劇場公開日 2014年3月7日

それでも夜は明けるのレビュー・感想・評価

全202件中、1~20件目を表示

5.0Shocking Tale from within the Last Two Centuries

2020年6月12日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

Chiwetel Ejiofor leads with finesse in this Hollywood-standard big history story told in avant-garde film style. McQueen crafts a fresh perspective at the painful mark of slavery. The modern touch to the film, as well as the more graphic and gruesome masochism brought to the screen, makes the past feel not so far away. Among the finest of the Best Picture winners, compliments your intelligence.

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Dan Knighton

3.0このメッセージ、目を背けてはいけない

2024年2月28日
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鑑賞方法:VOD

この目を背けたくなる時代。とにかく気が沈む。
つらすぎるテーマだが、現代を生きる我々もしっかり受け止めなくてはならない。
あらためて色々と考えさせられたが理不尽さばかりが心に残ってしまった。かなり評価された映画ではあるがどことなく物足りなさを感じてしまったのが正直なところかな。

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いけい

3.51981年ニューヨーク、サラトガ。

2024年1月21日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

ほんの150年ほど前はこういう状態だったのかと恐ろしくなる。
同じ人間とは思ってはいない黒人への扱い。
具体的な描写に心が痛くなる。
信心深いから日曜日は安息日であり、宗教が良心のもとになっている。
この考えが失われつつ現代の方が怖い部分もある。
主人公が救われたところで世界が何も変わっていないことが恐ろしい。

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かやは

5.0生き様に心打たれる作品

2023年12月31日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

時代背景や周りの環境にも屈せず、「自分」というものを持ち続けた男の生き様に心打たれました。

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有田和明

4.5本質は今も変わっていないのかも?

2023年11月27日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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parsifal3745

3.0ブラピがイケメンすぎた

2023年10月16日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Oliver

4.0ものすごい黒歴史

2023年8月17日
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鑑賞方法:TV地上波

知識としては知っていた奴隷制度に、その場に立ち会ったかのようだった。なんというすさまじさ。奴隷制を200年も続けたなんて、ほんとアメリカの黒歴史。それだけ長い時間かけて培った価値観は、同じだけ時間かけないと変わらないかもなぁ。

主人公ソロモンは、北部で誰かに所有されずに、音楽家として生計を立て、妻子と幸せに暮らしていた。騙されて南部に売られ、奴隷として生きた苦難の年月12年。殴られ蹴られ鞭打たれ。何度も死にそうな目にあいながら、諦めなかった。潤んだ目が情感たっぷり。

影の主人公パッツィのその後が気になるが、奴隷解放宣言まであと10年…保たないかもしれないな。あんな狂犬の下で、彼女の精神と肉体が耐えられると思えない。エップスはろくな死に方しないだろう。多くの黒人たちの恨みを背負って、呪われながら死ぬはずだ。そうあって欲しい。

ベネディクト・カンバーバッチとブラッド・ピットが、優しい白人役で登場。中にはこういう人もいたかもしれないけど、きっと少数派だったかな。

日テレの放送を録画視聴。

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ぷにゃぷにゃ

4.0ハッピーエンドではないよね。

2023年8月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

邦題は、未来に向けての希望的観測?
ソロモンだけのことを考えれば、夜明けはきたのだろうけれど。

重い、重い話。
 正直、また奴隷ものと気が重くもあり、それでも一人の人間として逃げてはいけないなんて義務感で鑑賞(何の義務感?)。

映画としては秀逸。
静かな、静かな、低音が響き渡るような映画。

映像に震える。
例えを上げたらキリがない。
蒸気船の外輪が回っている映像だけで、物語に引き込まれる。
これからどうなるのだと不安と映画への期待…。
すごい。

環境音も含めた音がすごく効果的。こんなに、自然の虫の声とかが、情緒を揺さぶるなんて。

そして、役者。

イジョフォー氏ってこんなに達者な演技をする役者だったっけ?
 それまで拝見していたのは『2012』『オデッセイ』『風を捕まえた少年』。正直、おいしい役をやっているけれど、可もなく不可もなくという感じだった。
 でも、この映画での演技と言ったら! 台詞もなく表情だけでやりきれなさを表現するシーン。”自由黒人”として、周りにも珍重され、自信満々の、人の好さと傲慢さをないまぜにしたふるまい。有能さを見せつけて、この境遇から抜け出そうとする野心的な、ちょっとジョンを小ばかにしているような表情から、後半、家畜化してきた表情。そして…。
 なんて豊かなものを持っていらっしゃるのだろう。
 イジョフォー氏が注目されるようになったきっかけの役である『オセロ』が観たくなった。

