幻の薔薇

解説

「キプールの記憶」「フリー・ゾーン」などで世界的に高く評価されるイスラエルの巨匠アモス・ギタイ監督が、フランスの女流作家エルザ・トリオレの同名小説を、「ルルドの泉で」のフランス人女優レア・セドゥ主演で映画化。第2次世界大戦後のパリ。美容院で働くマージョリーヌは、バラ栽培の研究者ダニエルと結婚する。念願のアパルトマンに引っ越して理想の新婚生活を手に入れたかに見えたが、マージョリーヌは高価な家具や家電を次々と購入するうちに借金を重ねるようになり、保守的なダニエルとの仲は険悪になっていく。

2009年製作/113分/フランス
原題:Roses a credit

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映画レビュー

5.0最初『情婦マノン』を思い出した

2022年6月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5破滅していく結婚生活

2021年8月21日
iPhoneアプリから投稿

破滅してゆく美しい人妻を演じるレア・セドゥ
妻が戦後の混乱や新しい時代のエネルギーに翻弄される中“幸せ”と思われる物に次々と手を伸ばしていくがその“幸せ”こそが幻の薔薇で、
夫が求めた“美しい理想的な妻”も幻の薔薇。そんなあるはずのない幻の「幸せ」を求めた故に破滅していくカップルを説明的な要素を排除して淡々と描いているのでとっても静かな映画だけど、50年代のインテリアやファッションを美しく再現してて目が幸せ。
この要素の少ない映画をレア・セドゥ の存在感だけでもたせてしまうのがレアセドゥ の素晴らしさ。とっても美しいし、ヘアスタイルやメイクもじっくり見れて楽しい。

エンディングで現代に収束していくってゆうのも面白い。
きっと日本でもあった戦後の時代の社会的な共通認識で存在していた“理想の幸せ”
に迎合できなかったからマージョリーヌは次々と物を欲しがって結婚生活を自滅的に破滅させていったけど
その“理想の幸せ”の幻想すら壊れた現代はどうなっていくのかってゆう終わり方でけっこう好き。

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madu

3.5レア・セドゥ 見たさにレンタル

2018年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

私も若い頃。そう十代二十代はクレジットカードの買い物で痛い目にあったかなぁ。
若さは甘い誘惑に弱い。ましてや旦那さんがいたり
祖父が支払ってくれるるとなると金銭感覚一度や二度は狂ってしまう気もなんとなくわかるなぁ〜。

この映画のテーマは金銭感覚の価値観、あとは美しい薔薇には棘があるだと思うが。テーマはさておき本当に美しいレア・セドゥ 。女優さんの美しさをDVD レンタルやお手軽な動画配信サービスなどで見れるようになった時代は逆にお金を使わない時代になった気もするが、兎に角この作品レア・セドゥ を見るだけでも
一見の価値ありオススメ映画。

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G・・HT3

3.0「物質」が象徴する幸せ

2014年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

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arakazu
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