寫眞館

劇場公開日:

寫眞館

解説

「パルムの樹」「ファンタスティックチルドレン」監督、「AKIRA」作画監督などで知られる実力派アニメーター、なかむらたかしが、明治、大正、昭和を通して、1人の女性と写真館の主人の交流を描いた短編アニメーション。丘の上で写真館を営む主人のもとに、ある時、一組の新婚夫婦が訪れる。気恥ずかしそうにうつむく婦人を、主人は機転を利かせて笑顔にし、写真に収める。時は流れ、夫婦の間に生まれた愛娘が両親に連れられて写真館にやってくるが、写真を撮ろうとしても娘は仏頂面のまま。主人は必死に娘の笑顔を引き出そうとするがうまくいかない。その後も入学や就職、結婚など、娘は人生の節目ごとに写真館にやってくるが……。なかむら監督が自ら原画も担当。ショパンの楽曲にのせたセリフのないサイレントアニメで、明治から昭和へと移ろう時代をノスタルジックに描いた。スタジオコロリド制作の短編「陽なたのアオシグレ」と2本立て上映。

2013年製作/18分/G/日本
配給:スタジオコロリド
劇場公開日:2013年11月9日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
なかむらたかし
原画
なかむらたかし
美術監督
木村真二
動画検査
大谷久美子
色彩設計
中内照美
撮影監督
佐藤光洋
CGI監督
大藪大介
音楽
市川淳
音響監督
岩浪美和
音楽プロデュース
岩浪美和
音響効果
小山恭正
サウンドミキサー
山口貴之
アニメーション制作
スタジオコロリド
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映画レビュー

3.5女児を笑わせたい写真屋ボーイと撮影となると笑わないガール

2023年12月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

単純

監督と脚本と原画は『風の谷ナウシカ』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の原画を務め『AKIRA』では作画監督を務めたなかむらたかし

時代は明治大正昭和
生まれつき写真撮影となると決して笑わない女性生涯
その彼女を笑わせたい写真屋さんのピエロぶり
終始仏頂面だが人生の局面局面で度々日の丸写真館に訪れる
父を亡くし戦争で息子を亡くし夫も母も死んだ
ひとりぼっちの老婆
写真屋さんは病気で店を休んでいたが入店した老婆
最後は2人でにっこり写真撮影

セリフなし
ピアノ演奏のみ
絵は好き
単純なストーリー
オチも読める
でもまあ悪くない

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野川新栄

5.0ハイ!チーズ。少女終末旅行の記念写真を思い出した。

2023年1月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

2.5時代感や画力はもちろんとても良かったけど、主人公の女性に全く魅力が...

2022年3月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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zzzzz

5.0美しくももの悲しい時代を生き抜いた痕跡

2022年3月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

宮崎の風立ちぬと同じ時代を描きながら、その映像の美しさとは裏腹に女性が一度も笑顔になれない時代を痛烈に風刺すると同時にその時代を生き抜いた糧は笑顔そのものであった事の矛盾に気付かされると言う虚しさ。ただその笑顔は実は身近な処にあったと言う気付きがテーマとなる。

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mark108hello
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