不気味なものの肌に触れる

劇場公開日:

不気味なものの肌に触れる

解説

「THE DEPTH」「親密さ」といった作品で注目を集め続ける映画作家・濱口竜介監督が、構想途中の長編映画「FLOODS」の前日譚として撮りあげた中編ドラマ。父を亡くした少年・千尋は、腹違いの兄である斗吾とその恋人・美里のもとで暮らすことに。斗吾と美里は千尋を温かく迎え入れるが、孤独感に苛まれる千尋は同じ年の直也とのダンスの練習にのめり込んでいく。そんな彼らの周囲で、不穏な出来事が起こりはじめ……。キャストには「ヒミズ」の染谷将太、「さまよう獣」の渋川清彦、「カナリア」の石田法嗣ら実力派俳優がそろう。

2013年製作/54分/日本
配給:fictive
劇場公開日:2014年3月1日

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映画レビュー

3.0濱口竜介監督が2014年公開した60分程の中編

2022年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんとも変わった風味のフィルムだった。
荒筋を語っても、意味がない。
この映画の出来事はどこまでが現実で、
どこからが夢想なのかも分からない。
女子高生・梓(直人の元彼女)の死体・・・多分殺された?
僕が今朝、殺しました、と直人が言う。
アイツ(千尋)でなくて僕?
と、思う部分が多い。

2014年公開の作品
『FLOODS』のイントロに位置する映画・・と聞くが、
『FLOODS=大洪水』は未だ完成をみないし、頓挫したのか?

葬式帰りの3人が車で帰路に向かっている。
喪服の兄(渋川清彦)と同棲中の女性も喪服。
父親の葬儀の帰りらしい。
腹違いの弟(染谷将太)は言うことを聞かない高校生で、
素直に車に乗っていない。

高校の部活のシーン。
直也と千尋が踊っている。
不思議なダンス。
コンテンポラリーダンス?
直也(石田法嗣)と千尋(染谷将太)のダンスは、
決して互いの肌に触れずに
(たとえ2ミリに接近しても接触してはならない規則)
上半身が裸で下は黒の長ズボンのふたり。
妙にセクシーな気分になるダンスだ。

直也のガールフレンドの梓が、
「暫く距離を置きたい・・・」と告げて去る。
「理由は言えない」との事。

不穏な空気。
触れてはイケナイ!?
大洪水前夜!!
それは3・11の前夜のこと?

退屈なのに妙に引力が強い。
濱口竜介が大きく花咲く前の習作?
それにしてもハテナ(?)が多い。
『偶然と想像』で確かな存在感をみせた渋川清彦と
河井青葉が出演している。
河井青葉の女刑事というのもハテナ(?)である。

☆日本映画専門チャンネルで濱口竜介監督の初期作品から
『ドライブマイカー』までの全作品を特集している。

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琥珀糖

1.5本編を観なければわからない

2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0ダンス

2020年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

父を亡くした主人公(染谷将太)は異母兄(渋川清彦)と暮らすことに。
なかなか馴染めずにいたが、同い歳の高校生とのダンスにのめり込んでいく。
よくわからなかったが、雰囲気は独特のものがあった。

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いやよセブン

3.5不穏の質感

2018年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

不穏。背景が断片的すぎて最初染谷将太と石田法嗣がやってんの「コンテンポラリーダンス...で...良いんだよね...?」となった(この疑問は結局かなり後半まで解決されなかった)。
「分かる」ことを拒否されている気がした。そういう映画が駄目だとかそういうことではなくて、タイトルじゃないが触れるのが恐ろしい感覚なのだ。ぬめりとした質感の映画だった。

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andhyphen
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