホワイトを追うように、フロリダ州タンパを任されることになったジョー。禁酒法時代、密造酒で瞬く間にのし上がっていったジョーだったが、そこでは警察署のフィギス本部長(クリス・クーパー)との密約があったからだ。ボストンでは父親の庇護のもとで刑も軽くなったし、今度は汚職警官かよ・・・といった感じで、とにかく悪はこうして蔓延っていく光景を見せつけられる。

 タンパでは仕事仲間であったグラシエラ(ゾーイ・サルダナ)と恋愛関係になったジョー。アイリッシュと黒人という組み合わせも人種問題を打ち破る自由人ぶりだったが、ここでは対立するマフィアもいなくなり、KKKが彼らの行く手を阻むのだった。KKKの白人至上主義はマフィアよりも怖いことを見せつける。ジョーたちが経営するレストランでも平気で銃を乱射し、爆破もする。仕切っているRDという男と交渉しようにも埒が明かない。何しろRDはフィギスの義理の弟だったのだから・・・

 そんな困難を打破できたのはフィギスの娘ロレッタ(エル・ファニング)がカリフォルニアで薬物中毒になっていた写真を入手したからだ。なんとかカジノを建設できるようKKKに一撃を与えたのだが、彼女が更生してキリスト教に盲信して聖母のような存在となり、カジノ建設をも思いとどまらせることになる。彼女を殺せば上手くことが運んだだろうにと、やがてボスのペスカトーレが乗り込んでくる・・・

 ギャング映画というより、人種問題をテーマにしたジョーの半生といった作品(ただし、ジョー自身は人種のことに無頓着)。タンパの地下通路や脚本家であるジョーの兄なんて伏線もしっかり回収し、冷酷な裏社会の中にあっても愛を貫く男が描かれていた。汚いことは相棒のディオン(クリス・メッシーナ)に任せきりで、人殺しが嫌いだという設定も面白い。最後の映画館ではヒトラーも登場してくるが、第二次大戦までは予測できてなかったんだなぁ。そして、今や日本もギャングが絡んでるカジノを建設できる国になったんだという嘆かわしさ・・・

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kossy

4.0親と子と、悪と善と

2018年11月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

デニス・ルヘインの「運命の日」に続くコグリン家の話。

「運命の日」の映画化をずっと希求するも大作過ぎるからなのか映像化はされず、息子の話の方が映画化された。こちらの原作は積読なのだが、映画はしっかりと楽しめた。

相変わらず登場人物が多く、さらに「皆まで言うな的」な場面転換が続くためで頭の中を整理しながら観ることに。

自由は誰にでもあるが、皆が自由を目指すと悪に、自らの自由を他者のために制約する時は善に、という相反する理不尽さが根底に流れ、それを象徴するような形で物語が進んでいく。

おそらく原作には映画の尺で描ききれない重厚な設定や語り口が満ち満ちていると思われるので本棚から探し出してみよう。

ベンアフレック、昔はスリムだったけど、体型はすっかりオッサンになってしまって、それが気になってやや集中を欠くかな…

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北のやまさん

3.5完成度高いけど

2018年9月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

完成度高いけど、題材がありふれているかな。禁酒法時代のギャング。
で、この映画主人公は、ギャングだがどこか紳士的。自堕落なところはなく、道徳的な振る舞いをする。
それをベン君が演じているわけで、「ひねりがねえなあ」と、ちょっと思う。正統派すぎる。ラストではきれいに人生を語る。まあ、そこがよかったりもする。
たぶんこれはギャング映画ではない。ギャング映画は死生観と美学。
アルゴのあととあって期待しすぎた。

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okaoka0820

3.5ダブルのスーツで更に大きく

2018年7月12日
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ベンアフがダブルのスーツを着ると更に大きく見える。ギャングものはいつ殺られるかとハラハラしますね。彼の人生はこれで良かったのか...渋い作品でした。

