六月燈の三姉妹

劇場公開日:

六月燈の三姉妹

解説

「半落ち」の佐々部清監督が、家業の和菓子店再建を目指して奮闘する一家が繰り広げる人間模様を、実在の店をモデルに描いたハートフルドラマ。鹿児島県のとある寂れた商店街。その一角にある家族経営の和菓子店「とら屋」も、大型ショッピングセンターに客を奪われ赤字が続いていた。そんな店を建て直すべく、離婚した父と母や出戻りの長女、離婚調停中の次女、結婚直前に婚約破棄した三女、さらに東京から次女を追ってきた夫も加わり、六月燈の夜に発売する新作和菓子「かるキャン」で逆転を狙うが……。

2013年製作/104分/G/日本
配給:ピーズ・インターナショナル
劇場公開日:2014年5月31日

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(C)「六月燈の三姉妹」製作委員会

映画レビュー

3.0鹿児島を舞台に方言が満載なのでほんわか、派手さはないけど地味に訳あ...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

鹿児島を舞台に方言が満載なのでほんわか、派手さはないけど地味に訳ありの三姉妹とその家族を描いている。
不器用な家族、こういう家族の姿もあるだろうなと思いながら観る。
その三姉妹、吹石一恵、吉田羊、徳永えりも自然でよかった。

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よっしー

3.0かるきゃん

2021年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

もう少し鹿児島県の風土をアピールしても良かったのではと思いましたが、良くも悪くも疲れた日に何も考えずほっこりと鑑賞することができました。バツあり母娘なんて、とても現代的ですね。軽羹好きなので、かるきゃんは食べてみたい。

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ミカ

1.0学芸会+故郷ノスタルジー

2020年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.5ちょっと変わってて程好い美味しさの“かるキャン”家族

2017年8月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

幸せ

家業である和菓子屋を建て直すべく奮闘する家族。
笑えて、ちょっぴり感動して、ほっこり、佐々部清監督による手慣れた佳作ではあるが、まず難点から。

鹿児島を舞台にしたご当地ムービーで鹿児島の空気は伝わってくるが、町興しムービーとしてはそれほど魅力は伝わらない。
方言は勿論心地よいが、確かにちょっと意味が分からない。
主に家族の絆が話のメインで、新商品を作って店の再興の要素もあるが、あまり主軸になってない気もする。
何より、タイトルの“六月燈”(燈籠などを飾る鹿児島伝統の祭り)がほとんど話に関係ない。

父と母、三姉妹、一見普通の家族と思いきや、ちょいと訳ありの家族関係が少々複雑。
加えて、一人一人諸々の問題を抱えていて、ホームドラマだからいいようなものの、シリアスだったら相当なドロドロ劇。
母はバツ2。死に別れた最初の夫との間に長女と次女、2番目の夫との間に三女。
尚、この2番目の夫とはすでに離婚しているのだが、職人として働いている。
実家に戻って来ている三姉妹。
長女は出戻り。
次女は離婚調停中。夫はヨリを戻そうと、はるばる鹿児島まで追いかけて来ている。年下の男性から言い寄られている。
三女は婚約破棄。職場の上司と不倫中。
母親が「離婚はウチの家族の伝統行事」的な事を笑いながら言ってたけど、もう一度言うけど、ハートフルなホームドラマだからいいようなものの、実際にこんな家族居たらドン引き~!

可もなく不可もなくって感じではあるが、邦画らしい邦画としてはほのぼのと楽しんで見れる。
家族を演じた役者陣の好演。
長女・吉田羊、次女・吹石一恵、三女・徳永えり。
地元で評判なのも分かる美人三姉妹。お祭りで三人でキャンディーズを歌うシーンはお宝もの。
母を演じた女優さんの名前…えっと、あれ、あれ…市毛良枝と、こちらは本当に名前が分からない父親役、適材適所。
とりわけ印象に残ったのは、
三女の徳永えり。自由奔放でマイペースな性格と思いきや、実は次女より抱えている問題で今にも押し潰されそう。昔から家業を継ぐ事を内心考えていたが、父から「不器用」と言われそれを引きずり、“見返してやった”ラストにジ~ン…。
次女の夫。鹿児島まで追いかけて来て、明日には帰ると言いながら滞在を延ばして何度もひょっこり現れたり店を手伝ったり、プチストーカー気味。冴えないけど、でもこの夫、いい人だよ。サイテー男じゃない津田寛治が好助演。

訳あり家族を通して、普遍的な家族の形をしみじみと。
甘い“かるキャン”の後味残るような程好い美味しさ。

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近大
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