そして、ファスベンダー氏。
 見事に悪役を演じて下さっている。
 『危険なメソッド』くらいしか観たことがない。『危険なメソッド』は映画自体が切り込み方が足りなかったから、ファスベンダー氏がこんなにすごい役者だと気が付かなかった。
 『大統領の執事の涙』でも、主人公セシルの母は、農園領主の息子に凌辱されて自死し、それに抗議した父はあっさり銃殺される。それを知った女農園主がセシルを逃がすというところから物語が始まり、衝撃を受けた。
 でも、『大統領の執事の涙』の凌辱男と、この映画でファスベンダー氏が演じた男とは微妙に違う。エップスの、どこかに虚無感を抱え、それを必死にパッツイーに埋めてもらっているような様。そんな哀しみ・哀れさがにじみ出て…。でもだからってエップスのやったことは許されることではない。
 敵役がはっきりしているから、こちらも感情移入しやすくなる。監督もよく、ここまでやらせたと思う。ファスベンダー氏を信頼されているのだろう。『マクベス』も観たくなった。

そして、ダノ氏。
 小物感が最高!
 『キング 罪の王』でも、中身がないくせに置かれた立場に酔ってえらいつもりの男を演じていらした。そんな印象だと思っていたら『ナイト&デイ』では物語のキーであるオタクの役。けっして笑わすための演技はしていないのに、『ナイト&デイ』のアクション・コメディに妙にはまっていて、ふり幅のある役者さんだなあとファンになったら、この映画でも、映画のアクセントをピリピリ効かせてくれる。ゾクゾクする。

ニョンゴさんは、『スターウォーズ フォースの覚醒』で拝見しているはずなのに、記憶にない。『フォースの覚醒』は、私にとっては番宣として流れた映像ぐらいしか記憶にないくらい、突っ込みまくりの映画だったから?
 ニョンゴさん演じたパッツイーがいるからこそ、この映画があと引くものになった重要な役。

と、一人ひとりを挙げて称賛を送りたいくらい。

ただ、カンバーバッチ氏は、また似たような役だなあと思ったし、
ピット氏が出てきた時点で、展開が見えてしまって、興ざめ。ご本人が執筆したノンフィクションの体験記なのだから、結末はもともとネタバレなのだけれど、それに至る過程等も見どころなのだが。
 バスの役は無名の役者を使った方が、ハラハラしたのに。もしくは、途中で出てきた元監察官をピット氏が演じたらおもしろかったのにと、惜しい。

とはいえ、これだけのアンサンブルを見事に映画にして見せた監督と編集の方に惜しみない賛辞を贈りたい。

映画の途中、他のレビューでも取り上げられているが、ソロモンがあわや首つり?というシーンが出てくる。
 とても静かなシーン。で、長い。その前にも他の人の首つりのシーンは出てくるのだが、それよりもハラハラする。白人たちのふるまいもさながら、黒人たちのふるまいにもぞっとする強烈なシーン。
 ただ、よく見ると、最初、黒人たちはドアを閉めて家の中に入って見ぬふりをする。関わりになりたくないとばかりに。今のようにやじ馬であふれかえることなんてない。そして時間がたち、それぞれの生活が再開されて…。そんな中で、一人だけ、周りをうかがいながら、ソロモンに水を飲ませてくれ、足早に立ち去る…。
 いじめの構造と同じ。下手に助ければ、自己論理に狂った狂犬に目を付けられ、その牙がこちらに向かってくる。雇用主として、解雇すれば、雇用主を恨み、きっと仲間と一緒に家族を襲撃するだろうし、上司にだって何するかはわからない(飛び道具は怖い)。ましてや黒人なら…。へたに助けた結果の顛末はエップスの家でも起こっていたし。
 まずは自分の身を守ることが大切。

半面、ソロモン氏が生還できたのは、知らんぷりしなかった、元同僚の行動があってこそ。
 普段の人間関係が大切と五臓六腑に染み渡った。

とはいえ、ソロモンが生還してめでたしではなく、
パッツイーたちが残る。
だから、鑑賞後の後味が今一つよくない。

この映画は”奴隷”の記録でもあるが、同時に今なお続く、自分が成し遂げたいことのために何を犠牲に出るかという生き様と、人間関係の話なのだと思った。

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とみいじょん

4.0観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ 十二分にアメリカの黒歴史である黒人奴隷制度の裏にあったもう一つの黒歴史。ただ、ムチの代わりに言葉や暴力で人を従わせようとする人間は現代の日本にもいるよね。

2023年7月10日
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鑑賞方法:映画館

①こういう映画にはスターオーラのあるスターは出さない方が良いね。プロデューサーだから良い役を与えなければという忖度からかも知れないけれど、ブラッド・ピットの登場シーンだけ凄い違和感。その分減点。

