陽なたのアオシグレ

劇場公開日:

陽なたのアオシグレ

解説

学生時代に手がけた自主制作の短編アニメ「フミコの告白」が文化庁メディア芸術祭やオタワ国際アニメーションフェスティバル、YouTube Video Awards Japanなど国内外で受賞を果たし、YouTubeで260万回再生を突破した新鋭・石井祐康監督の劇場公開デビュー作となる短編。内気な小学4年生の少年ヒナタは、クラスの人気者の女の子シグレに恋していたが、話しかけることもできず、彼女と過ごす時間を妄想するばかり。ところが、ふとしたきっかけで2人は急接近。ヒナタは至福の日々を過ごすが、ある日突然、シグレが転校してしまうことに。まだ告白もできていなかったヒナタは意を決し、去っていくシグレを追いかけて学校を飛び出す。人気バンド「スピッツ」の楽曲「不思議」が挿入歌として使用され、クライマックスを盛りたてる。なかむらたかし監督の短編「寫眞館」と2本立て上映。

2013年製作/18分/G/日本
配給:スタジオコロリド
劇場公開日:2013年11月9日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
石田祐康
企画
宇野英男
製作
宇野英男
若山泰親
神田裕司
宇野航
川上洋一
坂田奉文
プロデューサー
佐藤謙次
原案協力
新井陽次郎
キャラクターデザイン
新井陽次郎
作画監督
新井陽次郎
原画
間崎渓
動画
間崎渓
作画管理
間崎渓
色彩設計
のぼりはるこ
色指定・検査
上野夏子
美術
村上和浩
CG
村上和浩
撮影
西永里美
タイトルアニメーション
湯川ゆかい
音楽
市川淳
音楽監督
岩浪美和
音楽プロデュース
岩浪美和
音響効果
小山恭正
サウンドミキサー
山口貴之
挿入歌
スピッツ
アニメーション制作
スタジオコロリド
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(C)Studio Colorido.

映画レビュー

3.5一点豪華主義の見事な短編映画

2018年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

アニメーションの醍醐味はやはり動きだが、この短編映画はまさにその醍醐味に自覚的だ。18分の短い時間でダイナミックなシーンの一点突破に活路を見出した。短編映画だからこそ許されるやり方だろう。

物語はいたってシンプル。小学生男子が好きな女の子と仲良くなれたが、女の子が転校してしまう。想いを告げる最後のチャンスの転校日に少年は少女を追いかける。

この追いかけるシーンを幻想と現実を交えて描いているのだが、このシーンのアニメーションが素晴らしい。むしろ他のシーンはかなり省エネで作画枚数を減らしている。

走る電車を追いかける少年に鳥が近づき少年を乗せて飛翔する、電車も空を飛び、大空を駆け抜けていく。わずか数分間のファンタジックシーンだが、アニメーションのカタルシスを存分に詰め込んでいて、素晴らしいセンスを感じさせてくれる。

スピッツの楽曲もシーンを大いに盛り上げてくれる。短い映画だが、大きな感動をくれる作品だ。

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杉本穂高

4.0空も飛べるはず

2023年12月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

萌える

監督と脚本は『雨を告げる漂流団地』の石田祐康
『ペンギンハイウェイ』も監督は石田祐康

あらすじ
内気な男の子日向はクラスメートの時雨に恋をした
時雨は日向に好意を抱くが日向は告白できず仕舞い
そんなある日に時雨は転校することに

まずタイトルが良い

スピッツの曲が流れてからの幻想世界好き
ニルスのように白鳥の背中に乗って空を飛び電車もウルトラQの最終回の如く空を飛ぶ
みんなみんな空を浮く
日向少年の妄想か
全て石田祐康の世界
大好き

不可抗力とはいえ女の子のスカートの中に頭を突っ込むのはいかがなものかと
日向少年は石田祐康監督の少年時代を投影したキャラクターなのか
それは少年時代からの石田少年の願望か
女子のスカートの中に頭を突っ込んだまま職員室に連れて行かれた中学時代のヒゲゴジラは教師たちに体罰を受けボコボコにされた
作者が違うとここまで違うのか

エンドロールのあとに続きあり

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野川新栄

4.5アニメの線に黒以外を使用して、スフマートの様な効果を出している。

2022年12月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5心がキュッとなります

2022年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

小さな恋と成長の物語。
何だか久しぶりに観たくなりました。
最初男の子がモニャモニャしてるだけなんですが、起点からの疾走感が良いんです。
アヒル?を使ったのも「ニルスのふしぎな旅」を思わせて、心くすぐられる演出。
転校という少年時代の大イベントを等身大の視点で、ダイナミックにそしてドラマティックに描いていました。
短い尺ながらもスピッツも楽曲も相まって、とても心がキュッとなりましたよ。
これはすごい好き。

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白波

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