サクラサク

劇場公開日:

サクラサク

解説

認知症の父親と、家族を顧みず仕事に没頭してきた息子とその家族の再生を描いた、さだまさしの短編小説を映画化。大手家電メーカーに勤務する俊介は、一見すると順風満帆なサラリーマンだったが、家庭では妻・昭子との関係が冷え切り、次第に息子、娘との関係も破綻していく。そんな生活の中、同居する父の俊太郎が認知症を発症したことから、俊介は家族との絆を取り戻すべく、家族を連れ出し父親の故郷へ旅をする。主人公の俊介を緒方直人、妻・昭子を南果歩、父・俊太郎を藤竜也が演じる。さだの小説の映画化は「精霊流し」「解夏」「眉山」「アントキノイノチ」に続いて5作目で、「精霊流し」でも監督を務めた田中光敏が再びメガホンをとった。主題歌をさだ自らが担当。

2014年製作/107分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2014年4月5日

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(C)2014「サクラサク」製作委員会

映画レビュー

3.0ごめんなさいと言いたかった。ありがとうと言いたかった。

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年5月6日 #サクラサク 鑑賞
#さだまさし 原作。父親が認知症になったことでバラバラだった家族がひとつにまとまるいいお話。#美山加恋 がスレた娘になっていた。
#緒形直人#藤竜也#南果歩#矢野聖人#美山加恋

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とし

2.0都合のいいさだまさし感動作

2019年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

どうもさだまさしの小説の映画化作品は性に合わない。
どれも健全な感動作なのだが、何だか綺麗事過ぎて、理想的過ぎて。『解夏』とか『眉山』とか。唯一良かったのは、『風に立つライオン』くらい。
加えて本作は、難病モノ。
こりゃあ何処か説教臭くて押し付けがましい感動メッセージが明白…。

家庭を顧みず、仕事一筋の男。妻との関係は冷え、子供たちともぎくしゃくしている。
そんな時、同居している父親が認知症に。それをきっかけに、家族との関係を見つめ直す…。

話は普遍的で悪くはない。良かった点や突き刺さる点も。
認知症になった父を、家族は誰も介護しようとしない。仕事終わって家に帰り、介護という重労働。軽薄な家族だが、これまで無視してきたしっぺ返し。
しかし、家族は全くの見て見ぬフリという訳ではない。息子が影で介護してくれていた。ダメ息子と勝手に決め付けていたが、初めて知った一面…。
自分の人生の末路や老いも恨まない…そうしみじみと語る老いた父役の藤竜也が悲哀滲ませる。

突然の衝動に駆られたかのように、家族を連れて旅に出る。
父の記憶が失われていく前に、父の思い出の地を。
この旅の中で、息子は協力的。最初は嫌がっていた娘も旅を楽しみ出す。ずっと頑なだった妻も…。
家族がまた、一つになる…。

しかし、どうもここが都合良過ぎ。
これまで散々家庭を顧みないで仕事だけやって来て、突然家族との関係を取り戻そうとする。旅にも半ば強引に連れて行く。しかも、仕事で信頼されている上司から昇進を約束されていたのに、それを捨てるという今までの仕事一筋人間設定は何だったの…? 仕事より家族を選ぶは聞こえによっては尊いが、本作の場合説得力に欠ける自己チュー。
あんなにぎくしゃくしていたのに、あっという間に心を許す家族も家族。
何だかいずれも、都合のいい感動作の為のピースに過ぎない。

可もなく不可もなく…だったが、終わってみると、難点ばかり気になる。
やはり綺麗事事で理想的な都合のいいさだまさし感動作。

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近大

4.0【完全に冷え切った家族が徐々に再生していくロードムービーの小品】

2019年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

  家族を顧みず、(というか、現実から目を逸らすために)仕事に没入する男。

  夫の一度だけの浮気以来、表情を失った抜け殻のような妻(南果歩:良い)

  男が小さい頃から尊敬してきた父(藤竜也)が自ら自分の老いを自覚しながらも抗えない認知症という病。

  藤達也演じる俊太郎が、”僕はボケたのかい・・・・”と言うシーンが切ない。

  男が漸く事の重大さを認識し、自分の出世を犠牲にして無理やり家族を旅に連れ出す部分はかなり無理があるが、響く箇所はある。

  後半、綺麗に纏め過ぎた感は否めないが、多くの家族が直面するだろう問題を取り上げた作品。

  男を演じるのは緒形直人。監督は田中光俊。原作はさだまさし。

<2014年4月5日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

3.5認知症の話。辛い、辛すぎる。今、母親がそう。そしてそれは遠くない将...

2017年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

認知症の話。辛い、辛すぎる。今、母親がそう。そしてそれは遠くない将来、私の身にも必ず。

南果歩が痛々しい。夫に目を合わせることのない生活。現実の夫と今そうなんだろうなといらぬ心配をしてしまう。
息子、ええ奴すぎる。誤解して手をあげた父、きちんと謝らないかんでしょ。どっちかとというと娘の方にこそいらっとせな。
そんな何にも見えぬ父、認知症の本人に諭されます。「人を褒めるには、その人のことを一生懸命見つめなければならない」その通りだ、心に染みた。ここまでは良かった。

ここからの奇跡が安易にすぎる。崩壊家族、夫婦はアッと言う間に…認知症はよもやの…ありえませーん。
極め付けはバスにも負けぬ緒方直人、そして桜の花びら。
文部科学省推薦のような映画。そういや緒方直人作品に前にもあったな。
エンディングの歌詞が心に残る
心に咲く花は 季節を選ばない

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