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もーさん

4.0「それなのに夜は明けない」

2023年7月8日
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鑑賞方法:VOD

 たまたま生まれてきた時代が時代なら場所が場所なら、我々だってこの作品に出てくる虫けらのように扱われる黒人にも、人間として死にも値する恥ずべき行為を平気で行っている白人にもなり得たかも知れないと思うとゾッとする。我々人間ってなんて愚かなんだろうって・・・。日本人にとっても歴史的には同じような事実があり他人事ではない。現在も同じアメリカで同様の思想の元に黒人差別による凄惨な事件は後を絶たない。そういった現実をこの映画は改めて認識させてくれた気がします。
 なのにこの邦題、ちょっと酷すぎるんじゃない?内容が悲惨すぎて日本では観客動員が見込めないから無理やりポジティブなタイトルにしたってこと?製作者側の伝えたいメッセージと真逆じゃない?何かを訴えたくて渾身の力を込めて映画を製作する人たちに対する冒涜に思えてくるのは私だけだろうか。

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おまつ

4.0個人的にはホラー映画より恐かった

2023年7月7日
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泣ける

悲しい

怖い

「自由黒人」と言う呼び方が普通に扱われてたこと自体変だと思うけど、そうやって身分を確立して周囲と良好な関係を築いていた人が、突然全てを失うことがあるなんて、恐ろしかった。
たった1枚の紙の証明書の有無で奴隷になってしまうなんて、彼らの立場がいかに危ういものだったのかを感じられる。
たとえ証明書を持っていても、携帯してなければ自分を守る術がないなんて…。

仲間を埋葬する時に初めてソロモンが一緒に歌うシーンで涙が出た。
長い年月がたってしまったんだと言うことをひしひと感じるシーンだった。
取り戻せないとんでもなく長い時間が過ぎてしまった悲しさがあった。

なによりも恐かったのが、ソロモンが首を吊られた状態で何時間も放置されてたこと。
監督官は助けてくれたのに、何で縄をといてくれないの?
私の勉強不足なんだろうと思うけど、なんで雇い主が帰ってくるまで放置だったんだろう…。
苦しんでるソロモンの後ろでしれっと日常生活を送る奴隷たちや、楽しそうに遊ぶ子供の姿がどんなホラー映画よりもホラーでした。

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nyamnyam

3.5奴隷を「所有」しそれで「遊ぶ」“白人”の心には何が起きていたのか。

2023年3月26日
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鑑賞方法:VOD

奴隷を「所有」しそれで「遊ぶ」“白人”の心には何が起きていたのか。

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ouosou

3.0現に今も問題となって続いているアメリカの負の部分。 同じ人間なのに...

2022年6月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

現に今も問題となって続いているアメリカの負の部分。
同じ人間なのに、実際にこういう時代があったのだと思うと観ていて悲しくなる。
自由黒人という人たちがいたことを初めて知った。
それでも夜は明けて自由になれても、救われない人たちがほとんどだった。
そう思うと切ない。

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よっしー

3.5酷い話だが米国黒人奴隷エピソードのほんの一側面なのだろう

2022年4月3日
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19世紀中ごろ、ニューヨークでは自由黒人であった男が、奴隷ブローカーにまんまと騙され拉致連行。
南部で強制労働に使役され、12年後に解放されたという実話実写化。

奴隷たちに対する仕打ちや暴力は誇張ということはなく、実際はもっと酷かったのではと容易に推察される

当時の奴隷制度を容認するアメリカ白人の横暴さに批判の目を向けるのは自然な感情ではあるが、自身に関して「我が身を振り返り」他者に対する非人道的な行為など脛に傷がなかったか思いを巡らすよき機会になったとも言える。

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resuwisshu311

2.0今も差別は残る ヨルダン川イイね

2021年12月31日
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鑑賞方法:VOD

なんか釈然としない。しかし、現実だから仕方ない。
JAZZの夜明け いやいや、ブラックミュージックの夜明けって事だなぁ。ヨルダン川(ワークソング)イイね。JAZZって差別用語だと理解した方が良い。
マンディンゴって映画があったけど、あちらの方が良かったかも。
終わり方が釈然としない。マックイーンって黒人の監督なんですね。遠慮してるな。差別は終わっていないんだから。
これが今年最後の映画。振り返れば、地獄の黙示録が今年の始まりだった。丑年の最初に見る映画では無く、今年はどうなるかと構えたら、ろくな事ない年だった。来年は良い映画たくさん見るぞ。
バイオリンって言っているが、フィドルでしょう。もっと音楽聞きたかったなあ。

