大ちゃん、だいすき。

劇場公開日:

解説

障害を持った子どもと共に、ひとつひとつ試練を乗り越えていく姿を通して、家族の愛や絆、人々の温かさを描くアニメ映画。原作者・星あかりが養護学校の教師をしながら書き下ろした児童書『大ちゃん』をもとに映画化。監督は、「軍隊をすてた国」の山本洋子。大ちゃんの母の声に、酒井法子。まいの声に、「ブレイブ・ストーリー」の永嶌花音。

2007年製作/80分/日本
配給:映画「大ちゃん」製作委員会
劇場公開日:2007年8月18日

ストーリー

信治(声:森川智之)と洋子(酒井法子)は若くして結婚。最初にできた子どもの大(だい)ちゃんは、重度の障害を持って生まれた。二人目は元気な女の子・舞(まい)。三人目は妹の咲(さき)。母親の洋子は、大ちゃんと妹二人を抱え、厳しい現実の中、どんなことにも負けずに生き抜いて行こうと誓う。大ちゃん(亀井芳子)は、くりくりした目に、両方つながって一本になった眉で、孫悟空そっくり。耳はほとんど聞こえず、左手はくっついて三本しかない。いつもにこにこして、抱っこをせがむ大ちゃんは、まい(永嶌花音)の弟みたいだ。まいが小学校四年生になった頃、まいの小学校と大ちゃんの通う養護学校の交流がはじまり、クラスのダンプやタケたちが大ちゃんをからかう。次の日、教室に描かれた大ちゃんの落書きに傷ついたまいは、学校を飛び出す。そんなまいに、母の洋子は、大ちゃんにどれだけ愛情を注いで一生懸命に生きてきたかを話した。ある日、大ちゃんのクラスメートの愛さんが家に遊びに来て、まいは愛さん親子も交流で悩んでいたことを知る。夏休み直前になって突然、母が過労で倒れ、妹の咲は祖父母のところへ、大ちゃんは施設にあずけられることになった。しかし、なかなか施設に慣れず、抱きついて離れない大ちゃんを見て、まいは夏休みの間、大ちゃんとふたりで過ごすことを決心する。大ちゃんは、ラジオ体操で町内の子どもたちや、まいの友だちと仲良くなる。また、階段から落ちた大ちゃんをダンプに助けられ、はらはらさせながらも、まいは大ちゃんとなんとか無事に夏休みを過ごすことができた。来年の交流の話し合いのとき、クラスで交流について意見が出される。そのときまいは、おもいきって今まで胸に秘めていた思いをみんなにうちあける。春の光あふれる中、大ちゃんは四年二組のみんなに祝福さ

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
アニメーション監督
荻原露光
脚本
山本洋子
原作
星あかり
企画
桂壮三郎
製作
桂壮三郎
プロデューサー
田中道哉
米田知正
キャラクターデザイン
高橋直樹
総作画監督
西城隆詞
撮影監督
岩澤博樹
美術監督
多田喜久子
音楽
大島ミチル
音楽プロデューサー
安東義史
音響監督
清水勝則
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映画レビュー

4.0大切な家族だけれど………

2014年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

差別されたくない………障害者を身内に持つ人が他者からの差別を恐れる様を子どもの目を通して見せてくれる。
子どもが観ても十分理解し、楽しめる作品。

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