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サラ

3.5淡々と話が進むギャング映画

2018年5月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

主人公のギャング半生物語。
前半は「内容薄いのかな〜」と心配してましたが、主人公がボストンに渡って活動する位から面白くなりました。
ギャングものですが、凄い銃撃戦がある訳ではありません。人間ドラマに重点を置いてます。
アメリカの時代(移民者、禁酒法、KKK)も楽しませてくれるので歴史勉強にもなります。
(ボリュームある題材の割には扱いはあっさりしてますが)

普通に面白かったですよ。

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巫女雷男

4.0奇をてらわずクラシカルで美しい

2018年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作を読んでみたくなった。地味ではあるものの画になるし格式を感じる禁酒法時代のギャングモノ。すぐぶっ放さずでもクライマックスでトンプソン撃ちまくる爽快感。
エンディングテーマもあってる。
タンパ、マイアミの川、海、橋の景色が美しい。
最後のシエナミラーのクズっぷりが見もの。イギリスのドーチェスターってそんなに底辺の街なのか。
ゾーイサルダナは相変わらず細い、細過ぎ。
ブレンダングリーソンの親父っぷりがいい。
エル・ファニングも魅せる。
ポスターのシーンがクライマックスとは。
母を失う男家族三代記。
第一次世界大戦に行って誰の命令にも従うのをやめたアウトローの物語。
なるべく人は殺さず正直に夜に生きる。

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消されるので公開しない

3.5夜への憧憬

2018年4月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

愛国心、正義、平等、公正、常識、モラル等は、反する事は許されず、守る事が義務となる。また、組織に所属していれば、これらの義務は自分では決められず、指図に従うが、その指図が必ず正しいとも限らない。これらの義務を無視して自分のルールを決める、反社会的サイコパスは願い下げだ。だが、自己都合を優先して夜に生きる。男にはそんな願望がある。

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ひろち

3.5レビュー

2018年4月10日
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ベンアフレック監督・主演、ディカプリオ製作、エルファニング出演と、この字面だけでもお腹いっぱいだが、内容も展開がいくつも用意されており、濃いストーリー。

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みそしる

3.0正統派ギャング映画

2018年4月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

単純

興奮

父親が警視正の家庭で育った主人公(ベン・アフレック)は第一次世界大戦に出征した後、ならず者になって帰ってくる。
強盗を繰り返し、ボスの情婦と恋仲になってしまう。
三人の女性が登場、エル・ファニング、シエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナと個性派をそろえている。

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いやよセブン

3.5現実味のあるギャング映画

2018年4月3日
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アクションが比較的に抑えられていて、人間ドラマに重点が当てられていることがとても良かった。父親との確執、マフィアの愛人との別れと再会、KKKやロリッタの宗教色、細部までいろんな現代にも通じるアメリカの社会批判が込められていて、なおかつ成功と代償、筋書きが良くできている。

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素子

3.5与えられた人生はひとつだけ、それを生きる

2018年1月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

禁酒法時代のボストン。父に反発しギャングの世界に足を踏み入れていく男の人生を描く。

「悪事は不況知らずだ」そんな優雅にかます男達も結局、因果応報な運命には逆らえずなんですよね。
禁酒法の時代を詳しく調べてみたら何とも穴の多い法律だこと。
征圧された生活の中で娯楽のお供となる女性たちはどんな存在だったんだろう。
自己主張なんて可能だったんでしょうか。そんなことも考えながらの鑑賞。
原作を読んでみたくなりました。
男性陣のセットアップにハットのスタイルは素敵。
ただエル・ファニングを筆頭に女性キャストをもっと艶やかに撮ってほしかったなぁ。

完全にベン・アフレック堪能目的でしたがやっぱり「パパが好き」に落ち着く。「ゴーン・ガール」のときのダメ男も捨てがたいけれどへたくそに笑う「パパ」なベンアフが好き…!

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yuki

2.5駄作

2018年1月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

抑揚もない駄作。興奮や感情の機微を感じたい人にはお勧めできません。暇つぶしの2時間にももったいないかも。劇場で観なくてほんとによかった。

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masayoshi/uchida