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マサシ

4.0ハッピーエンドではないのは真実だから

2021年12月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

いたたまれない。

黒人奴隷制はあったことは理解しているけれど、映像で見せられるとキツいですね。

しかし、かつて世界で実際に起こった残酷な出来事を仮に体験できたことで見て良かったと思える。

今現在もどこかの国では普通なことなのだろうと思う。

マイケル・ファスベンダー(つまりマグニートー)が奴隷を拷問し酷使するのは普通すぎて、ブラピがいい人役やるのも普通すぎて意外性が少なかった点がマイナスだったかな。配役逆だったら…うーんそれも合わないか。

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映画鑑賞初級

4.0ブラピが神様に見えました

2021年11月1日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

人間と自然を自分の所有物にできると思ってる人間とそれに苦しめられた歴史、でも終わっていなくてまだ続いている。

美しい自然、緑したたる風景の中で虫の音や鳥の囀りが聞こえる。日の光も夕陽も美しい。そんな自然の中で働く人々。一見、美しい絵画のようだ。でもちょっと視線を動かして見えるのは、鞭で打たれ肉が裂かれ血だらけの背中や木の枝から首を縛られてぶら下がり爪先をどうにか地面に触れるようにして放置されている人たち。

空気も土も植物も水もすべてがすべての人間にとっての賜物で、誰一人として所有できない。所有欲から人間はいまだ自由になれない。全てを破壊しつくすまで続くのだろうと半分思い、今がやめられる時なのかも知れないと半分思いたい。

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talisman

4.0奴隷制度というか、いつの時代も白人がヤバい。 死後に裁きと地獄があると信じている。

2021年10月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

17世紀から19世紀にかけて、およそ1,200万人のアフリカ黒人がアメリカ大陸に渡った[5][6]。このうち、5.4%(645,000人)が現在のアメリカ合衆国に連れて行かれた[7]。1860年のアメリカ合衆国の国勢調査では、奴隷人口は400万人に達していた。(参照:wiki)

一部の白人野郎が綿花を摘ませるだけでなく、黒人女性は性的に弄ばれた。 リンカーンは偉大だった。

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Clements

4.5黒人を侮辱する単語も、その意味すらも知らなかった。

2021年9月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

人種差別という非常にセンシティブな内容に、ド直球で切り込んだ素晴らしい作品。未だに根深く残るこの問題に、無知というのは言い訳にならない。鑑賞して自身の無知を心から恥ずかしく思うと同時に、こんなにも酷い時代が本当にあったのかと衝撃を受けた。

普通の日常が一変してしまう恐ろしさ、そしてそれが当たり前となっている法律、心が折れて抵抗すら出来ない程の圧倒的な暴力。冒頭から観ていて気持ちがずっとモヤモヤ、気分が悪くなるくらいの現実。

字幕で鑑賞、冒頭からカタカナで『n※※ger』という言葉が幾度となく出てくる。何となく黒人奴隷の総称の様な使い方をしているのは分かったが、気になって後から調べてみると単語自体がタブーとされる程の強烈な言葉。そして物語が進むにつれて、使ってはならない程の過去があったと、嫌でも納得させられる。

主人公ソロモン(プラット)役キウェテル・イジョフォーが、迫真の演技で、苦悩、苦痛、憤り、悲しみ、後悔。そして、家族への愛と、12年という奴隷としての強制的な時間の重みを表現。とにかく演技が素晴らしい。

時代がそうさせたとは決して言い切れない、人間の醜い部分を"これでもか"と見せつけられる。何よりこの筆舌に尽くし難い程の嫌な役を演じ切ったエップス役マイケル・ファスベンダー、エップス夫人役サラ・ポールソンに称賛を贈りたい。

【ジョーカー】や【レヴェナント】を観た後の様な、何とも言葉に表せられない複雑な感情。気持ちの整理がつかず、感動のラストのはずが気持ちが涙まで辿りつかない。

アカデミー作品賞受賞も納得の脚本、時折挟まれる絶妙な間は、物語の深みと鑑賞者の没入感を最大限に引き出している。史実を題材にした映画としては、かなり高い完成度。ただ史実をなぞって投げっ放しにするのではなく、しっかりと問題提起まで昇華している。

重たい内容だが、(自身を含めて)世界を知らな過ぎる日本人に、是非観て頂きたい、考えて頂きたい作品。

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アル

2.5やるせない、つらい、

2021年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

やはり重いテーマの映画だった。
見ててつらくもあったけど、当時の制度や白人連中のひどさにあきれつつもやるせなくなった。

過去の戦争や争いと同じように、歴史にはひどい、理不尽なことがあるものだ。。。

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けい