クリスマスの贈り物

またしても邦題に騙された。
ハートフルな作品かと思ったら、確かに“家族”を描いた感動作ではあるが、シリアスタッチのミュージカル・ドラマ。
母と二人暮らしの少年が、家賃を払えず立ち退きを強いられ、母と離れ、一度も会った事の無い祖父母と暮らす事に…。
少年と牧師でもある祖父の微妙な距離感、疎遠の祖父母と母、思わぬ偶然から出会った父の存在…。
話は他愛ない。
祖父、フォレスト・ウィテカーは安定感。
母、ジェニファー・ハドソンはさすがの歌唱力。
タイリース・ギブソンがシリアス演技で意外！(失礼！)

ミュージカルは好きじゃないしキリスト教信者でもないけど、これはなかなかよかった。最後ホロリとさせるし。 ジェニファー・ハドソンの歌は流石としかいいようがない（痩せてもあの声量！）。
黒人だけをキャスティングした映画。